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生活費のためにお金を借りる場合の注意点

 2018/01/26 お金のトラブル   906 Views

お金を借りる理由は人それぞれ。中でも生活費が不足することで借り入れをするケースは多いもの。

ところがその生活費の補填という理由、危険だということをご存知でしょうか?

カードローンの使い道、意外に多い「生活費」

ジャパンネット銀行が2013年にアンケート調査を実施した結果があります。

世帯年収400万円未満のカードローン利用目的

もっとも多いのは娯楽、交際費があり、ついで生活費があります。

  • 生活費・・・食費や家賃の支払い
  • 車関連・・・購入、車検、メンテナンス
  • トラブル対応・・・事故、入院
  • 教育費・・・学校、塾

いろいろな理由でカードローンを活用しています。実は現在のカードローン利用人口は4人に1人とも言われており非常に多くの方が利用しています。
平均的な借入額は6割以上が10万円未満となっており、小額の借り入れが中心となっていました。

失敗せずにカードローンを便利に活用している方は、借り入れ残高を増やしすぎない使い方をしています。

生活費のためにお金を借りる危険について

借金に関するアンケートは様々な金融機関が実施していますが、どのようなアンケートでも「生活費のために借りている」という回答は多くあります。ありふれた理由とも言えます。ただ、危険な面もあるのは充分に意識しておきましょう。

生活費は毎月必ず発生する

生活費のためにお金を借りるのは特に珍しいことではありません。少額であってすぐに返済するというのなら問題はないでしょう。緊急の必要があってお金を借りる必要があるというのは、人生では良く起こることです。実際に生活費が足りなくて消費者金融業者からお金を借りるという事例は非常に多くあります。
ただ、注意したいのは、こうした利用で生きていくうえでの必要経費を借りているという意識があるかどうかです。生活費は毎月同様に発生する経費です。毎月の給与が20万円で、3万円の生活費を借りたとすると、同じように生活してれば次の月も3万円足りなくなります。生活費は毎月同様に発生する支出ですので、それを消費者金融業者などから借りるというのは、毎月の借入がなければ生活費も出せない状態になっているということです。
借入したら必ず返済も必要です。翌月には生活費だけでなく、ローンの返済もしなくてはいけません。生活費だけでもまかなえなかった人が、何も変化がなければカードローンの返済も追加されるために、さらに苦しい状態に追い込まれます。

生活費を借りて債務が膨れ上がる事例

たとえば、月の給与が20万円の人が生活費に23万円かかったために、アイフルで借入契約を結んで3万円を借りるとしましょう。アイフルでの契約は初回では、ほぼ必ず金利が年率で18%かかります。

翌月の利息=3万円×18%÷365日×30日=443円

アイフルでは10万円以下の借入では最低返済額は4000円です。返済すると利息分を差し引かれた分が元金に充当されます。

・4000円-443円=3557円(元金充当額)
・3万円-3557円=2万6443円(利用残高)

この人が、また翌月に生活費が同様に足りなくなって3万円をさらに借りたとします。

・翌月の利息=(2万6443円+3万円)×18%÷365日×31日=862円
また4000円を返済すると、利息を差し引かれて元金に充当されます。

・4000円-862円=3138円(元金充当額)

・5万6443円-3188円=5万3255円(利用残高)

同様に、また3万円を借りて翌月4000円を返済すると、利息は835円、元金充当額は3165円、利用残高は8万90円となります。最低返済額は返しているので、3万×3回=9万円とはなっていませんが、それでも当初から比較するとかなりの債務額となっています。このまま継続的に借り続けていると、いずれ最低返済額は8000円となります。生活費に使うために、毎月3万円借入している生活を続けていると、1年後には確実に利用残高は30万円を超えて1ヶ月の利息は4500円近くなっています。利用限度額を30万円に設定していたら、増額申請しなければいけません。

