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借金癖は病気なの?借金依存症の特徴とカウンセリングの治療法

 2017/12/24 お金のトラブル   10,258 Views

なぜ借金を繰り返してしまうのか?

お金を借りたら返さなければならないことは、誰でもわかっていること。なのに返すことができないまま、また借りてしまう。返せなくなることがわかっていながら借金を繰り返してしまう。

「借金が癖になっている?」
「これって借金依存症では?」
と自分で気づいている方もいるでしょう。

しかし大抵は借金依存症となっている本人は気付かず、お金を借りることを繰り返してしまっています。また、借金を繰り返す息子を持ち、家族が借金依存症ではないか、と心配しているケースもあるかもしれません。

なぜ借金癖があったり、借金依存症になったりするのか、少しでも改善するにはどんな方法があるのかをご紹介します。

また、物理的にお金を借りられなくしてしまう方法もあるので、そちらも併せて確かめておきましょう!

借金癖や借金依存症の原因は?

借金する人は育ちが原因ってホントなの?

統計を取れるわけではないので、一概にはまとめられませんが、育ってきた環境によって借金に依存しやすくなる可能性はあります。

よく「生活のレベルは落とせない」といったことを聞きますよね。贅沢な生活が通常の環境で育った場合、急に切り詰めて暮らせと言われてもできないものです。

また、両親のどちらかが気軽に借金するようなタイプだった場合にも、罪悪感なく借りてしまう例も多いのではないでしょうか。

嘘つきの人が借金依存症になる?

嘘はすべてが悪いもの、悪事へつながってしまうわけではありませんよね。そのため嘘をつくこと自体は軽視されやすいものです。

しかし、依存症や嘘つきは人格障害(パーソナリティ障害など)が原因となっていることがあります。相関関係があるので、「どれも同じもの」と思われやすいですが、治療は異なります。

依存症の治療をしたのに、嘘を重ねてまた借金してしまう、この場合は人格障害の疑いがあるのです。自己診断や周囲の決めつけではなく、正しく診断を受け治療をスタートしたほうがよいでしょう。

アスペルガーや発達障害だと借金依存症になりやすい?

依存症は、ベースに発達障害があることが多いといわれています。注意の欠陥などを理由に、お金を管理することが苦手なケースが大半です。欲しいと思う衝動を我慢できなく、ブレーキがかからないのでお金を使ってしまい、足りなくなって借金という流れになりやすいのです。

発達障害などがあると、すべて借金依存症とはまとめられません。しかし、意識してお金を管理し家計をコントロールしないといけない状況とはいえます。

カード依存症から借金依存症になることがある?

「今は現金ないけど、カードで払ってしまおう」「クレカがあるから欲しいものを我慢しない」といったように、クレジットカードを手持ちの金額を超えて使う方は、カード依存症の疑いがありますね。

カードを使い過ぎてしまう依存症は、「支払日に足りないときに他で借りればいい」と考えてしまいがちです。借りることで解決しようとすると、借金依存症になるのは無理もありません。クレジットカードも現金に近い感覚で、計画に利用しましょう。

お金依存症や金癖が悪いと借金癖につながる?

お金に過剰に依存している、身の丈にあった生活ができないなど、お金自体に依存していたり、金癖が悪かったりすると、やはり借金依存症や借金癖となりやすいでしょう。

普段から家計が赤字でもあまり気にしない、さらにキャッシングなどで解決しようとするようになる可能性が高いからです。

借金癖があるタイプの人物は、自分に甘い、見栄っ張り、言い訳が多い、お金を貸してと言っても断れない相手とばかりつき合うといった特徴を持っていることがあります。

こんなケースもある!借金依存症や借金癖の結果は?

旦那の借金依存症で離婚

旦那が借金依存症だと思います。何かといえばすぐ借りる、お給料の額を越えてギャンブルをしようとする、貯金を崩すことに特に罪悪感もなさそうです。借金額が大きくなると、妻である自分が返済しないといけないんでしょうか?また、借金依存症を理由に離婚はできますか?

配偶者の借金は、保証人になっていない限り返済義務はありません。しかし、借金を繰り返す依存症の状態では、生活するのも難しくなってしまうでしょう。

夫が借金依存症の場合は、婚姻を継続しがたい重大な事由があると判断され、裁判などでも離婚が成立する可能性があります。

彼氏に借金癖があり大失敗

つき合っている彼氏に借金癖があります。普段から小銭がないから立て替えといて、財布を忘れたから出しといて、ということが結構多くちょっと疑いは持ってたんです。そうしたら、この間起業するから200万円貸してくれといわれ、絶対返すという言葉を信じてしまいました。案の定まったく返ってきませんし、そもそも起業さえしてない気がします。

借金癖と明確にわかっているように、借りても返さない点は簡単には変えられないとまず覚悟したほうがよいですね。聞き飽きているかもしれませんが、お金を貸すなら返ってくると思うなというのは真理なのかもしれません。

