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デンタルローンとは|高額な歯科治療費の支払いにオススメ

 2020/11/23 お金を借りれる場所   330 Views

歯科医の治療のうち、見た目の綺麗さに関わる「審美歯科」と呼ばれるジャンルの料金には保険が適用されません。

時には100万円以上の金額がかかり、現金一括で支払えないこともあるでしょう。

そんな時に利用できるのが「デンタルローン」です。

今回は、デンタルローンと基礎知識と、オススメのデンタルローンについて解説します。

デンタルローンとは

デンタルローンとは、名前の通り「歯科治療に使えるローン」のことです。

歯科治療専用のローン

デンタルローンは住宅ローンマイカーローンなどと同じ目的別ローンの一種です。

歯科医師からの見積書を金融機関に提出し、必要な費用をまとめて借り入れることになります。

金融機関がデンタルローンという名前で提供している場合、そのローンは歯科治療に関連する支払いにしか利用できません。

「歯科治療で余ったら家電を買いたい」といったような使い方はできません。いろいろな用途でお金を借りたいのであれば、フリーローンやカードローンの方が適しています。

取り扱うのは「銀行」「信販会社」

デンタルローンを主に取り扱っているのは銀行です。

その他に信販会社でも取り扱いがあります。
信販会社とは、クレジットカードを提供する会社のことです。銀行と違ってデンタルクリニックと提携しており、受付窓口でローンの申し込みを行うことになります。

分割回数は金融機関によってさまざま

デンタルローンでお金を借入れしたあとは、一定の金額を分割で支払って返済します。分割の回数はローンによってさまざまですが、基本的に2~3年以内が一般的です。

一部銀行では高額治療にも対応しています。融資金額が大きいこともあり、最長10年などの長い期間に渡っての分割支払いが可能な場合があります。

利用には審査をクリアする必要がある

申し込みに際しては「申し込み条件」をクリアする必要があります。

銀行のデンタルローンも原則として「20歳以上の安定した収入がある人」しか利用できません。未成年や無職では、そもそも申し込むことができないのです。

例外はデンタルクリニックのローンで、18歳以上であれば親権者の連帯保証人を条件に利用できます。

条件をクリアして申し込みが完了したら、次にクリアしなければいけないのは「審査」です。

審査内容は公表されず、詳細の審査内容は銀行によっても異なります。「年収」「収入の安定性」「過去のローンの借り入れ実績」などを確認されるのが一般的です。

デンタルローンの種類

デンタルローンは契約方法によって2つに分類されます。

銀行で取り扱っている目的別ローンとしてのデンタルローンと、デンタルクリニックが提携している信販会社のデンタルローンです。

銀行のデンタルローン

一部の銀行でデンタルローンの取り扱いがあります。同じ名前でも、金融機関によって金利や資限度額はさまざまです。

後述の信販会社はクリニックによって受けられるローンが決まっていますが、銀行であれば自分が納得するローンを自分で見つけることができます。

また信販会社のローンに比べて金利が低いため、返済総額を安く抑えることができる点もメリットです。

信販会社のデンタルローン

歯科治療を受けるクリニックで申し込めるローンです。
実際にはオリコ・セディナ・アプラスなどの信販会社(クレジットカード会社)が取り扱っています。治療を受けるクリニックが受付窓口です。

どの会社のローンを利用できるかはクリニック次第のため、最初から「このローンが良い」と決めておくことはできません。

一般的に銀行のデンタルローンに比べて審査が柔軟に行われる傾向があります。
最短1時間ほどで審査の結果が出ることもあり、その日のうちに支払いを完了させて治療を始められます。

デメリットは銀行のデンタルローンに比べて金利が高くなりやすい点です。
高い場合で10%を超えることもあり、返済総額を少しでも減らしたい場合には銀行より不利になります。