お金を借りることに慣れてしまう

カードローンの利用で気をつけなければいけないのは、借りるのが当たり前になってしまうことです。1枚のカードの限度額がいっぱいになっても、さらに借り続けると他の業者のローンにも手を出します。現在は総量規制という法律があって、年収の3分の1以上は借入できないようになっていますが、銀行のローンはこの規制の対象外です。生活費をカードローンでまかなっているうちに多重債務になった人には共通点がいくつかあります。

  • 最初は少額借りるだけのつもりだったのに、あっという間に100万円単位になってしまった。
  • 返済のために他社から借りて自転車操業状態になった。
  • 可能な限りの複数社から契約してしまって、もう他に貸してくれるところがない状況になった。
  • ATMから出てくるお金を借金ではなく自分のお金だと勘違いしてしまった。
  • 慣れてしまって借りることに抵抗感がなくなった。

銀行のキャッシュカードと消費者金融業者のカードは、見た目だけならそっくりです。形も同じようですし、使い方にもあまり変わりはありません。つい自分のお金だと思ってしまいます。

融資のお金が生活費の一部になる

借金が増えてしまう原因のひとつとして、最初の返済はあっけないほど簡単という点が良く語られます。初めての返済は少額ですし、確かに利用残高は減っています。「楽勝じゃないか」と考えてしまいます。
楽勝に返せるので、今月支払った分のお金が惜しいという気持ちが芽生えてしまいます。さっき支払った4000円があったら、もっと何かの買い物ができたのに、と考えてしまいます。3万円借りた、それを1ヶ月分返済できた、だからもう3万円借りても大丈夫だ、という思考に入っていきます。
そうなると2回目の借入をしてしまいます。すぐ返せる額だったのです。だから借りてしまう。そうなると、消費者金融業者から借りるお金が完全に生活費の一部として機能するようになります。手取りは20万円なのに、3万円借りることに慣れてしまって、23万円の生活を続けてしまいます。借入する金額ありきで生活するようになります。こうなると、感覚は麻痺し始めます。

限度額に達してしまう

毎月ある程度の額は返済するものの、定期的に借入していくと、返済するお金よりも借りるお金のほうが大きいために、いずれ利用限度額に達します。限度額が50万円の消費者金融業者では、最低返済額は1万3000円です。1万3000円のうち、利息は7000円以上にもなります。つまり返済した額の半分も元金に充当されていないことになっています。
この状態になって初めて、自分の借りたお金の大きさや金利の高さに気が付きます。最初は3万円借りて、翌月の利息はたった443円でした。利息額が小さいので、「楽勝で返せる」と思ってしまったのです。ここで気がついて完済までコツコツ返済を継続できれば、まだ大きな問題にはなりません。
1社の利用限度額を超えてしまった場合に「それなら別の業者から借りて、それで返済しよう」となることがあります。2社に返済するのは、これもまだなんとかなるでしょう。ついに3社目に入ると、ほとんど借りては返す、また借りるという状態になってきます。いわゆる多重債務状態になります。最後にはすべての業者の限度額がいっぱいになり、さらに他社の審査を受けても新たな審査に通らなくなります。こうなると、もう自分だけでは解決できない状況になっています。

生活費の借金で債務を膨らませないために

生活費が足りなくなって借入しているうちに、どんどん債務が膨らんでいくことは良くります。このようにならないように上手に利用すれば、消費者金融や銀行のカードローンは便利で心強い味方となります。

毎月の返済額を把握する

生活費が足りなくなってお金を借りるということは、毎月必要な支払いをするのに手持ちのお金では間に合わなかったということでしょう。貯金があるのなら問題はありませんが、すでに預貯金がなくて借入しているなら、その立場を忘れないようにしましょう。
3万円を借りて毎月の返済額が4000円となったら、毎月の固定費として4000円がかかるようになったと意識しましょう。毎月4000円程度なら大丈夫だ、余裕だと考えられるかもしれませんが、実際には返済には時間がかかります。