借金癖を治して今後も彼と関係を継続したいという気持ちもあるかもしれません。しかし、かなり低い確率の望みといってしまってよいでしょう。

借金癖のある友人にトラブルに巻き込まれた

ほぼだまされた感じで、友人の借金の肩代わりをすることになりました。相手に甘かった自分にも腹が立ちますが、まさかそこまではしないだろうと信じてしまった後悔もあります。

友人間で最も大きく問題になるのがお金の貸し借りです。金銭感覚の違いだけでも、関係を続けるのが難しく感じることもありますよ。そんな中、実際にお金を貸したのに返ってこないとなると付き合いを考えるきっかけとなってしまうでしょう。

中には、今回のように自分の借金を最初から友人にかぶせようとするケースもあります。やはり普段から違和感があると思ったら、お金に関することはシビアな目でみるべきでしょう。

妻に借金癖があることがわかりました

妻に家計を完全に任せて、自分はお小遣い制でした。すっかり貯めてくれていると信じていたので、ついに頭金にしてマンションを!と伝えたら泣き始め、貯蓄どころかマイナスだというのです。使いみちが分からない、自分はきちんとしているけれど夫である自分の給料が少ないからだ、と逃げの口上。金額はカードローンで50万円と言っていますが、信じられません。まだ子供が小さいので離婚を簡単に決意できないのです

なぜそんなに不明な金額が発生してしまったのでしょうか。詳細が判断できない、判断しにくいように誤魔化しているというのは、後ろめたいと自分でも感じているのではないでしょうか。

多くはパチンコなどのギャンブル、気軽にFXなどの投資をしてみたら焦げ付いた、浮気といったものが借金の理由となります。

原因を取り除かなければ、借金する癖をなくすこともできませんが、ギャンブルなど多くは簡単に解決できない問題です。本当に50万円なのか、使いみちなどをお互いの両親も入れて話し合うべきでしょう。

借金癖を治すには?

ギャンブル依存症・買い物依存症・浪費癖との違いは?

ギャンブルや買い物などの依存症と、借金依存症はひとくくりになっていないことが多いです。ギャンブルをするから借金をする、買い物を重ねるから借りるしかなくなると、お金を借りるには理由や原因があるからですね。

しかし、借金することに特に心苦しさを感じない場合、足りなければ借りられるだろうと安易に考えてしまうのは、ギャンブルなどと同様に簡単には治療できない依存症の一つと言ってよいでしょう。

様々な依存症は借金をしてしまうことにつながりますが、借金自体が本当に癖になっていることもあります。原因と結果を見極めることが大切です。

借金癖の治し方

癖や依存症は、意識すれば簡単に治せるというものではありません。もちろんいきなり精神科へといわれても、なかなか行動できないでしょう。

最初は自分で癖になっていることに注意し、お金の使い方を根本的に変えていく必要があります。家族の協力も大切なポイントとなるでしょう。

また、最近は借金依存症を治す病院なども登場しています。借金に関するカウンセリングを行っている機関もあります。自分や家族だけで改善できない場合には、専門家の力を頼ることも大切です。

借金が病気になってしまっている?カウンセリングで治療すべき?

借金依存症は、お金を借りられるという点に過剰なほどの満足感を感じるものです。借りるという段階で完結してしまっていて、返済までの道筋を全く考えずに借りているケースも少なくありません。

また、お金を借りる方法が見つからないときに、強く不安を感じます。それが高じて犯罪(詐欺や窃盗)などにつながることもあるのです。お金はトラブルとなりやすいので、友人にとどまらず家族からも孤立していることが多く、さらに改善から遠のいている状態の方も多数でしょう。

借金依存症は、ギャンブル依存症や買い物依存症、アルコール依存症を原因として発症することがあります。借金依存症や借金癖はなかなか自分では気づけないものです。さらに気付いていても認めないことも多いのです。

家族や周囲が気付いた段階で対策を施したほうがよいでしょう。できるだけ早く、カウンセリングなどで、依存症と借金自体を解決するようにするべきです。

借金依存症や借金癖を治せる病院は?

借金依存症は、精神科で治療を受けることができます。カウンセリングが治療の主体となります。

嗜癖とも呼ばれる依存症を治療するには、精神科や心療内科を選びましょう。依存症を治療内容にあげているところは

クリニック名 所在地 電話番号
代々木メンタルクリニック 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-11 3F 03-6455-4173
下北沢メンタルケアクリニック 東京都世田谷区北沢2丁目23-10ウエストフロント3F 03-5432-7071
Jメンタル五反田駅前クリニック 東京都品川区西五反田2-5-2五反田東幸ビル7F 03-3491-7776
かわしげクリニック 大阪府高槻市城北町2-4-5 Hisako.BLD3F 072-671-0111
住道こころのクリニック 大阪府大東市赤井1-5 ラプラス住道Ⅰ階 072-813-3337
長尾台診療所 大阪府枚方市長尾台2丁目1-26 072-859-3616

アクセスだけでなく、予約ができるところ、診療時間が自分の都合に合わせやすいところなどを選ぶとよいでしょう。

病院以外に相談できるところは?

