dカードの便利なキャッシング!種類やメリットと審査時間を解説
ドコモが発行するdカードは、dポイントが貯まるクレジットカードです。
dカードは還元率が高いのが魅力で、さらに便利にキャッシングできる特徴も持っています。
dカードはドコモが発行しているクレジットカードですが、ドコモユーザー以外の方も申し込めます。
ただ、dカードゴールドはケータイ料金支払いでのポイントアップ率が高く、ドコモユーザーなら大変お得です。
dカードは年会費がかからず、持っているだけなら負担になりません。
dカードとdカードゴールドの利用方法や具体的なキャッシング方法、さらに利点、気になる点を解説していますので、申し込みを検討している方はぜひ参考にしてください。
このページの概要
dカードとdカードゴールドの2種類!
ドコモ提供のdカードとdカードゴールドは、ドコモユーザーはもちろんのこと、ドコモを利用していない方も申し込めるクレジットカードです。
dカードとdカードゴールドの特徴やメリットは、どんな点にあるのでしょうか。
dカード
年会費無料で、ドコモユーザー、ドコモユーザー以外の方も申し込めます。
カードの還元率は1.0%、ローソンでの利用は最大5.0%還元、他にも特約店ならポイントアップするお得なクレジットカードです。
ショッピングだけでなく、国内外でのキャッシングにも使え、さらに電子マネー(iD)でも支払えます。
dカードゴールド
ドコモをお使いの方に断然おすすめなのがdカードゴールドです。
dカードゴールドでは、ドコモケータイ・ドコモ光の利用1,000円ごとに税抜金額の10%がポイント還元されます。
さらに、ケータイの補償が3年間、さらに国内外の空港ラウンジの利用が無料です。
年会費は10,000円(税抜)、満20歳以上の方が申し込めます。
– | dカード | dカードゴールド |
---|---|---|
年会費 | 無料 | 10,000円(税抜) |
基本還元率 | 1.0% | 1.0% |
還元率アップ | 1.5~10.5倍 (特約店やポイントアップモール) |
10% (ドコモのケータイ料金) 1.5~10.5倍 (特約店やポイントアップモール) |
申し込み対象年齢 | 18歳以上 | 20歳以上 |
ケータイ補償 | 1年間最大1万円 | 3年間最大10万円 |
空港ラウンジ | × | 国内・ハワイ |
海外旅行保険 | × | 最大1億円 |
国内旅行保険 | × | 最大5,000万円 |
お買い物あんしん保険 | 年間100万円まで | 年間300万円まで |
dカードでキャッシングする場合の金利
dカードの国内キャッシングは、キャッシングリボという名称で、返済は原則として毎月元金定額返済となっています。
つまり、毎月一定額(1万円以上1万円単位)を返済する利用方法です。
キャッシングの利用は、dカードとdカードゴールドで金利が異なりますので確かめておきましょう。
dカードの金利は18.0%、dカードゴールドの金利は15.0%です。
どちらのカードも返済に遅れた場合の遅延損害金は20.0%で計算されます。
キャッシングの金利で考えると、dカードゴールドのほうが低いので、キャッシング頻度が高い方ならdカードゴールドのほうが利息の負担を軽くできるでしょう。
しかし、年会費は10,000円かかるので、利用シーンをよく考えてから選ぶ必要があります。
dカードでキャッシングする場合の限度額
dカードを使ってキャッシングする場合には、利用枠はそれぞれ利用者ごとに決まっています。
dカードの利用枠は5万円~90万円、dカードゴールドの利用枠は5万円~100万円で、利用は1万円単位となります。
限度額ともいわれる利用枠は、審査によって決定するもので、他社貸金業者の借入も含め年収の3分の1を最高額として規定の利用枠の範囲内で設定されます。

キャッシング枠を入会後検討することはできる?
