りそな銀行カードローンの審査は厳しい?プレミアムカードローンの金利と返済の特徴
りそな銀行カードローン「プレミアムカードローン」は、資金使途が自由な個人消費者向けのローンで、生活費や旅行、買い物などにお金を使うことができます。
金利も低めの設定で、利用限度額も高額です。
審査は多少厳し目という口コミ情報もありますが、返済能力さえあればパートやアルバイトでも審査に通過することが可能です。
このページの概要
りそな銀行「プレミアムカードローン」の3つの特徴
申し込みから契約までWebで完結
りそな銀行カードローンは、申し込みから契約までの手続きをすべてWeb上で完結できるという特徴があります。
来店不要のWeb手続きですので、24時間365日、いつでも申し込めます。
1.申し込みから仮審査
公式サイトにある「お申し込みフォーム」に必要事項を入力して送信します。
指定したアドレスに仮審査の結果が通知されます。この段階では、個人情報を元にした審査という段階で、ここから本審査に移ります。
2.本審査
りそな銀行からの指示された通りに必要書類をアップロードして提出します。
そこから本審査に移ります。
ここでは、提出された書類を元に審査が行われます。
3.結果通知から契約
本審査に通過すると、契約となります。
このときに書類のアップロードがさらに必要となることがあります。
Webで書類提出をすると、契約が完了します。
借入の開始の案内がメールで届きますので、それに従って借入手続きをします。
上記の流れはすべてWebで完結します。わざわざ銀行の窓口に出向く必要はありません。
金利の引き下げ特典がある
りそな銀行カードローン「プレミアムカードローン」の金利は年率3.5%~13.5%と、かなり低い水準です。
都市銀行のカードローンの年率は最高金利が通常14%台ですので、それに比較すると低水準のローンと言えます。
さらに、金利に関する引き下げ特典があります。
・りそな銀行の普通預金口座を給与振込にしている。
・りそな銀行の所定の住宅ローンを利用している。
りそな銀行の口座を給与振込に使っているだけで年率0.5%低くなります。
毎月の給与をりそな銀行に振込している人は、金利による利息額を抑えるためにも、りそな銀行カードローンを検討してみましょう。
ちなみに「すでに給与振込口座として指定している人」のみに適用されるので注意しましょう。
また、住宅ローン特典は、りそな銀行指定の住宅ローンと同一講座で所定の住宅ローンを利用している人に適用されるもので、りそな住宅ローン「フラット35」のみを利用している人には特典の取り扱いはありません。
13コースの限度額から選択できる
りそな銀行カードローンでは、利用限度額を13のコースに分けて、審査によって利用するコースを決めます。
コースごとに適用される金利が決まっており、分かりやすい設定になっています。
・りそな銀行カードローンの利用限度額のコース
利用限度額コース | 金利(実質年率) |
---|---|
10万円型 | 13.5% |
30万円型 | 13.5% |
50万円型 | 13.5% |
70万円型 | 13.5% |
100万円型 | 13.5% |
150万円型 | 10.0% |
200万円型 | 10.0% |
300万円型 | 7.0% |
400万円型 | 5.5% |
500万円型 | 4.9% |
600万円型 | 4.5% |
700万円型 | 4.0% |
800万円型 | 3.5% |
利用限度額は審査の結果によって決まるので、申し込みで希望した金額がそのまま設定されるわけではありません。
とはいえ、決定された限度額から適用金利がすぐに分かるのは、初めてカードローンを利用する人にとっては安心でしょう。
ユーザーフレンドリーなサービス
1.全国のATMが使える
りそな銀行カードローンは、全国のりそなATMやコンビニATMから借入することが可能です。
りそなグループATM | ・りそな銀行
・埼玉りそな銀行 ・関西みらい銀行 ・みなと銀行 |
---|---|
コンビニATM | ・セブン銀行
・ローソン銀行 ・イーネット(ファミリーマートなど) |
その他の提携ATM | ・ゆうちょ銀行
・バンクタイムATM(セイコーマートなど) ・BANCS提携ATM(みずほ銀行など) ・MICS提携ATM(新生銀行など) |
2.りそな口座なしで申し込み可能
りそな銀行カードローンは、りそな銀行の口座を持っていなくても申し込むことができます。
インターネットでカードローンを申し込み、審査結果の通知の後で口座を開設しても利用可能です。
