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消費者金融に借り入れがある場合は住宅ローンは通らない?真相を解説

 2020/07/07 消費者金融   2,634 Views

「消費者金融に借り入れがあるけど、ちゃんと住宅ローンは組めるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
夢のマイホームを前に、万が一ローンが組めないような話を聞くと不安になりますよね。

借金の状況によっては、問題なく住宅ローンの審査に通る可能性は十分にあります。
今回は、消費者金融に借り入れがある場合の、住宅ローンへの影響について解説しましょう。

消費者金融の借入が住宅ローン会社にバレる理由

そろそろ念願のマイホームの購入を考え、住宅ローンを検討している人もいるでしょう。
しかし、消費者金融への借金が気になり、「影響があるのでは?」と心配しているかもしれませんね。

そもそも何故、住宅ローンの借入の際に消費者金融の借金がバレるのか、疑問に思いませんか?

それを知るためのポイントは信用情報です。

消費者金融へ申し込みや借り入れを行った場合、信用情報機関へ利用者情報の照会を行います。信用情報には申し込み者の氏名や住所などの基本情報だけでなく、借金の履歴も記録されているのです。

現在の借入状況だけでなく、過去の利用履歴や遅延・滞納まであらゆる情報を確認できます。信用機関の状況は金融機関の間で共有されているため、もちろん申し込んだ住宅ローン会社も見ることが可能です。

つまり信用情報を見れば、申込者の借り入れ状況はすべてバレてしまう仕組みです。信用情報は金融機関内で共有されており、すぐに確認できる状態であることを覚えておきましょう。

消費者金融の事故履歴は5年程度で消える

消費者金融の借金が住宅ローンに影響すると聞くと「過去に滞納したことがある」と不安に思うかもしれませんね。

しかし、信用情報に残った滞納・遅延履歴(金融事故履歴)は、永遠に残るわけではありません。
信用情報機関によって若干の違いはあるものの、完済からおおよそ5年で事故の履歴が消滅します。

滞納経験があっても、何年も前という話であればほぼ影響はないと考えられます。

消費者金融での借金は住宅ローンに影響するの?

現在、消費者金融に借金があっても、住宅ローンの審査に通ったという話はあるのでしょうか?

結論から言うと、必ずしも影響があるとはいえません。理由について見ていきましょう。

消費者金融に借金があっても、住宅ローン審査に落ちるわけではない

消費者金融に借金がある場合、住宅ローンの審査に影響が出る可能性は高いです。
しかし、全てが審査落ちするわけではなく、返済さえしっかりと行っていれば、さほど心配する必要はありません。

影響が出るのは、住宅ローンの返済で滞納や遅延を起こしてしまっており、事故の履歴が信用情報に記録された場合です。

「うっかりと支払い期限に間に合わなかった。」という経験があるかもしれません。
しかし、一度忘れてしまった場合でも、督促後にすぐ支払えば信用情報に遅延として登録されることはないのです。

信用情報に事故情報さえ書かれなければ、住宅ローン会社もわからないので審査に影響することはほぼありません。

住宅ローンの審査では返済負担率がポイント

住宅ローンの審査では、信用情報のほかに返済負担率も大きなポイントです。
返済負担率とは、年収を占める住宅ローンの年間返済率の割合を指します。

一般的には、35%以内が目安です。例えば年収500万円で住宅ローンの年間返済額が140万円として考えてみましょう。

500(万円)÷140(万円)×100となり、年間返済率は28%です。
これは住宅ローンの年間返済が、年収の28%を占めていることになり一般的な数字といえます。

住宅ローンは毎月必ず支払わなければなりませんが、消費者金融の借入も同じです。
信用情報を見た住宅ローン会社が、月の負担が大きいのでは?と感じた場合、審査に通らない可能性があります。

住宅ローンは総量規制の対象ではない

住宅ローンは総量規制の対象とならない「除外の貸付」となります。

「借金は年収の3分の1までしかできない」というルールを聞いたことがあるかもしれません。
2010年に始まったこの総量規制によって、借り入れは年収の3分の1までしかできなくなりました。例えば、年収300万円であれば100万円といった具合です。