キャッシングリボは、dカードに入会した後にキャッシング枠を設定することもできます。
dカード申し込み時には、ショッピング機能のみで利用していても、後でキャッシング枠を付けても問題ありません。
キャッシング枠を付けるかどうかを迷っている場合は、入会後検討してもよいでしょう。
また、キャッシングリボは設定しないと利用できません。
初回申し込み、またはキャッシングを利用したいときには、dカードのサイトから設定しておきましょう。
海外キャッシュサービスは、国内でキャッシング利用する場合とは別の手続きが必要です。
dカードキャッシング申し込み方法
dカード自体の申し込みは、dカードのサイト、ドコモショップ、入会申込書の送付のいずれかで行えます。
dカードでキャッシングリボを利用する場合には、事前に設定しておく必要があります。
サイトでdカードを申し込みと、カード申込完了から最短5分で入会審査完了手続きが利用できます。
ただし、9:00~19:50に申し込み手続きし、申し込みの段階で引き落とし口座の設定が完了していないといけません。
また、審査状況などによって、数日の審査期間が必要になるので最短5分手続きを取ったとしても、すべての方が可能ではないのです。

dカードキャッシングの審査
dカードでは、申し込んだ際に審査が行われます。
クレジットカードは与信によって、発行の不可が決定するのです。
以前に、ローンの延滞や金融事故等を起こしている場合には、クレジットカードの発行はできません。
審査基準
dカードの審査基準は、申し込み基準から推測します。審査基準を明らかにしているクレジット審査やローン審査はないためです。
審査基準を明記してしまうと、たとえば「年収がちょっと足りないから、実際よりも多く書いておこう」「勤続年数は基準より短いけど、どうしても申し込みたいから長く書いてしまおう」という人が出てしまいます。
事実とは違う内容を申告すると、正確な審査ができなくなってしまうでしょう。
そのため、申し込み基準だけを記載して、申し込み条件をクリアしている場合に審査を受けられるようにしているのです。
申し込み基準は
・本人名義の口座を支払い口座として設定できる
申し込み条件から判断すると、dカードの審査基準は年収や勤続年数の条件もないため、通過が難しい審査ではないでしょう。
しかし、どのローンでも延滞などの履歴が個人信用情報機関に残っていると、審査には絶対に通過しません。
審査時間
申し込みのタイミングによっては最短5分で審査は完了しますが、実際にクレジットカードが手元に到着するのは最短でも5日、実際には1週間から10日程度で予定しておくほうが確実です。
キャッシングを急ぐ場合や、海外に持って行く予定がある場合などは、審査時間の短さが重要になりますが当日発行は不可能と考えておきましょう。
在籍確認
在籍確認は、勤務先に電話連絡を入れて申し込み時に記入したところで本当に働いているのかを確認するものです。
電話連絡はハードルが高く感じますが、どうして電話をしたのかという内容を申し込み者本人以外に伝えることはありません。
dカードでは、審査状況によっては電話による在籍確認を行わないこともあるようです。
ただ、あくまで審査の状況によって在籍確認を行うかどうかが決まるため、事前に電話がかかってくるかどうかを知ることは難しいといえます。
もしも電話がかかってくる場合も、「キャッシングのことで」と具体的な内容を電話対応した人に伝えることはありません。
担当者の個人名、ドコモという会社名を伝えるだけで、クレジットカードのことやキャッシングのことはわからないように電話をかけます。
キャッシング枠は希望通りになる?