借入金額 月返済額 返済期間 総返済額
1万円 4000円 3ヶ月 1万274円
3万円 4000円 9ヶ月 3万2049円
5万円 4000円 14ヶ月 5万5778円
7万円 4000円 21ヶ月 8万1798円
10万円 4000円 32ヶ月 12万6260円

4000円というのは、ほとんどの業者が設定している最低返済額です。注目すべきなのは返済期間です。3万円程度の借入でも、最低返済額だけを支払っていると9ヶ月も必要になるという点です。5万円なら1年以上も前の借金の返済をしていることになります。
それだけの期間を支払い続けるのは虚しい感じがしてくるかもしれません。キャッシングで本格的に支払いがキツいと感じるのは30万円以上の借入をしたときと言われています。30万円を借入すると毎月の利息だけで4400円以上になり、返済してもまったく元金が減らないという感覚になっていきます。

限度額を自分で決める

生活費を借りるというのは、毎月の固定費の設定にどこか無理があったということになります。毎月必ずかかる費用の借入が高額になるのは、その後の生活を圧迫することは明らかです。そのため、どのくらい借りていいのか自分で限度額を決めると良いでしょう。
たとえば10万円以上は絶対に借りないと決めましょう。すでに毎月の収入でやりくりできないのに、さらにそこから返済額を捻出しなければいけません。10万円程度の借金であるなら、最低返済額を返済したとしても3年以内には確実に完済できます。10万円程度なら、ボーナスが出たり臨時収入があったりすれば一気に返済できる金額です。毎月4000円の金額は、なにかあったら自宅にある物品を売却すれば出せる金額でしょう。
10万円がひとつのボーダーラインです。これ以上の借入を受けると一気に返済は厳しくなります。

完済してから新規融資を受ける

緊急の資金繰りでもない限り、生活費の借金は完済してから新規の申し込みをしましょう。たとえば3万円の生活費を借入して、それを最低返済額の4000円で返済しているとき、新たに2万円を借りると最低返済額は4000円で固定です。この結果、「毎月4000円返せば良いのだから、2万円ずつ毎月借りても同じことではないか?」と考えてしまいがちです。
生活費が足りずに融資を受けている本人としては、楽な方向へ考えが向いてしまうものです。最低返済額が4000円以上になるのは借入額が10万を超えたときです。そこまではま変わらないため、最初は3万円だけ借りておこうと考えた人でも楽な方向を求めた結果、あっという間に10万円まで借入してしまうということが良く起こります。最初に借りた3万円を完済してから次の融資を受けると心がけておけば、このようなことは起こりません。
最初にいくら借りたらいいのか、それを毎月いくら、何回の返済で完済するつもりなのか、良く検討しておきましょう。多くの消費者金融業者の公式サイトではこうした計算をするための「返済シミュレーター」を設置しています。面倒な利息の計算もやってくれます。シミュレーターで返済計画を立てましょう。

返済する原資を確保してから借りる

返済するためには原資となるものが必要です。通常は毎月の給与でしょう。サラリーマンなら年に2回のボーナスもあります。これらを原資として、借りたお金を完済することを計画して実行します。
8月に遊び過ぎて生活費が足りなくなって3万円を借りたとします。これを毎月最低返済額の4000円ずつ返済していると、12月には利用残高は1万9196円になっています。これをボーナスで支払うと完済できます。最低返済額だけ返済していると返済回数は9回になり、総返済額は3万2060円となります。4回目で一括返済すれば3万1196円となり、お得に返済できます。
生活費が足りなくなり、預貯金もないときには焦って借入してしまうことがありますが、まずはローンシミュレーターを使ってどのように返済するのか考えてみましょう。原資となる給与はしっかり確保して必ず返済することを決意して実行します。

生活費の足しには質屋の利用を考えてみよう

質屋は日本に昔からある庶民のための金融機関です。現在では中古ブランド品の販売をするお店というイメージがありますが、実際にはもっと多くの利用価値があります。担保になるものさえあれば誰でも利用可能な便利なものです。

