1. お金借りるトリセツ
  2. お金を借りる方法
  3. 国からお金を借りる
  4. 生活保護受給中にお金を借りる方法は?お金を貸してくれる所はある?

生活保護受給中にお金を借りる方法は?お金を貸してくれる所はある?

 2018/09/15 国からお金を借りる   118 Views

生活をするための保護費が支給され、必要最低限ではありますが生活が保障される生活保護。生活保護で支給されるお金には8種類もあり、教育も介護も、出産もさまざまな面でサポートを受けられます。

また公共料金の支払いも免除となり、医療機関や国民年金保険料なども免除されています。

ここまで保障された生活ですがデメリットもあります。

貯金ができない、保護費を借金の返済に充てることができない、車の所有もできない。臨時収入は(ギャンブルも含めて)全額返還の対象となります。

それでは生活保護を受けている方が、万が一どうしてもお金を用立てなければならない状況になったときにはどうすればよいのか、徹底的に調べました。

生活保護にお金を貸してほしい!

生活保護費は違反しない限りは返還の規則はありません。支給されるものです。

厚生労働省の生活保護のQ&Aを見てみると保護費からローンの返済をすることは認められていないと記載されています。

必要なものは保護費の中から購入することになりますが万が一保護費以外のお金が必要になったときにはどうすればいいのでしょうか。お金を貸してくれる民間金融機関があるかを調べました。

生活保護を受けていることは個人信用情報機関に載る?

個人の債務情報のすべては日本に3つある個人信用情報機関ですべて管理されています。カードローンなど融資の審査では必ず個人信用情報機関に過去と現在の債務情報を照会し、大きな債務トラブルがなかったかを確認しています。

個人信用情報機関には、生活保護であることは掲載されません。

しかし、勤務先情報と年収は掲載されています。融資ができる年収かどうか、それは生活保護を受けている方であれば難しいことはいうまでもありません。

個人信用情報機関に掲載される項目の詳しくはこちらでご紹介しています。

生活保護者を把握しているケースワーカー

生活保護者は生活保護課の生活保護担当員であるケースワーカーが、家庭訪問で資産チェック等を行っています。

  • 資産、収入を確認
  • 生活実態の把握
  • 家族構成等の関係変化
  • 健康調査
  • 生活の安定
  • 不正受給の違反チェック
  • 生活保護者からの相談

このようなことがケースワーカーの仕事です。

家庭に直接訪問をしますが、時間を決めてくる自治体もあれば、数ヶ月に一度程度突然の家庭訪問というのが一般的です。

生活保護を受給すると、資産申告書を提出します。最新の通帳のコピーが必要です。

生活保護にお金を貸す銀行ローン、キャッシングはある?

個人信用情報機関に生活保護だと記載されていないため、自己申告をしなければ生活保護を受けていることはキャッシングの審査ではわかりません。

生活保護かどうかではなく、そもそもの収入と支出状況を審査の対象としています。

そのため、生活保護を理由として審査に通らない、ということはありません。

それでも生活保護者が銀行カードローンや消費者金融のキャッシングを利用することはできません

その理由は、こちらの4つです。

  • ケースワーカーの存在
  • 最新の通帳の提出
  • 返還の義務
  • 審査に通る収支ではない

役所にバレずに生活保護者がお金を借りることができる?借金のリスクが高い!

それでは詳しくなぜキャッシングができないのか、そのリスクが高いのかを説明していきましょう。

ケースワーカーにバレる

生活保護課の担当者であるケースワーカーは、生活保護受給者の生活と資産状況を不定期に確認しに家庭訪問をしています。

実は債務契約の書類が見つかるなどの物的証拠を押さえられるよりも、ケースワーカーに借金をしていることが「なぜか」ばれてしまったというケースが非常に多くあります。

ケースワーカー歴8年の方に聞いたところ、「生活の質が上がった」ことは部屋に入った瞬間にわかるとのこと。借金をして何かが変わったとき、ケースワーカーの鋭い視点でばれてしまうケースが多いようです。

最新の通帳の提出でバレる

自治体によって提出期間やタイミングに違いがありますが、最新の通帳のコピーを提出することになります。

最近のキャッシング方法で最も多いのは、振り込みキャッシング、インターネット返済です。

口座を使ったお金の賃借があり、印字されている名義人でキャッシングかどうかがわかってしまいます。

例えばプロミスの場合、振込み名義人は「プロミス」か「ACサービスセンター」を選択できますが、生活保護課ではACサービスセンターがプロミスであることは把握しています。

返還の義務が発生する

借金をする、つまりお金を借りるということは返済の義務が生じます。ただし「お金を借りた」時点で収入として判断されることはお分かりになるでしょうか。

それが借りたものであっても、10万円を借りれば10万円の資産が増えたことになります。

ここで生活保護費返還の義務が発生します。

キャッシングの審査に通っても、キャッシングができたとしても、バレてしまえば借りたお金の返済義務はもちろんのこと、資産として判断されてしまった分、生活保護費の返還も必要になります。

審査に通る収支ではない

そもそも、生活保護を受ける状態にあればキャッシングの審査に通らない可能性が非常に高いのも事実です。

銀行カードローンや消費者金融のキャッシングでは、申込者本人の収入と支出状況が審査の対象となるため否決になってしまうでしょう。

最終的には生活保護差し止めの可能性がある

借金をすることは生活保護の法律の中で違反とはされていません。

しかし、生活保護費を使った借金の返済は認められていません。つまり、借金の返済ができないということは借金ができないということです。

不正受給が社会問題になっている今、生活保護者の資産状況は厳しくチェックされており網目をかいくぐっての借金はできないでしょう。それがばれてしまえば生活保護費の差し止めとなります。

生活保護者がお金を借りるなら公的制度のみ

生活保護者が民間の金融機関からお金を借りることはできません。しかし公的な貸付制度なら生活保護を受けていても利用ができます。

生活福祉資金貸付制度

高齢者世帯、障碍者世帯、低所得者世帯を対象とした貸付制度です。

窓口は社会福祉協議会で、カードローンのように自由に借り入れをすることはできませんが決められた範囲で決められた資金使途のために貸付を受けることができます。

母子父子寡婦福祉資金貸付金

母子家庭、父子家庭の一人親家庭の方を対象とした貸付もあります。

各市町村によって詳細は異なるため必ず自治体に確認が必要ですが、連帯保証人をつけて無利子で貸付を受けられます。

まとめ

生活保護を受けている方は、借金を直接的に禁止している記載はないため法律違反とはなりません。しかし現実的に難しいことはよくわかります。

そもそも生活保護制度は働きたくても働けない方を自活に向けて支援するための制度です。厳格な決まりがありカードローンを利用することは考えないほうがよいでしょう。

関連記事

  • 市から・国からお金を借りる制度

  • ひとり親家庭への融資制度|母子父子寡婦福祉資金貸付金

  • 月10万もらえる職業訓練受講給付金をわかりやすく解説

  • ゆうちょでお金を借りる方法は?自動貸付やカードローン審査の仕組みを解説

  • 生活福祉資金貸付制度の資金種類と審査条件

  • 共済組合の普通貸付は審査が通りやすい理由