限度額は、dカードなら最高90万円、dカードゴールドなら100万円が設定できます。
この範囲内なら、いくらでも設定してよいのか、と考えてしまいますが、キャッシング枠では総量規制額が大変重要になってきます。
クレジットカードのキャッシング枠は、総量規制の対象です。
総量規制は、貸金業者からの借り過ぎを防ぐために、年収の3分の1までが設定できる最高限度額と決めている法律です。
貸金業者からの借入の総合計が、年収の3分の1まででないといけません。
クレジットカードのキャッシング枠は、総量規制額に含まれます。
dカードで最高の90万円を限度額として設定したければ、270万円の年収が必要です。
他社の借入がすでにある場合は、dカードで設定できる限度額はさらに低くなります。
dカードでキャッシングする方法
dカードでキャッシングする場合には、どのようにするとよいのでしょうか。
国内でのキャッシング方法には2通りあるので、便利なほうを選びましょう。
また、参考として海外キャッシングの方法もご紹介しておきます。
コンビニATM&金融機関ATM
コンビニATMや提携金融機関ATMで現金をその場で借りられます。
コンビニでは、セブンイレブン、ファミリーマート、ミニストップ、ローソンが利用できます。
ただし、ファミリーマート内のゆうちょATMでは借入しかできません。
その他、イーネットATM、ローソン銀行ATMではATMを管理している銀行によって、利用できないサービスがあります。
金融機関では、三井住友銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、りそな銀行などのATMが利用可能です。
ゆうちょ銀行や三井住友信託銀行のように利用できるサービスが限定されている金融機関もあるため、利用前に確認しておきましょう。
銀行振込
口座にお金が必要なときには、振込キャッシングが利用できます。
振込キャッシングは、dカードのWEBサイトまたはdカードセンターへの電話で依頼します。
申し込みしてから3営業日後に指定した口座へ振込が実行されますので、お金が必要なタイミングにご注意ください。
海外キャッシング
dカードを使って、海外でキャッシュサービスを受けることができます。
海外キャッシングは利用枠を設定しておくことで、現地で必要な分をATMやCDを利用してすぐに現地通貨で借りられます。
海外キャッシングは、キャッシング利用枠内で5万円~30万円の範囲内で使えます。
海外キャッシングでは、通常元利一括返済となっているため、リボ払いを希望するなら手続きが必要です。
海外利用時の金利は、18.0%となります。
また、ATM利用の都度金額に応じて手数料が必要です。
1万円以下のキャッシングなら110円(税込)、1万円を超えるキャッシング220円(税込)がかかります。
dカードキャッシングの返済方法
dカードでキャッシングリボサービスを利用した場合の返済は、毎月支払い口座から自動引き落としで行います。
月々の返済額
毎月一定額を返済していきますが、月々の返済額の単位は1万円以上で1万円単位となっています。
ただし、利用枠が51万円~100万円の場合には2万円以上1万円単位での返済です。
キャッシングリボの返済は、ショッピングの代金と合わせて毎月10日に引き落とされます。
都合に応じて、毎月の返済額を変更することもできます。
リボを使わないで返済できる?
原則リボ払いでの返済となっていますが、キャッシングリボ臨時返済を利用して繰り上げて返済することもできます。
キャッシングリボ臨時は、
・振込での臨時返済
・ATMからの臨時返済
残高確認する方法
dカードでのキャッシングの残高は、dカードサイトから確かめることができます。
「リボ払いご設定内容紹介」から確認しましょう。
利用残高によって、キャッシング枠も変化するため、こまめに確かめておくことをおすすめします。
利息を抑える返済方法
リボ払いでの返済は、毎月一定額を返していくため、月々の負担は軽くなります。
毎月決まった額だけ返せばよいので、お金の計画も立てやすいでしょう。
ただし、返済期間が長くなることで、日割りで利息がかかるクレジットカードのキャッシングでは利息が大きな額になってしまうことがあります。
利息を抑える返済方法としては、基本はリボ払いでも随時返済をどんどん取り入れることをおすすめします。
お金に余裕があるときに返済してしまうことで、借入残高を減らし返済期間を短くすることで利息負担を軽くするものです。
dカードでも随時返済をATMや振込で行えますし、通常の返済を増額する方法もあります。
キャッシングした額が大きいほど、積極的に随時返済をするほうが利息を減らせます。
dカードでキャッシング枠をなくす方法
キャッシング枠があると、ついつい借りてしまう、必要ない額まで借りてしまった、という経験がある方は少なくないでしょう。
できれば借り過ぎないうちに、キャッシング枠をなくしてしまいたい場合には、どのような手続きを取るとよいのでしょうか。
dカードのキャッシングリボ枠は取り消せます。
キャッシングリボ枠を取り消したいときには、dカードセンターまで電話連絡を入れる必要があります。
dカード会員の方はdカードセンター(0120-300-360)、dカードゴールド会員の方はdカードゴールドデスク(0120-700-360)に連絡を入れましょう。
受付時間帯は、10:00~20:00です。
dカードでキャッシングできないときは?
dカードでキャッシングしようとしたのに、借りられないのはどんなケースがあるのでしょうか。
また、借りられないときにはどんな対処をするとよいのでしょうか。
利用枠を超える利用
設定しているキャッシング枠を超えた額は借りることができません。
dカードのクレジットカードで設定している利用枠だけでなく、総量規制額にも注意しましょう。
クレジットカードのキャッシングは、総量規制の対象となります。
総量規制は、貸金業者からの借入が対象となり、総額が年収の3分の1以下でないといけません。
他社借入をしている場合に、総量規制額に到達していると、dカードでのキャッシングができないのです。
利用枠は返済して増やすか、利用枠増枠するしかありません。
利用枠の増枠は、審査によって決まるので希望すれば必ずできるわけではないので、注意が必要です。
ATMが使えないのはどんなとき?
