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【FP解説】食費節約のコツと1ヶ月の理想の食費

 2020/11/17 お金に関する豆知識   483 Views
そんなに買っているつもりはないのになぜか家計簿を振り返ると1か月の食費がとても高く感じる…そんな経験したことありませんか?

大事な家族のために必要な食費だけはついつい財布のひもがゆるみがち。

  • 他の家ではどれぐらい食費に使ってるの?
  • 1か月の食費はいくらぐらいが理想?
  • 食費を減らすにはどうしたらいいの?

主婦兼ファイナンシャルプランナーの提案する「食費の節約のコツ」について徹底考察してみました。

家庭の食費の平均は月いくら?

一般家庭の食費の平均はいくらぐらいなのでしょうか。
あくまで統計の数値ですが、参考になるデータがあります。

【2人以上の世帯の食料消費支出(2019年)】※2019年の総務省「家計調査」

月平均額 80,461円
うち外食費 14,743円
外食を除く食費 65,718円
1人当たり 22,127円
総評
2人以上の世帯では、外食を除くと月平均65,718円、世帯人員平均2.97人でわると外食以外の月平均食費は1人当たり22,127円になります。

単独世帯ではさらに食費は高くなるので一概には言えませんが、「1人当たりの食費はおよそ月2万2000円」ということでよさそうです。

家族の年齢や性別など環境によって食費は大きく変わりますし、あくまで平均値なのであまり参考にならないかもしれません。

しかし実際には家族の食費がこれより大幅に高い場合は、大きく改善できるコツがありそうです。

1ヶ月の理想の食費の目安

自分の家庭の食費が全国の月平均額である「1人22,000円」以内におさまっていればちょっと安心してしまうかもしれません。
でも食費をしっかり節約したい家庭の場合はこれは高すぎます。

1か月の食費はこちらの金額を目標にしましょう

おとな1人 月10,000円
こども1人 月5,000円
総評
夫婦と幼児2人の4人家族であれば1ヶ月で30,000円の食費という目標になります。
ちょっとハードルが高いと思われるかもしれませんが、しっかり食費の節約に取り組めばじゅうぶん達成できる金額です。

この目標を達成するにはスーパーで無計画に食料を買い込み、適当に食事作りをしているだけではもちろんだめです。

食費を減らすためのコツをひとつずつ解説していきます。

食費の予算を決めて家計簿をつける

基本的なことですが1ヶ月、1週間、1日などの単位で食費の予算を決めておきましょう。
予算を決めたら、その予算を守るために家計簿もつけます。

家計簿が苦手な人は食料品の決済方法を現金だけにして専用財布を作るなどして環境を整えましょう。

キャッシュレス決済の人は行くお店をしぼっておくと予算を把握しやすくなります。

お店をはしごしない&特売日にこだわりすぎない

「安く買う」ことに執着してスーパーを何軒もはしごしたり特売のチラシが入る度に買い物に行くのはやめましょう。

お店に行くと余計なものを買うリスクの方が高くなります。
どんなに安くても、買わないことが一番の節約なのです。

底値買いはほどほどに

周辺のスーパーの底値を完璧にチェックして、足しげく通うスーパー主婦も存在しますがあまり面倒なことをしても続きません。

必要なものを必要な分だけ買うようにする方がよっぽど節約になります。
底値買いは必ず買うようなパンや牛乳、卵など基本的な食材にとどめておきましょう。

まとめ買いする

食材は3日や1週間に1度など頻度を決めてまとめ買いしましょう。
買い物に行く回数が増えると余計な食材を買うきっかけになってしまいます。

どんなに安くても買い物に行かないことが一番の節約です。
そのためにはまとめ買いで、できるだけお店に行く機会を減らしましょう。

冷凍しておく

特売品をまとめ買いしたら冷凍するようにしましょう。
お肉などは切って下処理してから冷凍すれば1~2週間後まで使えます。

冷凍しておくことで生鮮品でもまとめ買いが可能になり、結果として買い物回数を減らすことができます。

冷蔵庫にあるものだけで作る

食品のまとめ買いをする日までは、冷蔵庫にあるものだけで作ると割り切りましょう。
食材が足りなくても何かで代用する、もしくは足りなくても気にしません。

残り野菜しかなくてもかき揚げにすれば立派なメインになります。
余り物レシピなどはネットで検索すれば必ず見つかります。

冷蔵庫が空になってスッキリしてから買い物する習慣に変えましょう。
食材はちょっと足りないと思うぐらいが結局はちょうどいい量になります。

食品ストックは必要最低限にする

特売品大好きな人がやりがちなのは、食品の買いだめ、ストック庫がパンパンという状況です。
確かに安い時にまとめて買っておけば多少節約になるかもしれません。

ネガティブな評価
しかし実際にはストックが多すぎると「今何が家にあるのか」が把握しにくくなり、特売のたびにストックが増えてさらに賞味期限の把握ができないなど悪循環になります。