金利は高い

質屋には審査がなく、物品さえあれば借入できるというメリットがある反面、金利が高いというデメリットがあります。質屋に物品を提供してお金を借りるのを「質入れ」といいます。身分証明書と担保物品を持参して査定をしてもらったら、その場で現金を借りられます。手続きは簡単ですので、物品の点数次第ですが10分もかかりません。
消費者金融業者には「貸金業法」で定められた金利があります。一般的な利用で覚えておきたいのは「100万円未満で年率18%」です。30万円借入したら1年にかかる利息は5万4000円です。
ただ、質屋は貸金業法に基づいて営業しているのではなく、質屋営業法という別の法律が適用されます。上限金利は貸金業者に比較すると、かなり高めに設定されています。月利で9%です。年率に直すと109.5%と高金利です。
質屋は原則として3ヶ月以内という月単位での短期での返済を想定して営業しているため、高い金利が認められています。利用では注意しましょう。

審査なし、返済の督促もない

利息があまりに高いですが、質屋には消費者金融業者や銀行にはないメリットが数多くあります。
質屋では担保を査定されるだけですので、収入や職業は関係ありません。主婦でも無職でもお金を借りられます。担保を差し押さえてあるので、返済が滞っても催促も督促もありません。この意味ではカードローンよりもぐっと気軽です。

質屋 消費者金融業者
担保 必要 不要
収入 必要 不要
督促 なし あり
返済遅延では 担保を取られる 給料や財産が差し押さえ
返済できないと 担保が取られる以外にない 債務整理などが必要
審査 なし あり
個人信用情報機関 登録されない 登録される

個人信用情報機関には、消費者金融業者やクレジットカードを利用したときの履歴がすべて記録されます。質屋の利用はこういった履歴にまったく関係ありません。たとえ担保物品が取られてしまう、つまり「質流れ」したところで信用情報にはまったく傷がつきません。

身分証明書と品物があれば利用可能

質屋に担保を預けることを「質入れ」と言います。質入れでは、担保となる物品と身分証明書さえあればお金を借りることができます。品物の査定は点数や内容にもよりますが、おおよそ10分から30分程度で終わります。
利用できるのは18歳以上ですが、高校生は利用不可です。大手の質屋では、たとえば大黒屋は職業や収入に関係なく20歳以上、セキネは高校生を除く18歳以上が利用可能となっています。身分証明書として利用可能なのは運転免許証やパスポート、住基カードなどです。外国人登録証明書も利用できます。
質入れすると「質札」という預け入れの証明書類が渡されますので、保管しておきましょう。

取り扱いできる品物

質屋に質入れできる品物の代表は、ブランド品でしょう。ブランドもののバッグや財布、コート、時計などが好まれます。腕時計や宝石類、金や金貨、プラチナなどが質入れできます。カメラやカメラのレンズ、パソコンやタブレットも可能です。あまり古い型式のものは価値なしとして扱われますが、家電製品も質入れできます。
固定電話を持っている人は固定電話の権利も質入れ可能です。骨董的価値のあるコインや切手なども質入れできます。家電品やパソコン、デジタルカメラなどは取扱説明書や付属品がないと取り扱い困難になることがあります。価値の高いボールペンや万年筆なども取り扱いできます。
思わぬ価値のつくものとして、記念硬貨があります。古い記念硬貨には古銭市場で高い価格のついているものがあり、そういったものがタンスのなかに眠っているというケースもあります。金券類も確実にお金になります。
ギターやサックスなどの楽器、電動工具、バイクのヘルメットでも取り扱ってくれるところがあります。

