SMBCモビットの返済額から返済計画を立てる!失敗しない返済を解説
SMBCモビットなどカードローンの利用では、借りる前に返済計画を立てることがとても重要です。
カードローンは限度額の範囲内なら何度でも繰り返して借りられることが特徴となっていますが、きちんと返済計画を立てておかないと返済できなくなる可能性もあります。
SMBCモビットでは、借入残高に応じた返済額が決まっており、毎月必ずその額以上返済する必要があります。
毎月の返済を約定返済といいますが、利息を抑えるためには返済計画を立てて、約定返済額以上の返済を行うほうがよいのです。
この記事では、毎月の約定返済やその返済日、返済方法などSMBCモビットの返済について徹底的に解説しています。
返済額に基づいた返済計画と、お得な返済の方法がまとめてわかりますよ!
このページの概要
SMBCモビットの毎月の返済額
SMBCモビットでは毎月の返済額はどう決められているのかを説明しましょう。
SMBCモビットは「残高スライド元利定額返済方式」という返済方式が採用されており、借りた後の残高に応じた返済額が設定してあります。
月々の最小約定返済額
月々の最小約定返済額は「最終借入後の利用残高」に応じて設定されます。
最終利用借入後残高とは最後に借りた利用残高のことで、追加借入を行うと返済額は変動します。
利用残高に応じた返済額は下記の表の通りです。
最終借入後残高 | 返済額 |
---|---|
10万円以下 | 4,000円 |
10万円超20万円以下 | 8,000円 |
20万円超30万円以下 | 11,000円 |
30万円超40万円以下 | 11,000円 |
40万円超50万円以下 | 13,000円 |
50万円超60万円以下 | 16,000円 |
60万円超70万円以下 | 18,000円 |
70万円超80万円以下 | 21,000円 |
80万円超90万円以下 | 24,000円 |
90万円超100万円以下 | 26,000円 |
※表は、実質年率18.0%が適用された場合
※100万円を超えた最終借入後残高は、20万円増すごとに返済額が4,000円追加となります。
返済額を確認する方法
SMBCモビットを利用している方が返済額を確認したい場合は、会員サービスや明細書等でできます。
・Myモビ
SMBCモビットの会員専用サービス「Myモビ」は、利用登録しておけば様々なサービスがあるので安心です。
返済額を確認したい場合、ログインすると「次回支払い期日」「次回支払い額」「利用残高」「利用可能額」が表示されるので簡単にわかりますね。
Myモビでは、振込キャッシングの依頼や増額審査申し込み、支払い予定日登録、支払い予定日の変更に加えて取引履歴照会ができます。
パソコン、モバイル、アプリなどツールによってできることが異なるため、利用可能な取引内容を確認しておきましょう。
・利用明細書
ATM利用後に発行される利用明細書でも、返済額を知ることができます。
ただし、設置しているATMによって明細書に印字される内容が異なることもあり、残高は確認できても次回返済額が記載されていない可能性もあります。
また、会員専用サービスMyモビまたはスマホアプリの「登録内容変更」で「領収書・ご利用明細書のお取り扱い」からネット受け取りを選択しない場合には、領収書が送付されます。
・公式アプリ
パソコン版のMyモビに加えて、モビット公式アプリでも充実したサービスを受けられます。
公式アプリでは、ログインすると利用可能額等に合わせて「次回支払い額」が明記されているのですぐに返済額がわかるでしょう。
ただし、公式アプリでは取引履歴照会を利用できませんので、取引履歴を見たい場合はパソコン版のMyモビを使いましょう。
SMBCモビットの約定返済日はいつ?
SMBCモビットでは、毎月1回必ず返済する約定返済日を「5日、15日、25日、末日」のいずれかを選べます。
約定返済で利用できる返済方法はATMと口座振替がありますが、口座振替では指定した日に引き落としが実行されて返済となります。
ATMでの返済は、選択した返済日の前日までに入金すればOKです。
返済期日は、Myモビ、明細書などで確認できますので、安心ですね。
返済日の変更はできる?
SMBCモビットは約定返済日を、Myモビから変更できます。
変更の手続き手順は、
2.「約定支払い日変更」をクリック
3.モビットカード番号などの必要事項を入力
4.「認証」をクリック
5.希望の支払い日をチェックし「申込む」をクリック
6.内容確認の上「変更」をクリック
以上で手続き完了となります。
また、支払い日の延長もMyモビやスマホアプリで行えます。
入金可能な日を自分で登録できますので、期日までの返済が難しい場合には早めに変更することをおすすめします。
SMBCモビットで返済額を変更できる?
