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カードローンの審査ではどうしても在籍確認が必要?避ける方法は?

 2020/08/05 カードローン   6,324 Views

カードローンの申し込みをすると、カードローン会社から勤務先に確認の電話が掛かってきます。
これを「在籍確認」と言います。

これは虚偽申告や成りすましを防ぐため、また申込者に返済能力があるかどうかを確認するための過程として必要とされています。

とはいっても、もし勤務先の誰か他人が電話に出てしまったら、第三者にお金を借りる申し込みをしたことを知られる恐れがあると思うと、どうしても心配なところです。

カードローンの在籍確認はなぜ行われる?

虚偽申告・成りすましの防止

在籍確認というのは、申し込みをした人が入力フォームや申込書に「勤務先」として記入したところが正しいことを確認する審査上の一工程です。
勤務先を偽りなく、誤りなく記載しているかどうかは非常に重要なことです。

たとえば無職の人が嘘をついて、働いてもいない場所を勤務先として申告したとき、そのまま鵜呑みにしてしまっては貸したお金を返済してくれる当てがなくなってしまいます。

また、申し込みをしただけの段階では、申込者と金融機関には何の関係も発生していません。
単に申込書が送られてきただけの関係です。

ここで、もし申込書に記載された以外の人が「他人に成りすまして申し込んだ」のだとしたら、これも無職の人が申し込んだのと同様に貸したお金は返ってきません。
さらに、成りすましの場合には被害者が出ることになります。
こういった事態に陥るのを防ぐのが、在籍確認を行う第一の理由です。

一般的には在籍確認は電話を使い、金融機関が申込者の勤務先に電話を掛ける方法で実施されます。

大手消費者金融業者などの一部のカードローンでは、書類提出などの方法で在籍確認に対応しているケースもあります。
たとえばSMBCモビットでは、条件を満たせば電話連絡なしで契約を結べる「Web完結」を選択することができます。

返済能力の確認

在籍確認が実施される理由として最も大きなものが「申込者の収入が安定しているかどうか」を確認する必要があるためです。
申込者に安定した収入がなければ、貸したお金は返ってきません。そのまま自己破産されたら、カードローン会社は貸し倒れになってしまうリスクがあります。

働いているということは、毎月決まった額の給料を得ているということになります。
働いている事実は、単に書類を見ただけでは確認できません。いくら本人が「そこで働いていますよ」と言っても、それが嘘なら、やはりカードローン会社はリスクを負うことになります。

そこで、申込書で申告された職場に審査の担当者が直接連絡をして、働いている実態を確認することが必要になります。
在籍確認は単に記載情報のミスがないかどうかを確認するのではなく、その人に返済能力が確かにあることをカードローン会社が了解するための重要な手続きです。

そのため、ほとんどのカード会社が行っており、原則的に回避することは不可能です。
会社によって微妙な判断の違いはありますが、原則は職場への電話連絡です。

なぜ電話連絡なの?

在籍確認のほとんどは職場への電話連絡によって実施されます。
一部の消費者金融業者には、保険証さえ見せれば在籍確認とするというところもありますが、原則的には職場への連絡によって行うことになっています。

電話で在籍確認を行う理由は、それによって「情報の裏付け」ができるからです。
申込者が確かに本人であることは、たとえば運転免許証を見ることによって確認できます。他人ではなく、確かに申込書に記載された本人が申し込みをしたのだと言うのは運転免許証やパスポートを見れば分かります。

ところが、職場・勤務先については、単に申込書を見ただけでは分かりません。
そのため、最も確かな方法として電話連絡が選ばれています。

本人が申込書に勤務先の電話番号を入力・記入しますが、ここに業者の審査担当者が連絡すれば、そこに在籍しているかどうかが明確に分かります。

最も手間がいらず、しかも確かという点で、電話連絡による在籍確認が有効とされています。
そのため、審査次第ですが、電話連絡なしでは審査に通過させることができないというケースが非常に多くあります。

在籍確認の基本仕様とは

電話の掛け方

カードローンの審査では必ず在籍確認が行われますが、実際にはあまり大げさなことにはなりません。
通常、担当者が個人名で「私、○○と申しますが、××さんいらっしゃいますか?」という内容で電話連絡します。
あくまで知り合いを装うというのが基本の姿勢です。

個人の借金というのは、その本人にのみ属するものであって、たとえ家族であっても、貸している人がその事実を告げることはありません。法律上も第三者に理由なく借金の事実を話すのは違法です。

とくに、消費者金融業者の場合は銀行と違って「個人に貸出をする」という会社です。
そのため、プロミスやアコムといった社名を出した途端に「あの人はお金を借りている」ということが発覚してしまいます。
そのため、消費者金融業者は在籍確認の際に社名を名乗ることはありません。