しかし、総量規制は住宅ローンには当てはまりません。そのため現在、消費者金融で借金があったとしても、住宅ローンを組める金額に影響はないので心配はないでしょう。

住宅ローンに落ちてしまう6つのパターン

住宅ローンに落ちてしまう理由は、主に以下の6つです。消費者金融に借金があって不安な場合は、当てはまっていないが一度確認してみましょう。

1.消費者金融で遅延や滞納をしている

消費者金融で滞納や遅延をしている場合、住宅ローンの審査に通る可能性はほぼありません。「現在すでに滞納を起こしているのに、住宅ローンのまで支払うのは難しいのでは」と考えられるためです。

1回の滞納であれば、すぐに支払えば信用情報に影響はありませんが、2カ月程度遅れると金融事故となってしまいます。すぐに滞納分を支払うか、完済してしまうとよいでしょう。

2.数社から借り入れをしている

借入件数は増えるほどに住宅ローンの審査に通りにくくなります。件数が多い場合は、返せそうなものは完済しておきましょう。完済すれば、その分借入件数が減るため住宅ローンの審査に受かる可能性が高くなります。

3.スマホ代や奨学金を滞納している

スマホ代や奨学金を滞納している場合、信用情報に記録されてしまいます。
奨学金はもともと信用情報への登録はありませんでしたが、2008年より登録項目に加わりました。

独立行政法人日本学生支援機構によると、滞納3カ月で信用情報機関に情報が登録されるとしています。住宅ローンを検討するならば、携帯代や奨学金の滞納がないかもチェックしてみましょう。

4.属性が基準を満たしていない

属性とは、申込者の収入や勤続年数・勤務先など申込者の基本情報以外の部分を指します。

特に収入が不安定な場合、住宅ローンの審査に通ることは難しいでしょう。ほとんどの住宅ローンの申し込み条件には、年収や勤続年数の規定が設けられています。

例えば新生銀行の住宅ローンであれば勤続年数2年以上・年収300万円以上といった具合です。正社員である必要は必ずしもありませんが、収入が不安定である場合は、住宅ローンの審査には通らないと考えられます。

消費者金融に借金のある人でもフラット35なら可能性はある

消費者金融に借金があり、住宅ローンの審査が不安な人は、フラット35を検討してみましょう。フラット35とは、住宅金融支援機構と民間金融機関が提携した長期固定金利の住宅ローンを指します。

よく「35年ローン」という言葉を聞きますが、ほとんどの場合、フラット35のことを言っていると考えてかまいません。全国の金融機関で取り扱いがあるため、利用者に都合の良い銀行などを選べます。

ただし申し込みには条件があり、以下の3つです。

  • 申し込み時の年齢が70歳未満であること
  • 日本国籍であること、もしくは永住許可を受けていることや特別永住者であること
  • 返済負担率が、年収400万円未満なら30%以下、年収400万円以上なら35%以下

年齢は70歳未満とありますが、親子代々に渡って返済を行う場合は、超えていても申し込めます。
フラット35は返済負担率がかなり高めに設定されていることが特徴です。そのため、消費者金融に借金があって不安な人も、フラット35であれば審査に通る可能性があります。

フラット35をさらに通りやすくするためのコツ

フラット35は夫婦で合算収入にすることで審査に通りやすくなります。条件は以下の通りです。

  • 申込者本人の直系親族(父母・子・配偶者の父母)、もしくは配偶者と合算すること
  • 申し込み時の年齢が70歳未満
  • 申込者本人と同居している場合のみ合算可
  • 連帯保証人となること

合算収入にした場合、申込者本人の収入を超えた融資を受けることができます。

ただし、どちらかが無職になった場合、大きな影響が出る可能性があるため慎重に検討しましょう。収入合算をした相手に金融事故履歴がある場合は、審査に通らない可能性も考えられます。よく検討し、決断しましょう。

消費者金融に借入のある人が住宅ローンに通る方法

消費者金融に借り入れのあっても、住宅ローンに通りたいと思ったら、以下の3点に注目してみてください。

1.借金を早く完済する

借金はないに越したことはありません。住宅ローンを考え始めたら、なるべく早く借金完済を目指しましょう。借金は長引けば長引くほど利息がかさみ、最終的な支払金額が高くなります。臨時収入やボーナスを積極的に返済に充てるなど、無理のない範囲で返済を行いましょう。