ATMが使えないときには、ATMに原因がある場合とカードに原因がある場合を考えないといけません。
また、dカード側で利用を保留していることもあります。
・キャッシングできない原因がATMにある場合
ATMでは、予定されている時間以外にもメンテナンスが行われているときがあります。
また、コンビニでは店舗によって設置しているATMが異なる場合もある点に注意しましょう。
この店舗ではキャッシングできたけれど、違う機会に別の店舗のATMに行ったらできなかった、というケースもあるのです。
・キャッシングできない原因がカードにある場合
カード側の原因としては、カードの磁気不良がまず考えられます。
カードの磁気不良は再発行しないといけません。
(dカード会員の方は再発行が有料になることもあります。dカードゴールドの方は再発行手数料無料です)
次に、紛失届や盗難届を出したカードを使っていないかを確かめましょう。
届けを出した後にカードが見つかっても、そのカードは使えなくなっているのです。
再発行したカードを利用する必要があります。
・dカードが利用を保留している場合
カードの偽造や盗難に、利用者本人が気づいていないケースです。
インターネット上でカード番号や、有効期限など必要な情報が盗まれていてもすぐに気付かないことがあります。
過去の不正使用と似ているパターンが起こったら、その時点でカードの利用が保留される可能性があるのです。
dカードキャッシングのメリット・デメリット
dカードはお得なカードといえますが、やはりメリットだけでなくデメリットもあります。
dカードに申し込むかどうか迷っている方は、メリット・デメリットどちらも確認しておきましょう。
dカードのメリット
・ケータイ補償がある
・ポイントアップする特約店やモールあり
dカードのデメリット
dカードゴールドのメリット
・海外旅行保険や国内旅行保険が付帯
・ケータイ補償が3年で最大10万円
dカードゴールドのデメリット
・申し込みは20歳から
dカード、dカードゴールドどちらもメリットが豊富に見つかります。
デメリットは少ないのですが、dカードなら旅行保険が付帯していないことでしょう。
別に保険を申し込むか、補償が手厚いdカードゴールドを選択する必要があります。
dカードゴールドのデメリットは、年会費が10,000円かかること、申し込み年齢が満20歳とdカードの18歳より高めな設定な点でしょう。
ただ、手厚い補償、旅行保険や空港ラウンジの利用など、年会費分のサービスは十分あります。
申し込み年齢も20歳以上ですが、年収規定などは特にないため、申し込みにくいクレジットカードというわけではありません。
dカードでキャッシングする際の注意点
便利で高還元率なdカードは、ショッピングでの利用に最適です。
同時にキャッシングの便利なメリットとしていつでもどこでも借りられるため、ついつい借り過ぎてしまう点に注意が必要です。
キャッシングでの利用は、日割りで利息がかかりますし、リボ払いだと利息が大きくなるおそれもあります。
キャッシングする前に、本当に必要額だけなのか、返済予定、利息額のシミュレーションをしておきましょう。
dカードでキャッシングするのに向いている人
dカードでのキャッシングは、便利なのでどなたでも使いやすいといえます。
ただし、金利の面では消費者金融の最高金利と大きく違いがないため、少額利用かつ短期間での返済が可能な方に向いているでしょう。
dカードの利用に向いているのは、ドコモユーザーと考えられます。
ですが、ケータイ料金で大きくポイントアップするdカードゴールドは、確かにドコモユーザーに最適です。
しかし、年会費無料のdカードは、ドコモユーザー以外でも作成できますし、dポイントが貯められます。
電子マネーiDも搭載されていて、クレジットカードとしても優秀なので、ドコモユーザーのみと限定しなくてもよいでしょう。
ショッピングは対象外なので混同しやすいですが、気を付けておきましょう。