JCCO 日本クレジットカウンセリング協会

JCCO公益財団法人日本クレジットカウンセリング協会などでもカウンセリングを行っています。基本としては、借金に関する解決方法の相談ができ、助言を受けられます。返済にまつわる問題やトラブルの解消を主に行っています。

相談できる相手には臨床心理士などの専門的資格を持ったアドバイザーカウンセラーもいます。相談は無料です。

JCCO 日本クレジットカウンセリング協会

DA Japan

同じ悩みを持つ方が集まり、悩みや気になることを離して精神面を軽くできるのが自助グループです。また、違う人のケースを聞くことで自分がどんな状況なのか、客観的な判断を下せるようになります。

自助グループはDA Japan(借金依存症、脅迫的買い物、浪費に悩む方たちの集まり)が代表的です。全国各地にはないので、近くにグループがあるかどうかサイトから確かめましょう。

DA Japan

借金癖が治った体験談はある?

「夫は気軽にキャッシングをしていましたし、引き落としの日に銀行残高がなくてもなんとかなると気にしないタイプです。ただむやみに高額な借金やギャンブルはしなかったので、少し安心していたところはあります。

しかし、これは夫がひた隠しにしていたということが1回目の借金が分かった時に判明しました。大手消費者金融のカードローン、中小消費者金融のキャッシングでの契約があり、一方の返済ができないときに他方で借りて返すという自転車操業でした。営業の合間にパチンコや競馬によく行っていたということです。

とうとうどちらでも返済ができなくなり、電話がかかってきて応対しているのを聞いてしまったことで借金がわかりました。この時は泣きながら離婚はしないでくれ、二度とギャンブルもしないということで、家計から借金を返してしまったのです。しかし、これで余計に借金癖に拍車をかけてしまいました。

さらに借入先が一社増え、前回判明した数十万円程度ではおさまらない額の借入がわかりました。友達に相談したのですが、返してしまったのが大きな間違いだったと。借りている本人が、返済の大変さ、気軽に借りる事の問題、そこまでしてギャンブルをする意味などを突き詰めて考えないと解決できないと言われたのです。

夫は最終的には債務整理をすればいいと考えていたようですが、まずその考えを止めるように何度も言いました。今回は絶対に家計から返済しないことも伝えています。返済できなければ離婚しかないことを伝え、貸付自粛制度で借りられないようにもしました。恥ずかしながらギャンブルはどうしても止められないというので、金額の範囲を決めています。

それでも100%借金癖が治ったという感じではありません。期間が経ったので、治まったのかなと思うと「前みたいに家計から返してくれ」「パチンコにもう1回行きたいからお金貸して」と言ってきます。ただ少しずつでも確実に返済していくと、借金をしたことの後悔も出てきたようです。このまま改善していって、なんとか借金癖が治らないかと様子を見ている段階です。」

キャッシング依存症を物理的に解決する方法

キャッシングや借金依存症を物理的に借りられなくしてしまう方法があります。それが「貸付自粛制度」です。

貸付自粛制度とは、申告することで金融機関や金融会社から借りられなくしてしまう方法です。以前は消費者金融などの貸金業者のみでしたが、銀行も制度を利用できるようになりました。

消費者金融やクレジットカードで借金ができないようにする方法

アコムやプロミスなど大手消費者金融でお金を借りられなくするには、日本貸金業協会に貸付自粛の登録をしましょう。これによって、審査時に金融業者が照会する個人信用情報機関に記録されます。

ただし、自粛制度に法的な高い強制力があるわけではありません。金融業者の判断で「貸せる」と判断すれば審査に通る可能性もあります。また、大手消費者金融以外の違法業者には何の効力もないのです。

貸付自粛制度を利用すれば安心というわけではなく、また借りたい癖が出たときのストッパーとして活用することを考えましょう。

まとめ

借金癖、借金依存症は他の依存症などと同様に、治す必要があるものでしょう。原因や要因が思い当たる方も少なくないかもしれません。しかし、借金癖は簡単には治せるものではありません。金銭的な大きなトラブルを引き起こしやすいのも気になる点です。

お金をすぐ借りる、借りても返さない、といった状態が続くなら、借金依存症を疑いましょう。借金の正確な状態を把握することも大切です。

少額ずつ色々なところから借りていて、大きな金額になっている、利息がかさんでいるというケースも少なくありません。まず金銭的な問題を解決するのが重要です。

そして、借りたい気持ちが抑えられないなら、診断を受けカウンセリングなどに頼る必要もあるでしょう。

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森本 陽子

森本 陽子

2級ファイナンシャル・プランニング技能士(個人資産相談業務)AFP認定者。自身の経験や知識を活かし、複雑なお金の仕組みや知識をわかりやすく解説しておりツイッターでの有益な呟きにも注目。FP森本陽子の詳細プロフィール

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