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親にお金を借りるときの言い訳は?税金回避の借用書も紹介

 2017/12/24 お金のトラブル   1,949 Views

親にお金を借りるといえばどのくらいの金額を想像するでしょう。数万円?それとも数十万円?もしくは住宅購入費などの多額のお金?

どのくらいの金額を親から借りたいのかによって、しっかりと考えておかなければならないことがでてきます。

親からお金を借りるのにどんな理由があるのか、またどんな言い訳をしている人が多いのか、知らないと危険な贈与税対策、詳しくご紹介します。

身近だからこそ「お金を貸して」と言いづらい

親にお金を借りるのは簡単、そう思っている方も多いでしょう。しかし、いざ自分が借りなくてはいけない場面になったとき、「やっぱり言いづらい」「どんな理由だったら気持ちよく貸してもらえるかな?」「いくらなら借りても大丈夫?」と迷うのではないでしょうか。

最も身近な相手だからこそ切り出し方が難しいですよね。お金を借りるときの頼み方だけではなく、借りる金額や内容、そして借りたあとの返済もきちんとしておかないと、後々トラブルにならないとも限りません。

社会人が親からお金を借りる

車を購入するため、家やマンションを購入するためなどの大きな費用。銀行などで融資を受けるにしても、頭金のあるなしでは大きな違いがあります。そのため、「頭金だけでもお願い!」というケースは少なくないでしょう。

ただし、大きな金額を親子関係であっても借用書ナシでは危険です。なぜなら借入金にはならずに贈与としてみなされ、「贈与税」がかかってしまうことがあるからです。

税務署の発覚を逃れたとしても、親が死亡し相続が発生したとき、兄弟などのほかの相続権を持った人から特別受益で申し立てられることもありえます。

親子間でも必ず借用書もしくは契約書を書くことで税金の心配がなくなるでしょう。

親からお金を借りるときにも借用書を

借用書を書く時の注意点があります。必ず以下の4項目を守りましょう。

①返済方法を明確に

どのように返済をしていくのかをはっきりさせます。返済をしたことを記録に残せるように振込みにするとよいでしょう。

②返済期限を設ける

期限がない返済は贈与としてみなされます。そのため「いつ、いくら」を明確にして完済予定もはっきりとさせましょう。

③金利を決める

一般的には銀行金利よりも低く設定することが多い傾向にありますが、無利息でもかまいません。ただし無利息であってもそのことを明記しましょう。

④返済額を決める

収入の範囲内で無理なく返済ができる額を決めましょう。

収入に対して不相応な不動産の購入があると税務署から「お尋ね」が送られてきます。返済の事実があることを証明するために振込みでその記録を保管しておきましょう。

借用書に欠かせない9つの項目

それでは実際に契約書に記載する欠かすことができない9つの項目です。

  1. 契約書の作成日付
  2. 借主の氏名、住所、押印
  3. 貸主の氏名、住所、押印
  4. 借入する金額
  5. お金を受領した日
  6. 返済方法と返済期日
  7. 金利
  8. 遅延損害金
  9. 期限利益の喪失

数字は書き換えができないよう漢数字の大字を使用します。例えば、一であれば一本線を引いただけで二にも三にもなってしまいます。一は壱、二は弐のようにします。

親から借りたお金に金利1%以上にする理由は贈与税対策

個人から財産をもらうと贈与税が発生します。その個人とは親でも兄弟も含まれるのです。

もらう=無利子で借りる

借りているのにもらうということ。なぜこのようになるのでしょうか。

本来であればお金の貸し借りには金利があり、利息がつきます。

つまり、利息分をもらったということ。利息を贈与と判断されます。

金利は必ず1%以上必要です。金利があれば利息が発生するため贈与と判断されなくなります。

贈与税額=課税価格(贈与財産-110万円)×贈与税率-控除額

で計算されると決まっているのです。

つまり、110万円以上借りると、税金がかかる場合があると考えておきましょう。

住宅購入資金は、贈与税非課税枠が増えます。ただし、対象者の条件は細かく規定されているので、親にお金を借りて住宅資金の足しにしたい場合は、注意して適用対象を確認しましょう。

主婦が親にお金を借りる言い方

結婚をして配偶者がいるのに実家の親に「お金を貸して」といえるでしょうか。なかなか難しいのが正直なところです。

嫁に出した以上、親は娘の配偶者に任せているもの。つつましくも健全な生活を送っていると信じているでしょう。

主婦が実家の親にお金を借りるとき、どんな頼み方をしているのか調査してみました。

「冠婚葬祭が続いて出費がかさんだ。次の給料日に返せるのでお願いできないか。」

突発的な出費が重なることは珍しいことではありません。慢性的に金欠であれば親も心配するでしょう。

突発的などうしようもない出費がかさんでしまったのであれば親もありえることとして納得してくれるようです。

「クレジットカードも入った財布をなくしてしまった。旦那にはとても言えないから少し貸して欲しい。」

夫と仲良く生活をしていくことを望む親にとって、夫との不仲の原因ともなり得ることが起こったとなれば手を貸してくれる親は多いものです。

いくつになっても親は娘の幸せを願っています。

結婚費用を借りたときは贈与税にはならない

結婚式の費用を親が出してくれる、よく聞く話です。

実は結婚式費用には贈与税がかかりません。地域や風習によって結婚式費用を負担するのが結婚をする当人とは限らないためです。

親にお金を借りる旦那は?