返済期限は3ヶ月

質屋への返済期間は原則的に3ヶ月以内です。この期限を過ぎると「質流れ」となり、預けた品物は質屋の手に渡ります。質流れした品物は質屋で売却されたり、質流れ品バザールなどの市場に出されたりします。
期限を過ぎたら返済しても取り返すことはできませんので、質流れさせたくないなら買い戻すしかありません。3ヶ月の期間を過ぎても、利息分を支払って預かり期間を延長することが可能です。1ヶ月分の利息を支払うと1ヶ月延長できます。全額を返済して預けた品物を取り戻すことを「出質」といいます。出質は現金払いです。ここでクレジットカードなどは使えません。質屋はあくまでも現金決済が基本です。

市町村の総合支援資金は最大の盲点

収入が低く、消費者金融業者や銀行のローンを利用できない人向けにお金を貸し付ける公的な制度があります。生活福祉資金貸付制度というもので、無利子または非常な低金利でお金を借りられます。
実際には、生活費としてお金を借りる手段として真っ先に検討すべき制度です。消費者金融業者からの借金がかさんで多重債務状態になったら利用できなくなるからです。

4種類の生活資金制度

生活福祉資金貸付には、総合支援資金、福祉資金、教育支援資金、不動産担保型生活資金の4つの種類があります。
このうち、教育支援資金は低所得の世帯の子供が大学などに通学するための費用を支援するもので、不動産担保型は主に高齢者世帯向けに不動産を担保として生活資金を貸し付ける制度です。一般的な用途として向いているのは、総合支援資金と福祉資金の2つでしょう。

総合支援資金

種類 資金使途
生活支援費 生活を再建したい人がそれまでに必要な生活費
住宅入居費 住宅の賃貸契約のために支払う敷金や礼金などの初期費用
一時生活再建費 就職や転職のための必要な技能習得の経費 滞納している公共料金の立て替え 債務整理のために必要な費用

福祉資金

福祉費・怪我や病気の療養に必要な経費や治療中の生活費 暮らしを立て直すための仕事の必要経費

緊急小口資金

災害や急激な生活の変化によって臨時に必要になった少額の費用
低所得者向けですが、それなりに所得のある人でも利用可能です。多重債務者にも貸し付けるとされていますが、実際には公的なお金を民間の金融業者のために使うわけにもいかず、消費者金融業者からの借入の多い人には貸し付けられません。

低利子で貸付する

  • 生活支援費→2人以上世帯:月20万円以内 1人世帯:月15万円以内
  • 住宅入居費→40万円以内
  • 一時生活再建費→60万円以内
  • 福祉費→580万円以内
  • 緊急小口資金→10万円以内

生活福祉資金貸付制度の金利は無利子か年率3%以内です。ほとんどの資金は連帯保証人がいれば無利子で、福祉資金と教育支援基金は連帯保証人なしで無利子となっています。

種類 金利 返済期間
生活支援費

保証人あり:無利子

保証人なし:年率1.5%

10年
住宅入居費
一時生活再建費
福祉費
緊急小口資金 15年

利用できる世帯の条件

生活福祉資金貸付制度を利用できるのは低所得世帯や高齢者世帯、障害者世帯です。高齢者や障害者は基準が明確ですが、低所得世帯というのは、どのレベルなのか分かりにくい面があります。貸付を行う社会福祉協議会によって基準が違っていることがあるので注意しましょう。
おおまかには「市町村民税非課税」である世帯です。北海道社会福祉協議会では年間収入が1人世帯で360万円以下、2人世帯で420万円以下となっています。東京都の社会福祉協議会では、月額収入が1人世帯で19万円以下、2人世帯で27万2000円以下という基準があります。
この基準を超えていても、生活費を借りなければならないほどに困窮している場合には貸付が行われます。

多重債務者は不可

多少の矛盾があるようですが、生活福祉資金貸付制度は生活保護や失業保険などのような給付制度ではなく、貸付であるため返済できる見込みがないと適用されません。生活費がなくて困ってはいるが、返済の見込みはあると判断されないと利用できません。
断られるケースの代表が、多重債務者です。生活費を借りているうちに、複数社から借入することになってしまい、結果的に借りられる先がなくなったという場合には利用できません。消費者金融業者を利用してきたが、公的な貸付制度なら金利が低いから頼りたいというのは認められません。
一時生活再建費としては一応、多重債務も対象になっていますが、この点は自治体によっても取り扱いに差があるというのが現状です。生活費を借りなくてはならないくらいに困っているという状態になったら、消費者金融業者で借りるよりも先に検討してみる必要があるでしょう。