最寄りのりそな銀行まで来店すればその場で口座開設できます。
インターネット専用口座またはインターネット通帳の「りそなTIMO」の口座なら、来店不要で口座開設が可能です。
3.りそなのキャッシュカードで借入できる
カードローンでは、専用カードを使って借入・返済することがありますが、りそな銀行カードローンではそういったカードを作る必要はありません。
りそな銀行口座用のキャッシュカードがそのままローンカードとして使えます。
りそな銀行「プレミアムカードローン」の商品概要
申込条件
りそな銀行カードローンの申込条件は以下のようになっています。
・日本国内に居住しており、申込時の年齢が満20歳以上満66歳未満の人。申込時の年齢が満60歳以上の人は原則として利用限度額は200万円以下。
・継続安定した収入がある人。パート・アルバイトでも申し込み可能。ただし、学生の場合はアルバイト収入があっても申し込み不可。また、専業主婦も申し込み不可。
・りそなカード株式会社、またはオリックス・クレジット株式会社、または株式会社オリエントコーポレーションの保証が受けられること。
保証会社を指定して申し込むことはできませんが、3社のどれかの保証を受けることができれば審査に通過します。
りそなカード株式会社はりそな銀行の子会社で、審査は若干厳し目ですが、オリエントコーポレーションやオリックス・クレジットは多くのカードローンの保証会社となっている会社で、こちらの審査はりそなカード株式会社よりも基準は低いと考えられます。
利用限度額と金利
1.総量規制との関係
利用限度額が決められる際に最も重視されるポイントは、法律で定められている総量規制というルールです。
総量規制では「貸金業者から融資を受けられる総額は、年収の3分の1まで」と決められています。
そのため、カードローン会社が利用限度額では、申込者の年収の3分の1を超えないように決められます。
りそな銀行カードローンは総量規制の対象外ですが、独自にルールを設けて規制しており、年収に見合わない借入はできないと考えていいでしょう。
2.申込者の安定収入
どのようなローンであっても、貸したお金をきちんと返済することが重要です。
安定した仕事に就いていれば、収入の安定していると考慮され、返済能力もあると判断されやすくなります。
勤続年数も重要で、同じ会社で長年働いている人には審査は有利に働きます。
3.他社の借入状況
過去また現在に借入をしている場合、借入した時期や返済状況、遅延があればその程度などを総合的に判断します。
過去や現在の借入で、返済の遅延や不払いなどを起こしていると、審査では不利となります。
借入方法
1.預金残高以上の引き出し
りそな銀行カードローンの借入方法は独特です。
3つの方法がありますが、まず最も良く使われるものが「預金残高以上の引き出し」という方法でしょう。
これは、たとえば預金残高が3万円のときに5万円を引き出して「借入額2万円」とするものです。
「超過分のみ借入」とも呼ばれます。
・ATM画面の「お引出し」ボタンを選択
・引き出し金額を入力
・超過分がカードローンでの借入となる
2.預金残高を残して引き出し
預金残高をそのままにして、借入する方法もあります。
りそな銀行では「全額借入」と呼んでいます。
たとえば、預金残高が3万円あるとき、これを減らさずに5万円を引き出すと「5万円を借りた」ことになります。
・ATMの「カードローン」ボタンを選択
・ローン借入ボタンを選択
・借入金額を入力
3.自動融資
これは、公共料金の支払いなどのときに、預金残高以上に引き落としがあったときに、不足分を借入するものです。
「オートチャージ」と呼ばれます。
たとえば、公共料金などの引き落としが3万5000円で、預金残高が3万円のとき不足分の5000円が自動的に融資されます。
返済方法
1.毎月の自動引き落とし
りそな銀行カードローンの返済は基本的に口座からの自動引き落としです。
毎月5日に口座から返済額を自動的に引き落としして返済するものです。
このような毎月決まった日に決められた額を返済するのを「約定返済」と呼び、銀行のカードローンでは最も良く用いられる返済方法です。
約定返済の金額は借入残高に応じて変動します。
・りそな銀行カードローンの返済額一覧
借入残高 | 約定返済額 |
---|---|
1万円未満 | 残高の全額 |
1万円以上~50万円以下 | 1万円 |
50万円超~100万円以下 | 2万円 |
100万円超~200万円以下 | 3万円 |
200万円超~300万円以下 | 4万円 |