2.借金の完済後は消費者金融を解約しておく

借金を完済し終えたら、消費者金融との契約自体を解約しておく方法もおすすめです。

完済することで借金はなくなりますが、消費者金融との関係が終わったわけではないことを忘れないようにしましょう。カードなどを持っていると、今後もついついまた借り入れをしてしまうかもしれません。

3.借入残高は正しく申告する

住宅ローンを借りる際、借入残高(借金)について住宅ローン会社に正しく申告しなければなりません。残高だけでなく、利用目的も記入しなければならないなど、なかなかシビアです。なぜここまで細かいのでしょうか。

住宅ローン会社は「利用者が自分の借金をしっかりと把握しているか」を見ています。なんとなく不利になるような気がして、少なめに申告したくなるかもしれません。

しかし、間違いのない申告をすることで「借入状況の把握のできる計画性の高い人」と見なされ、心証がよくなります。

少なめの申告など虚偽広告をした場合、「うそをつく人」と見なされ、審査の通過率が悪くなるでしょう。あくまでも「申し込み者の借金に対する姿勢を見ている」とイメージしましょう。

消費者金融の借入をなるべく早く返す方法

住宅ローンに消費者金融への借り入れが不利なことはわかりますが、すぐに返済は難しいでしょう。その場合に、借金をなるべく早く返すコツがあります。ここでは借金を早く終わらせるためのコツを解説しますね。

1.利息の低いところで借り換えをする

借金を早く返すために、利息の低い金融機関で借り換えをする方法があります。
よく「おまとめローン」と呼ばれるものです。借金を一か所にまとめることで、利息が減るため、最終的な返済金額を抑えられます。多くの消費者金融や銀行がおまとめローンを取り扱っているため、検討してみるとよいでしょう。

2.任意返済を積極的に行う

少しでも借金が早く終わるよう、任意返済を積極的に行いましょう。任意返済とは、普段支払っている金額にプラスして返済を行うことです。

返済金からはまず、利息が抜かれます。そして残った分が元金に充当される仕組みなのです。そのため、元金を早く減らすことができれば借金は早く終わります。

また利息も元金に加算されるものなので、元金が減れば利息も減り、結果的に借金も減っていくでしょう。無理のない範囲で構わないので、余裕のある時に数千~数万円程度上乗せして返済しましょう。

住宅ローンの審査に落ちたら、自分の信用情報を見てみよう

住宅ローンに通らなかったり、申込に不安を感じたら、自分の信用情報を見てみましょう。

信用情報は信用情報機関に申し込むことで情報開示請求ができます。信用情報は見方が少し特殊なので、ここでは注目したい点について解説します。

滞納歴は「残籍額・入金区分」で分かる

住宅ローンの審査のポイントとなる滞納は、「残籍額・入金区分」をチェックしてみましょう。「〇」と記載されていれば、期日通り支払ったことになり、「×」は滞納を表しています。その他記号については以下の通りです。

  • 「〇」…予定通り支払いを行った
  • 「×」…支払いをしなかった
  • 「△」…一部のみ支払いを行った
  • 「P」…支払いはなかったら、特別な事情があった
  • 「―」…請求自体がなかった

「返済区分、延滞解消日、完了区分」に遅延とある場合

「返済区分、延滞解消日、完了区分」に遅延と記載されている場合は、金融事故を起こした状態であり、ブラックになっているといえます。原因は区分を確認してみましょう。

例えば「滞納」となっていれば、返済に遅れたことが原因です。

金融ブラックになってしまった場合は、住宅ローンの審査に通るのはかなり厳しいと考えましょう。

消費者金融の借り入れ状況を把握して住宅ローンに挑もう

消費者金融に借金があっても、住宅ローンが利用できないわけではありません。

しかし、借り入れ状況によっては、審査に通らない可能性があることを覚えておきましょう。

特に滞納や遅延などの「金融事故」を起こしている場合は、注意が必要です。住宅ローンへ申し込む前に、今一度自身の借金状況を把握しておくとよいでしょう。

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ライター紹介

森本 陽子

森本 陽子

2級ファイナンシャル・プランニング技能士(個人資産相談業務)AFP認定者。自身の経験や知識を活かし、複雑なお金の仕組みや知識をわかりやすく解説しておりツイッターでの有益な呟きにも注目。FP森本陽子の詳細プロフィール

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