SMBCモビットで必ず返済しなければならない約定返済額は利用残高に応じて決まりますが、返済額を変更することはできるのでしょうか。
返済額増額の方法
SMBCモビットの約定返済額は、無理なく返済できる額が設定してあります。
ただし余裕があるときに、追加で返済したい場合にはいつでも追加の返済が利用できます。
追加返済する場合にはATMや銀行振込で行えますが、Web完結申し込みの方はカードが発行されていませんよね。
Web完結申し込みの方が追加返済をする場合は、銀行振込またはセブン銀行のスマホATM取引、インターネット返済のいずれかで行います。
スマホATM取引は、取引金額10,000円以下では110円、10,000円を超える場合には220円の手数料がかかります。
また、銀行振込での追加返済も振込手数料は利用者の方が支払うので、追加返済時の手数料にはご注意ください。
インターネット返済は手数料がかかりませんので、追加返済では最もおすすめの方法です。
ただし、利用できるのは月に10回までとなっています。
返済額を減らすことは可能?
毎月の返済額を変更したい場合には、モビットコールセンターへ相談しましょう。
0120-24-7217(営業時間9:00~18:00)で受け付けています。
SMBCモビットの返済方法
無理なく返済を続けるためには、便利のよい返済方法を選べることが重要です。
SMBCモビットでは、自分が利用しやすい返済方法を選べます。
4つの返済方法から選べる
Web完結で申し込みをした方はモビットカードが発行されないため、ATMでの返済はセブン銀行とアプリを活用したスマホATM取引で行います。
・ATM
提携ATMで借り入れの返済ができます。
モビットの提携ATMは全国に約140,000台(2019年9月現在)設置されています。
銀行や三菱UFJ銀行、ローソン銀行などが提携ATMとなっており、三井住友銀行ATMなら手数料無料で返済可能です。
また、返済のみならFamiポートでの返済を手数料無料でできます。ファミリーマート設置のATMなら手数料がかかりますのでご注意ください。
・自動引き落としでの返済口座の注意点
SMBCモビットは、自動引き落としで返済できる銀行口座が指定されています。
三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行のいずれかの口座を持っている方だけが、口座振替での返済を利用可能です。
口座振替での返済は、手数料や手間がかかりません。
返済期日の前日に入金しておくことを忘れないようにしましょう。
・インターネット返済
会員専用サービスMyモビからインターネット返済ができます。
手数料もかからず、どこでも返済できるので便利ですが、インターネットバンキングでの返済のためインターネットバンキングができる口座が必要です。
・銀行振込
SMBCモビット指定の銀行口座へ振込を行って返済します。
銀行振込の手数料は自己負担となりますので、利用回数が多くなるとその分振込手数料の負担が大きくなってしまいます。
返済時の手数料にも注意!
約定返済は必ず毎月行うものなので、手数料に注意が必要です。
追加返済も行うなら、手数料がより抑えられる方法を選択しないと、追加返済で抑えることができた利息よりも手数料が大きくなってしまいます。
SMBCモビットで手数料がかからない返済方法は、口座振替(自動引き落とし)、三井住友銀行ATM、Famiポート、インターネット返済です。
返済方法を上手に選びましょう。
SMBCモビットの返済期間
SMBCモビットの貸付条件に、返済回数、返済期間が決まっています。
返済期間は5年間、返済回数は60回が最長です。
ただし、合理的な理由があると認められた場合は最長で8年10カ月、返済回数106回までとなります。
返済期間に基づいて計画的な返済を行うことは、SMBCモビットのような繰り返して利用できるカードローンでは重要なポイントです。
返済計画には返済シミュレーションを役立てよう
SMBCモビットを利用する際には、必ず返済計画を立てましょう。
しかし、返済計画といわれても「具体的にはどうすればいいの?」と悩んでしまいますよね。
SMBCモビットのサイトで返済シミュレーションが利用できますので、返済計画に役立てましょう。
返済シミュレーションでは、毎月の返済額を知りたい場合、または返済月数を知りたい場合それぞれのシミュレーションができます。
毎月の返済額を知りたいときには、希望借入額を返済する期間を入力し、月々いくらくらいの返済額になるかを算出します。
返済月数(返済期間)がどれくらいになるかを知りたい場合には、希望借入額を月々の返済額で割って算出できます。
「月々これくらいの額ならお給料とのバランスもよく、他の出費の負担にもならない」
「ここまでに完済したいから、月々返済額はどれくらい?」
といったように、自分がSMBCモビットを利用する希望に応じて最適な返済計画が立てられます。

SMBCモビットでは追加返済も可能
SMBCモビットでの追加返済は、いくつかの方法から選べます。
余裕があるときに、どんどん返済することで利息負担を軽減しましょう。