300万円超~400万円以下 | 5万円 |
400万円超~500万円以下 | 6万円 |
500万円超~600万円以下 | 7万円 |
600万円超~700万円以下 | 8万円 |
700万円超~800万円以下 | 9万円 |
2.追加返済
毎月の約定返済とは別に追加で返済することもできます。
これを「随時返済」と呼びます。随時返済はATMまたはインターネットバンキング(マイゲート)で手続きします。
・ATM画面の「カードローン」ボタンを選択
・「ローン返済」ボタンを選択
・返済金額を入力
・インターネットバンキングにログインしてメニューの「カードローン」を選択
・「返済する」を選択
・返済額を入力して「次へ」を選択
・返済額を確認して「返済する」にチェックを入れて「返済する」ボタンを選択
オートチャージ機能
りそな銀行の便利なサービスが「オートチャージ」です。
同じカードローンでも、消費者金融にできない銀行ならではのサービスで、りそな銀行カードローンの大きなメリットのひとつでしょう。
オートチャージは、クレジットカードや公共料金などの引き落としがあるときに、その金額に対して預金残高が足りないときに自動的に融資してくれる機能です。
「入金をうっかり忘れてしまった」「引き落とし日を勘違いしていた」などの事態でも限度額の範囲内で残高不足分が自動融資されるため、「引き落としがかからない」という状況を回避できます。
たとえば、急な出費があってその月の携帯電話料金が支払えないとき、不足分を自分で都合して入金し、「以後は滞納しないように気をつけよう」と思うという流れになります。
オートチャージ機能があれば、たとえ預金残高が足りなくても自動で入金されるので安心です。
携帯電話料金やクレジットカードの支払いを滞納すると、遅延損害金が発生し、信用情報が低下してしまいますが、りそな銀行カードローンのオートチャージ機能があれば万が一の残高不足でも焦ることはありません。
ポイント制度
りそな銀行カードローンには「ポイント制度」があります。
これも銀行ならではのサービスで、他に楽天銀行などが提供しているサービスですが、りそな銀行カードローンのポイント制度は多様な使い方ができるため、お得感は高いと言えます。
・りそなグループアプリセットアップと無通帳申し込み:1000pt
・給与受取:毎月10pt
・カードローン利用:毎月20pt
・ネットバンキング利用:1回ごと3pt
・カード決済:1000円ごと5pt~7pt
・イオン:100pt→100pt
・nanaco:100pt→100pt
・Tポイント:100pt→90pt
・ビックカメラ:100pt→100pt
・ヨドバシカメラ:100pt→100pt
・楽天:100pt→75pt
・楽天Edy:100pt→80円
・キャッシュバック:1000pt→700円
カードローンの利用でのアプリのセットアップと口座開設で無通帳を選択すると無条件で1000ptが獲得できます。
カードローンを利用していると、それだけで20ptが獲得でき、ネットバンキングを利用するとさらに貯まっていきます。
楽天ポイントやTポイントなど汎用性の高いポイントに交換できます。
りそな銀行「プレミアムカードローン」のメリット・デメリット
メリット
1.金利が低い
りそな銀行カードローンの最大のメリットは、金利が年率3.5%~13.5%と低金利であるという点でしょう。
この金利は業界でも最低水準です。
りそな銀行の口座を給与振込口座に指定しておくと、13%にまで下がります。
金利重視でカードローンを探している人にとっては、まず候補に挙げられるローン商品でしょう。
・他行との比較
銀行カードローン | 最高金利(年率) |
---|---|
りそな銀行「りそなプレミアムカードローン」 | 13.5% |
みずほ銀行カードローン | 14.0% |
三井住友銀行カードローン | 14.5% |
三菱UFJ銀行「バンクイック」 | 14.6% |
2.限度額が高い
りそな銀行カードローンは限度額最大800万円とかなり高額になっています。
初回契約でいきなり数百万円もの高額融資は期待できませんが、限度額に充分な余裕があるので、利用実績を積んでいけば将来まとまったお金を借りられる可能性が広がります。
一般的に、カードローンは限度額が高いものほど、増額審査も通りやすい傾向があり、長期的にカードローンを利用したい人にとってはうってつけの商品でしょう。
3.サービスが充実
りそな銀行カードローンは金利の優遇プランもありますし、またオートチャージ機能などのサービスも充実しています。