旦那が親にお金を借りるのは、主婦が自分の親にお金を借りるパターンよりも、もっと難しいケースがあります。旦那が親にお金を借りているのが分かった妻は「情けない」「親離れできてない!」「いったい何にお金を使ってる?ギャンブル?浮気?」と、いう気持ちになりますよね。

このいずれも、先々結婚生活を続けていけない理由になりがちです。旦那をお小遣い制度にしていて、足りない場合に親に借りていれば「あの嫁は!!」と影で非難されているケースもあるでしょう。

まずは夫婦間で話し合いを持つことが大切です。知らない間に借りていたということにはならないようにしましょう。また、借りていたのが分かった場合、旦那の実家との付き合い方にもよりますが、借りたことのお礼またはお詫びの連絡を一本入れておいたほうがよいですね。

学生が親にお金を借りる言い訳

大学生であればほしいものがあるけれども、お小遣いやアルバイトの給料が足りなくなったために少しだけお金を借りたいというのであれば、大きく責め立てられるようなこともないでしょう。

どんな言い訳をしているのでしょうか。

仲間との旅行に費用が足りない、少し貸してくれない?
試験があってアルバイトにあまりは入れなかった

正直に理由を話してお金を借りることは難しいことではないでしょう。どうしても親から借りられない場合には大学生で20歳以上なら、少額キャッシングを賢く使う方法もあります。

高校生の場合は、借りるというよりもお小遣いアップ、必要な理由を説明して買ってもらうといったケースのほうが多くなりますよね。どうしても借りたい場合には

「勉強(参考書、文房具など)で使うものだから」
「夏休みのバイトで返すよ!」

といった理由が王道で定番でしょうか。ただ、親側も「ああ、これはお小遣いがいるんだな」と100%わかります。遊びに行くお金なら誰と、どこに行くかを伝えて安心してもらい、回りくどく言い訳をせず、必要額をもらってしまったほうが良いケースもあるでしょう。

親にお金を借りるときメールで頼んでもOK?

親子の関係や年齢にもよりますが、すべてメールで進めるのはおすすめできません。やはり文章だけでは思ったように伝わらないことも多く、思わぬトラブルの原因となりかねないからです。

一緒に住んでない場合は、いきなり訪ねて「貸して」と頼むのはハードルが高いですよね。やんわり「〇日に実家に帰ろうと思って。ちょっと頼みたいことがある」という連絡をメールなどで入れておくのはよいかもしれません。

実際に頼むのは、やはり直接話せる環境のほうがよいでしょう。

親からお金を借りたときのトラブル体験3選

親からお金を借りて信用を失ったサラリーマン

家族が増えて大きな車が必要になりローンを組もうと思いましたが、過去の債務トラブルが原因なのか審査に通らず、しかし購入をするつもりで前の車も売却してしまっていたので親に頭を下げに行きました。

お金を貸してもらったのですが、親ということもあって甘えてしまい月末に毎月返す予定が伸ばし伸ばしになってしまい・・・。

私の妹にも愚痴を言っていたようで信頼を失いました。正月にも帰れません。

親からお金を借りて離婚危機に陥った専業主婦

浪費癖があだとなって主人の給料だけでは足りない月が出てくると実家の親に「旦那の給料が少なくてピンチなの」とちょこちょこ借りていました。それが何ヶ月か続いてしまったとき、親が主人に生活が苦しいなら転職をと勧めてしまいました。

親からお金を借りて親族ともめた主婦

口約束で親から住宅購入のための頭金を借りていました。毎月返済をしていましたが、あるとき親が他界。借りた、返したで親族と仲が悪くなり、冠婚葬祭にも呼ばれません。

借用書の一枚でも作っておけばよかったと思っていましたが、今では親から借りるのではなくローンを使えばこんなことにならなかったのにと後悔しています。

親にお金を借りるデメリット

気軽に頼みやすい相手だからこそ、気を付けないとお金を借りることがデメリットになりかねません。遊びたい、飲みに行きたい、ギャンブルといった理由を正直に伝えることはないでしょう。しかしそれが親にばれてしまったときには、信用をなくしてしまい、本当に借りたいときに借りられなくなる可能性もあります。

まとめ

親にお金を借りるときには理由を正直に話すことが一番でしょう。うそをついてしまうとそのこと自体を忘れてしまい後から話が混乱してくる可能性は非常に高いもの。

ただし、親からお金を借りたことによるトラブルや信用を失うことは怖いものです。

自己責任で借りて、自分で返済をしていく、消費者金融や銀行カードローンなら親にお金の無心をする必要がありません。

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森本 陽子

森本 陽子

2級ファイナンシャル・プランニング技能士(個人資産相談業務)AFP認定者。自身の経験や知識を活かし、複雑なお金の仕組みや知識をわかりやすく解説しておりツイッターでの有益な呟きにも注目。FP森本陽子の詳細プロフィール

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