追加返済のやり方
SMBCモビットで追加返済する場合は、
・ATM(カード申込を選んだ方)
・スマホATM取引(アプリを利用してセブン銀行ATMでの返済)
・指定銀行口座への振込
以上の4種類から選択しましょう。
追加返済は、特にSMBCモビットに連絡する必要なくいつでも行えます。
何度も追加返済する場合には、手数料のかからないインターネット返済、三井住友銀行ATMの利用をおすすめします。
追加返済は利息負担を軽くするおすすめ方法
追加返済は利息負担を軽くでき、賢い返済のポイントといえます。
約定返済額として返済した額がすべて借入の元金に充当されるわけではなく、遅延損害金、ATM利用手数料、利息の順に充当され最終的に元金が減ることになります。
返済しても返済しても元金が減らない、結局支払う利息が大きくなるという流れでは、返済の負担が大きくなってしまいます。
SMBCモビットは利息を日割りで算出するため、返済のポイントは、返済期間を短くすることです。
そのためには、どんどん追加返済してしまうのがベストの方法といえるでしょう。

インターネット返済など利便性の高い返済方法をどんどん取り入れて、少しでも元金を減らしていきましょう。
SMBCモビットで一括返済するときのまとめ
SMBCモビットで一括返済してしまうときの、返済方法や返済のポイントをまとめています。
一括返済とは、借入残高をすべて返してしまう方法です。
ただし、SMBCモビットでは一括返済をしても契約がある限り、つまり解約しないならまた借りられる状態です。
完済=ローン契約完了というローンではありません。
一括返済のメリットは、利息を抑えられる点が最大といえるでしょう。
一括返済するときに利用可能な返済方法
SMBCモビットで一括返済するときに利用できる返済方法は、提携ATM、銀行振込、インターネット返済です。
手数料がかかるかどうか、手間なくできるかなど自分の都合に応じて返済しやすい方法を選ぶとよいですね。
返済端数があるときはどこで返済できる?
返済端数があるときには、一部提携ATM、銀行振込、インターネット返済を利用しましょう。
ただし、解約しない場合は、1,000円以下の借入残高は無利息残高として利息はかからない状態で請求もされませんので、そのままにしておいても問題ありません。
SMBCモビットのATMは小銭で返せる?
SMBCモビットのATMは、直営のATMがなく提携ATMのみです。
提携ATMでは硬貨を使えるところもありますが、公式サイトでは特に記載されていません。
一括返済で提携ATMを利用する予定の場合は、事前に硬貨使用可能かどうかを確かめておきましょう。
一括返済は返済額に注意しよう
利息は日割り計算となるため、一括返済日が変わると利息も変わってきます。
返済しようと決めた日に都合が悪くなり後日返済を行う場合には、必ず一括返済の額を確認し直してから入金しましょう。
借入残高が変わったのに返済額が変わらないのはなぜ?
SMBCモビットの返済額は、借入残高に応じて決まります。
借入残高が変わっても返済額が変わらないのはなぜなのでしょうか。
借入残残高は、10万円単位で決まっています。
そのため、たとえばもともと借入残高が11万円あった場合に、追加借入をして借入残高が20万円となっても返済額は8,000円のままです。
特に20万円を超えて30万円以下、30万円を超えて40万円以下の借入後残高の場合はどちらも返済額は11,000円となっています。
逆に借入残高を減らして返済額を減らそうと思っても、もともと40万円借入残高があった方なら、20万円まで借入残高を減らさないと返済額も減りません。
返済が難しいと思ったら、返済日の変更やSMBCモビットのコールセンターへ連絡を入れるといった対応を取りましょう。
返済に遅れるようなことがあると、遅延損害金の発生等の問題が生じます。
絶対に返済遅れをしてはいけない理由
SMBCモビットのカードローンの利用では、絶対に返済遅れをしてはいけません。
ローンの利用での返済遅れは、単に遅延損害金を払えばOKというものでもないのです。
ローンやクレジットカードで重要なのは「信用」です。
特に、カードローンは担保や保証人がないので利用者の利用状況、返済状況は大変重要になります。
返済に遅れるということは、信用を失うことになり、その後のローンの利用に大きく影響してしまうでしょう。
もちろん、ついうっかり1日や2日返済日を忘れてしまうということは誰にでも起こるものですが、何度も返済遅れを繰り返していると「返済に困るような状況ではないのだろうか」と疑われてしまいます。
ローン利用や申し込みの履歴が残る個人信用情報機関には、61日以上の延滞でないと記録されませんが、かといって短期延滞なら問題ないわけではありません。
短期の延滞であってもSMBCモビットには記録が残るので、繰り返すと利用不可となる可能性もあります。
カードローンはいつ利用停止、追加借入の停止となるかはわからないので、継続して利用するためにも返済額に基づいた返済計画を立てることが重要なのです。
遅れることなく返済しやすい額、返済月数で利用額を設定しましょう。