銀行のカードローンの場合には、多少事情が違います。
銀行は預金機能を持っており、クレジットカードの取り扱いや企業への融資もしています。
個人消費者が使うカードローンの申し込みによる在籍確認であっても、銀行は銀行名を名乗るケースが多くあります。

申込者自身が電話を取らなくて良い

在籍確認は「申込者がその職場に勤めている」ことが確認できれば良いのであって、申込者自身が電話を取る必要はありません。
担当者が個人名で本人を呼び出してもらう形で連絡しますが、電話に出た相手が「ただいま外出しております」「本日はお休みをいただいております」などと返答すれば、申込者が確かにそこに在籍していることが分かり、この時点で在籍確認は取れたことになります。

カードローンの契約では、申込者は審査の最中は自動契約機に行っているといったケースが多く、そういった場合には本人が電話に出ることはできません。
そのため、こういった方法で確認を取ることにしています。

本人以外が電話を受けて身元や用件などを尋ねられることもあるでしょう。
そういった場合には「知人のものですが、携帯電話に連絡したけどつながらなかったので、お電話させていただきました」などと返答してくれます。
消費者金融業者の場合には社名を名乗ることは一切ありません。第三者から何かを尋ねられても、徹底して目的や身元を明かすことはありません。

大手の消費者金融業者は、在籍確認の電話連絡に慣れており、様々なケースに対応してきた実績があります。
会社によっては個人名の電話に対して色々と尋ねたりすることもあるでしょう。そういった場合にも上手にかわしてくれます。

電話の内容は?

会社の文化として、個人名で連絡が来るのはあまり多くないところもあるでしょう。
そのため、在籍確認の連絡で担当者が個人名で掛けた場合に、「どういったご関係ですか」「どういったご用件でしょう」「ご伝言があれば承りますが」などと電話に出た人が尋ねることもあるでしょう。
そういったときには、「知り合いのもので、本人の携帯に電話したがつながらなかったので、事前にうかがっていた勤務先に掛けたところです」などと答えてくれます。

用件を訊かれても「聞いていた電話番号に掛けたらここにつながってしまって、お忙しいところすみませんでした」などと言って上手に話をそらしてくれます。
どの金融機関でも「用件が分からないように」「友人などを装って」対応しています。

基本的に大手の金融機関のオペレーターは在籍確認に精通しています。
電話を受けた人に質問攻めにされたとしても、社名を明かしたり利用者のプライバシーを侵害するようなことはありません。

会社で良くある受け答えとして「こちらから折り返しご連絡を差し上げますので、ご連絡先を頂戴できますか」と尋ねることもあります。
そのような場合でも、業者が電話番号を教えることはなく「またこちらからお電話を掛け直しますので」などと返答します。

時間指定はできる?

在籍確認の電話をなるべく自分で取りたいというケースもあるでしょう。
ネットで申し込みをしてネットで契約まで完結させるという場合など、自分が会社にいる時間帯に連絡してもらえば自分で社名を名乗って電話に出るので、その職場に在籍していることを確かなものにすることもできます。

それ以外にも、昼休みに電話してほしいとか、午後の時間帯にしてほしいなどの希望を出したい人もいるかもしれません。
多くの消費者金融業者で、こうした時間指定をすることが可能です。

消費者金融業者でも銀行でも、審査の時間そのものは最短で30分、長くても数時間程度で完了します。
特に希望があれば電話連絡の時間指定も可能です。申し込みの直前や直後に相談の連絡を入れておきましょう。

どの金融機関でも、本人確認のため1回は連絡先として登録した番号に連絡があります。
このタイミングで在籍確認について相談しておくと良いでしょう。金融機関によっては、担当者と話ができるのが、本人確認の1回きりということがあります。うかうかしている間に審査は淡々と進んでいきます。

この時間指定ですが、どの金融機関でもできるとは限りません。
申込先によってはやや対応が異なることがあります。あまりに時間指定にこだわると、かえって怪しまれるので注意しましょう。

担当者の性別指定は可能?

女性の場合、もし審査担当者が男性であったとき、職場に男性が個人名で連絡してくるのは、あらぬ噂の要因となるため避けたいところでしょう。
そういったときに電話連絡を女性してもらうことも可能です。

これはおおよそすべての金融機関で希望を出すことが可能です。これは男性でも同じことで、女性から個人名で連絡が来るのは困るというケースでも、対応してもらえます。

大手の消費者金融業者には「女性専用ダイヤル」を設けているところがあります。
「レディースキャッシング」という名称で女性専用の申込先を用意しているところもあります。

こういった窓口では、すべての連絡に関して女性が担当してくれます。本人確認の連絡から在籍確認、契約に至るまですべて女性が担当します。女性の申込者はこういったサービスを利用するのも良いでしょう。

在籍確認で審査落ちすることはある?