メガバンクのカードローンにはポイント制度はありませんが、りそな銀行カードローンにはお得なポイント制度があり、使うほどに貯まる楽しみがあります。
デメリット
1.審査が厳しい
りそな銀行カードローンの審査難易度は高めです。
というのも、多くの銀行のカードローンで学生や専業主婦でも申し込みができますが、りそな銀行では学生はたとえアルバイト収入があっても申し込みできません。
これは全体としても審査が厳し目であることを推測させます。
また、銀行のカードローンの保証会社は消費者金融であることが多い傾向がありますが、りそな銀行カードローンの保証会社は消費者金融ではなく、信販会社です。
この点から見ても若干審査は厳し目と言っていいでしょう。
2.即日融資に対応していない
銀行のカードローン全般に言えることですが、りそな銀行カードローンも即日融資に対応していません。
銀行カードローンは過剰融資が問題視されていることから、即日融資を全面的に停止しており、反社会的勢力の排除のために警察庁のデータベースと照合するため、審査は消費者金融に比較すると遅くなります。
3.最低返済額が高い
りそな銀行カードローンは、約定返済が高めに設定されています。
返済額は残高に応じて変動しますが、最も低いレベルの借入残高50万円までのときに「返済額1万円」と設定されます。
他行や消費者金融に比較すると高くなっており、返済負担は重いと言っていいでしょう。
・他行の最低返済額との比較
銀行カードローン | 最低返済額 |
---|---|
りそな銀行「りそなプレミアムカードローン」 | 1万円 |
みずほ銀行カードローン | 2000円 |
三井住友銀行カードローン | 2000円 |
三菱UFJ銀行「バンクイック」 | 2000円 |
パート・アルバイトOKと公言している
りそな銀行カードローンは、限度額低めでも毎月の返済額は最低でも1万円と設定しています。
最近の銀行のカードローンの傾向として、最低返済額を引き下げるというものがあります。
三井住友銀行やイオン銀行などが最低返済額を大きく引き下げています。
1万円というのは、高額の部類です。
この点だけを見ると審査は厳し目が予想されますが、実際には「それほど審査が厳しいわけでもない」と推測できる部分もあります。
それは、公式サイトで「アルバイトやパートでも申し込みできる」と明言している点です。
りそな銀行カードローンの公式サイトのトップページには、金利や限度額、Web完結で申し込めるなどの記載があります。
さらに下にスクロールすると、「利用できる方」として「継続的な安定した収入がある方」と記載があり、その実例として「会社員・契約社員・派遣社員」と並んで「フリーター(アルバイト)・パート・自営業」の記載があります。
大手の銀行で「審査難易度が高い」とされているカードローンの公式サイトには、パートやアルバイトに関する記載はありません。
その点、りそな銀行の「パートやアルバイトの申し込みを歓迎している」という姿勢からは、社会的信用をさほど重く見ていないことが推測されます。審査は「社会的信用よりも返済能力重視」と考えられます。
保証会社に注意
りそな銀行カードローンの申し込みで注意したいのは、保証会社として株式会社オリエントコーポレーションまたはオリックス・クレジット株式会社の2社があるという点です。
この2社は多くの銀行や信用金庫などの保証業務を請け負っている会社ですので、今までにこの2社が関わっている金融機関で返済トラブルを起こしたことがある場合には、審査に通らなくなる可能性があります。
ただし、一方で審査が通らなくても、もう一方で審査を受けることができます。
・保証会社と銀行一覧
オリックス・クレジット株式会社が保証会社の銀行 | りそな銀行・埼玉りそな銀行・オリックス銀行・北都銀行・荘内銀行・神奈川銀行・大光銀行・京都銀行・関西みらい銀行・トマト銀行 |
---|---|
株式会社オリエントコーポレーションが保証会社の銀行 | みずほ銀行・みちのく銀行・福島銀行・武蔵野銀行・千葉興業銀行・京葉銀行・八千代銀行・北越銀行・富山第一銀行・福邦銀行・清水銀行・愛知銀行・滋賀銀行・池田泉州銀行・紀陽銀行・もみじ銀行・島根銀行・高知銀行・佐賀銀行・佐賀共栄銀行・宮崎太陽銀行・沖縄海邦銀行 |
りそな銀行カードローンの審査は厳しい?まとめ
りそな銀行カードローンは、低金利で高限度額の期待できるローン商品です。
多少審査は厳し目と推測されますが、アルバイトやパートの人でも申し込みできます。
オートチャージ機能やポイント制度などが充実しており、おすすめのカードローンです。