デンタルローンのメリット

ほかのローンと比較した、デンタルローンのメリットを紹介します。

  • 金利が低い
  • 利用限度額が大きい

金利が低い

デンタルローンは銀行のローンの中でも目的別ローンに区分されます。

銀行では他にもフリーローンやカードローンなどを取り扱っていますが、金利を比べた時にもっとも低いのは目的別ローンです。

逆にもっとも高いのは「カードローン」です。

カードローンはデンタルローンのように利用用途が限定されることもなく、審査の際に利用使途を証明する必要がありません。

利用限度額の範囲内であれば、いつでも何度でも借り入れすることができます。

この利便性の高さが金利の高さに関係しており、基本的に利便性が高いローンほど金利も高い傾向があります。

利用限度額が大きい

歯科治療は大変に高額な費用がかかります。
インプラント治療などの場合 1本あたり30万円以上かかることも珍しくありません。

そのような高額な治療に対応するため、デンタルローンでは利用限度額が大きくなっています。
特に高額医療に対応した銀行のデンタルローンであれば、最大で500万円以上の限度額が設定されます。

デンタルローンのデメリット

デンタルローンはメリットだけではありません。以下のようなデメリットに気を付ける必要があります。

  • 追加融資はイチから申し込みに
  • 審査落ちのリスクがある

追加融資はイチから申し込みに

カードローンは、融資限度額まで何度でも借り入れできるのがメリットです。
急な出費や金欠にも柔軟に対応することができます。

一方でデンタルローンは、融資を受けることができるのは契約時の一回かぎりです。
追加で融資を受けたくなった場合は、もう一度最初から申し込む必要があります。

審査も最初から受け直しになるほか、次も通過できるとは限りません。

歯科治療は一度受けて終わりではなく、何度も継続的に高額な費用が発生します。もし審査に落ちた場合を考えて、別の借入方法も検討しておく必要があります。

審査落ちのリスクがある

特に銀行のデンタルローンでは、金利が低いこともあって審査は慎重に行われます。

年収の高さだけでなく「収入の安定性」「勤務形態(正社員かフリーターか等)」「居住形態」「勤続年数」「他社借入額」「信用情報」などさまざまな面が審査の対象です。

安定収入があるサラリーマンでも、審査に落ちる可能性が十分にあります。

もしダメだった時のことも考えて、カードローンやフリーローンなど次の手を考えておきましょう。

デンタルローンの必要書類

デンタルローンへの申し込みに必要な書類は金融機関によっても異なりますが、主には以下の通りです。

  1. 本人確認書類
  2. 資金使途証明書
  3. 収入証明書類
本人確認書類は、免許証があれば問題ありません。
もし免許を持っていない人でも、パスポートや健康保険証があれば確認が可能です。

資金使途証明書は、資金の使用目的を証明する書類です。
クリニックから受け取った見積書がこれにあたります。融資を受けることができる金額は、この資金使途証明書に記載された金額までです。

収入証明書類は、自営業なら確定申告書、サラリーマンなら源泉徴収票などが該当します。
昨年度以前の収入が分かる書類を提出することで、年収が基準を下回っていないかを確認します。

デンタルローンと一緒に理解したい「医療費控除」

歯科で自由診療を受ける場合、健康保険が適用されません。
インプラントや歯列矯正、審美歯科など治療方法はさまざまです。ときには100万円を超える非常に高額な治療費になることも考えられます。

ここで知っておきたいのが「医療費控除」です。

医療費控除を活用すれば、毎年10万円を超える医療費の支払いのうち10万円を超えた分について、その年の所得税から控除できます。

医療費控除を利用するには確定申告が必要ですが、デンタルローンを利用した場合も利用することができます。

デンタルローンの選び方

10万円以下なら「信販会社のデンタルローン」

これが最適解と決まったわけではありませんが、借入額が10万円くらいであれば、金融機関選びに時間をかける必要性は低いでしょう。

銀行のデンタルローンの金利はおおむね年5%前後です。
一方のクリニック手系の信販会社のローンは10%程度ですから、10万円を1年借りていても、その差は5,000円程度です。