ストックしがちな乾物や調味料、缶詰にも賞味期限はあります。
これらでさえ賞味期限を過ぎてしまうような人はストック赤信号だと自覚しましょう。

それにたくさんあると安心して使い方も雑になり、必要以上に消費してしまう可能性があります。
ストックはせいぜい1ヶ月以内に使いきれる量にしておきましょう。

旬の野菜や果物を買う

普段から旬の安い野菜を食べる食習慣に変えましょう。
わざわざ冬に値段の高い夏野菜を食べる必要はありません。

値段が安いだけでなく旬の方が栄養価も高く、良いことばかりです。

果物も同様です。
どんなに節約していても栄養面を無視することはできないので、そのためにも旬の野菜を安く購入して毎日摂取しましょう。

スーパーの半額買いでメニューを決める

お店に行っても無駄な食材を買わない優秀な主婦は、まとめ買いではなく夕方の安くなる時間帯を狙ってこまめにスーパーで買い物する習慣をつけましょう。

半額商品だけを選び、メニューはそこから考えるようにしてください。

これにはある程度の手間が必要ですが、これを徹底すると食費を大幅に抑えることができます。

肉料理はかさまし食品を使いこなす

肉料理はそのまま調理するとお金がかかるので、安い食材でかさましする習慣をつけましょう。
鶏むね肉やささみ、豚こまをメインにするとさらに節約になります。

かさましする食材をある程度把握しておきましょう。

  • ハンバーグ→豆腐や麩
  • 炒め物→もやし、きのこ
  • 煮物→こんにゃく、高野豆腐、厚揚げ

など

かさまし食材とメニューはこれ以外にもたくさんあります。
節約レシピは特に男性はちょっと寂しく感じるかもしれませんが、仕上がりはヘルシーで健康にも良いのです。

節約とダイエットにぴったりです。
がっつり肉料理は週に1回の楽しみにすればより美味しく感じることができます。

魚料理はアラを調理する

普通の焼き魚や煮魚料理だとあまり節約にはならないので、安い魚のアラを使った料理を増やしましょう。
少々食べにくいですが魚のアラは立派なメインディッシュになります。

  • アラ煮
  • ぶり大根
  • 塩焼き、カマ焼き
  • アラ汁
  • 炊き込みご飯
  • 鍋料理
おすすめは土鍋で炊くアラを使った鯛めし。
身をばらすのは大変ですが、むしろ切り身よりも脂が乗って美味しくなります。

さんまならアラではなく1匹でどうぞ。
アラは血合いの処理を忘れずに。

お魚はDHAやカルシウムなど栄養価が高くぜひ普段から積極的に取り入れたい食材です。

外食はしない

普段きちんと食費の節約をしていても外食すればあっという間にお金は飛んで行きます。
もちろんゆったりと外食を楽しむことは大切ですが、外食の仕組みは人件費や場所代などが価格に反映しています。

ネガティブな評価
よほどの金額を出さない限り原材料の質は低めで全体としてコスパの悪い食事方法になるということは認識しておきましょう。

同じ金額を払うなら家で良い材料を使い、お酒も買って飲めば外食よりずっと良質な食事内容になります。

食品ロスをなくそう

食費の節約に励みだすとほとんどの家庭で、今までより食品ロスが大幅に減るようになります。
食品ロスの問題は企業だけではなく、家庭においても深刻な状況です。

可食部分と考えられる量の年間食品ロスは事業系で352万トン、家庭で291万トンにものぼり、事業系と家庭での食品ロスの量は大差ありません。(農林水産省及び環境省「平成28年度推計」より)

世界では食べる物に困っている人がいる中で、日本のこの状況は少し異常だと思いませんか?
食品ロスを意識することは単に節約だけでなく、社会のことを考えるきっかけでもあり、家庭における子どもへの教育にも大切なことです。

まとめ

食費を今より大幅に減らすためには、次のステップで取り組むとやりやすくなります。

  1. 予算を決める
  2. まとめ買いで買い物回数を減らす
  3. 節約メニューに変える
  4. 食品ロスをなくす
食費の節約を意識し始めると、常に考えながらメニューを工夫するようになるのでかえって食卓が今までより華やかになることと思います。
何より深刻な問題である食品ロスをなくすことができます。

食費の節約を継続する1番のコツは「楽しむこと」です。
節約レシピを研究して新しいメニューに挑戦し、家族で楽しみながら食費の節約に励んでみてください。

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ライター紹介

森本 陽子

森本 陽子

2級ファイナンシャル・プランニング技能士(個人資産相談業務)AFP認定者。自身の経験や知識を活かし、複雑なお金の仕組みや知識をわかりやすく解説しておりツイッターでの有益な呟きにも注目。FP森本陽子の詳細プロフィール

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