生活費が足りなくなる根本原因を解決しよう

一時的に生活費が足りなくなって、消費者金融業者や銀行のカードローンに頼ることは珍しいことではありません。しかし毎月ずっと同じように借入していったら、いずれ限度額に達してしまいます。そうなる前に家計の見直しを行って対策しておきましょう。

浪費を見直そう

生活費が不足する原因が浪費であるなら、それを見直すのが一番早いでしょう。
たとえば外食が多い人。外食は便利で時短にもなりますが、やはりお金はかかります。なるべく自炊しましょう。スマホゲームの課金でお金がかかっている人はゲームそのものをやめて、他のお金がかからない趣味を持ちましょう。お酒が好きで、それで浪費する人は、健康のためにも飲酒量は減らしましょう。
楽しいことを一時的に我慢して、借りたお金の返済に努めます。ゲームやお酒、タバコ、ギャンブル、クラブ遊びなどは止めてみれば最初は辛くても慣れます。しっかりと返済する流れに乗って、確実に返済していきましょう。

固定支出を見直そう

毎月必ずかかる固定支出を見直すのは、高い効果があります。たとえば携帯電話料金、賃貸住宅の家賃、車の維持費、保険料などです。
携帯料金は大手のキャリアよりも格安SIM事業者へ乗り換えたほうが安く済みます。携帯電話料金は様々な付帯料金の寄せ集めになっていることが多くあります。使いもしないサービスに加入していることも多くあります。インターネットのプロバイダも同様です。安いところに乗り換えてみましょう。
毎月の家賃が高すぎるなら家賃の安い物件に引っ越しましょう。本当に生活がギリギリになると、家賃は払えないが引っ越し代も出せないという苦しい状況になります。一時的に引っ越し代を支払って、家賃の安いところに長く住むと引っ越ししたメリットが生まれてきます。
車は通勤のために絶対必要であるという以外には思い切って手放すというのも良い方法です。今はどんなに古い車でも必ず引き取ってくれる業者がいます。車はガソリン代などを含めると無駄な税金の塊です。なくしてみると、生活費はぐっと楽になるはずです。

収入を増やそう

節約してお金の無駄遣いを減らし、固定費も安くしているのに生活費が不足するという場合には、収入を増やすことを考えてみましょう。収入を増やすといっても、いきなり転職するのはハードルが高く感じられます。かといって、なかなか給与も上がらないという人が多いでしょう。
そういう場合には、副業を始めてみましょう。どこかでアルバイトするのも一つの方法ですが、時間や体力という面で厳しいことも多くあります。本業に差し障りがあってもいけません。今は自宅でパソコンを使いながらできる副業がたくさんあります。ネット系の副業には数多くの種類があり、土日を潰すつもりでやれば月に5万円程度は充分に可能です。
副業収入を得ようとして始めたものが、思わぬ利益をもたらして独立開業できる道が開けることもあります。

親・実家に頼る

生活費が足りなくなって困ってしまったとき、生活が苦しいというとき、最も頼りになるのが実家の両親でしょう。友人や恋人、パートナーに話せないことでも親には話せるものです。恥と思わず、親に相談してみましょう。
出世払いということでお金を貸してくれる親は多いはずです。お金の相談をきっかけに両親のことも考えて人生を送ることができるようになることもあります。

まとめ

生活費のためにお金を借りるというのは、珍しいことではありません。とはいっても、生活費は毎月必ず発生する経費ですので、自転車操業にならないように注意しましょう。市町村の総合支援資金も視野に入れて、計画的に借入しましょう。

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