この程度の金利差であれば、信販会社のローンで十分といえるのではないでしょうか。

10万円を超えるなら「銀行のデンタルローン」

10万円を超えたあたりから、銀行系の低金利なデンタルローンが視野に入ってきます。

たとえば20万円1年借りる場合、金利5%の銀行ローンと10%の信販ローンの差金利差は1万円です。

30万円なら15,000円と、その差はどんどん大きくなります。

なぜ借入金額が大きくなると利息が高くなるのかは、利息の計算式を見ると分かります。

利息=借入残高×金利(実質年率)÷365日×借入れ日数

同じ金利で同じ日数だけ借り入れていたとしても、借入れ金額が大きくなるほど利息も高くなるのです。

デンタルローン利用時の注意点

治療が始まると途中解約できない

これは信販会社のデンタルローンを組む時に特に注意が必要な内容です。

先に見積もり書で金額が決定し、あとから治療が始まります。
ローン審査が通ると信販会社からクリニックにその費用を立替払いしてくれます。

治療を受ける人は信販会社にローン返済をしながら、治療を受けることになります。

つまり、治療前にローンの契約をすると原則として途中解約できないということです。

返済を遅らせると「ブラックリスト入り」

ブラックリストは俗称で、個人信用情報に「事故情報」が記載される状態のことです。
ブラックリストのほかにも「信用情報に傷がつく」という言い方がされることもあります。

信用情報とは、過去の金融商品の利用履歴のことです。ローンを利用したことの申し込み・利用・返済などに関する履歴は個人信用情報機関に記録されています。

銀行でも信販会社でも、一度借りたローンの返済を遅らせるのは絶対にNGです。

一定期間以上(61日以上など)の遅れが発生すると、事故情報として個人信用情報機関に記録されます。

金融機関はローンの申し込みがあった際に個人信用情報機関にアクセスし、信用情報に傷がないかを確認することが可能です。

傷があった場合、原則として審査を通過することができなくなります。

オススメのデンタルローン3選

イオン銀行

イオン銀行は、カードローン等のサービスを提供する大手の銀行です。
「イオン」傘下の銀行ということで、利用するにも安心感があります。

金利も最大で8.8%借入期間1年~8年で、千葉銀行には及ばないものの十分に低金利です。フリーローンやカードローンを使うよりも返済総額を抑えられるでしょう。

インターネットバンキングを使えば一部または全部繰り上げ返済可能です。近くにイオン銀行ATMがあれば、買い物ついでに繰り上げ返済も簡単です。

近くにイオンがある人ほど便利に利用できるでしょう。

ネットで申し込みが完結するため、来店する必要がない点もメリットです。

スルガ銀行

静岡県の地方銀行であるスルガ銀行でも、デンタルローンを取り扱っています。

ライフプランに合わせて柔軟に返済計画を立てられるのがメリットです。

例えば治療中の1年間は元金を据え置いて利息だけを支払い、治療完了後から元金と利息を支払うといった具合に、その時の家計の状況に応じた柔軟な返済プランを組むことができます。

がん特約保証付きローンが選択できる点も、他の銀行にない特色です。

死亡または所定の高度障害状態などに該当すれば、信用生命保険でローンを全額返済されるため、遺族が借金に悩まされることがなくなります。がんと診断されただけで全額返済できる「がん保障」も付帯しています。

千葉銀行

千葉銀行は地方銀行でありながら、金利5は.0~5.2%とネット銀行等と比較しても低金利です。WEB完結にも対応しており、支店に出向かずに契約を終わらせることもできます。

返済期間は最長10年と長期に渡るため、高額な治療を選択した場合でも、毎月の返済額を最小限に抑えることができます。

デンタルローンとは|高額な歯科治療費の支払いにオススメ まとめ

デンタルローンは歯科に関する高額な自費診療を分割払いにできるローンです。

金利の面では銀行のデンタルローンが有利ですが、申し込みから審査終了までのスピードでは信販会社のデンタルローンやカードローンが優れています。

それぞれのローンのメリット・デメリットを理解し、自分の状況と照らし合わせて最適なローンを選びましょう。

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ライター紹介

森本 陽子

森本 陽子

2級ファイナンシャル・プランニング技能士(個人資産相談業務)AFP認定者。自身の経験や知識を活かし、複雑なお金の仕組みや知識をわかりやすく解説しておりツイッターでの有益な呟きにも注目。FP森本陽子の詳細プロフィール

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