電話がつながらない状態で数日経過したとき

在籍確認は通常、審査の最終段階で実施されます。
「後は在籍確認をするだけ」の状態になってから職場に連絡するのが、おおよその流れです。なかには、最初の段階で連絡するケースもありますが、ほとんどは審査が終わる頃に最後の確認として行われます。

このとき、もし勤務先の方針で「非通知の電話には出ない」とか「個人の在籍を教えない」といった場合には、本人の確認ができません。
会社が休業していて、連絡が取れないというケースもありえます。
このように連絡が取れずに何日か経ってしまうと審査に落ちてしまいます。

電話連絡以外の方法で確認できれば良いですが、審査次第では電話連絡による在籍確認が取れないと審査に通せないということもあります。

そういったときに、いくら勤務先に電話しても在籍確認が完了しないとき、審査に悪影響が及びます。

審査がなかなか終わらないといった場合には、自分でフリーダイヤルに連絡して相談してみましょう。

申込者のことを知らない人が電話に出たとき

申込者のことを知らない人が在籍確認の電話に出て「そのような人は当社にはおりません」と回答した場合には、審査に落ちてしまいます。

多くのスタッフが在籍している会社の場合には注意が必要です。
勤務先として本社を記載してしまい、支店のことまで知らないということは良く発生します。自分が通勤している職場を連絡先としましょう。

別会社の電話番号を申告したとき

申込時に記入した会社の電話番号が間違っていると、別の会社にかかってしまう可能性があります。

別の会社に連絡した場合、担当者が申込者を呼び出してもらっても「そういった人は当社にはおりません」と回答されてしまいます。
カードローン会社としても「嘘の情報を申告したかもしれない」と判断したら審査に落ちてしまいます。

アリバイ会社を使うと詐欺罪に

アリバイ会社というものがあります。
これは勤務先や住所を偽装してくれる業者で、偽装会社とも言われています。

良く使うケースは、水商売・風俗業に勤めている人が、実家にちゃんとした会社で働いていると偽装するために使うものです。
ネットで検索すれば数多くの業者がヒットします。

利用者が実際にはその会社に在籍していなくても、給与明細や源泉徴収票などの書類を偽装してくれたり、在籍確認の電話対応をするサービスを行っています。
本当の勤務先を知られたくない場合や、無職の人が各種の申し込みをする際に利用します。

このようなアリバイ会社は、消費者金融業者や銀行ではすでにリストアップされており、もし偽装してカードローンを申し込んでも審査落ちしてしまいます。
悪質な場合には詐欺罪として告訴されます。

水商売や風俗業の人でも、安定した給与さえもらっていればカードローン会社は問題視しません。本当の勤務先の電話番号を登録しておきましょう。

在籍確認なしで契約できるカードローンは?

大手消費者金融業者の傾向

電話を使った在籍確認は以下のように行われます。

・電話は担当者の個人名で掛けられる。第三者に用件や社名を伝えることはない。
・申込者本人が職場にいなくても良い。
・希望があれば、電話を掛ける時間帯や性別を指定することができる。

とはいっても、名指しで個人から電話が掛かってくるの不自然ですし、勤務先で借金問題を起こしたことのある人がいたら、在籍確認で発覚してしまうかもしれません。
そういったユーザーの要望に応え、大手の消費者金融業者では書類を使った在籍確認に対応しています。

・プロミス:どうしてもという事情があれば電話なしの対応も可能。
・レイクALSA:必ず電話での確認が必要な人と、そうでもない人がいる。何か不都合があったら申し込みの際に相談してほしい。
・アコム:勤務先から発行された社会保険証や最新の給与明細で電話連絡の代わりとする方法もあるが、現物を確認してから相談ということになる。
・アイフル:申し込みのすぐ後に電話でその旨を伝えれば、社会保険証などで確認を取る。
・SMBCモビット:社会保険証で勤務先の確認を取ることがあり、それなら電話連絡は不要。

最も積極的に電話なしでの在籍確認に対応しているのはアイフルで、職場に連絡することなく保険証などで在籍を確認してくれます。

 SMBCモビットのWeb完結

SMBCモビットには「Web完結」という申込方法があります。
この申し込みでは、勤務先への電話連絡がありません。ただし、申し込みの条件が多少厳しいものとなっています。
SMBCモビットにWeb完結で申し込めるのは以下の条件を満たしている人のみです。

・三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行のいずれかの銀行口座を持っている。
・社会保険証または組合保険証を提出できる。
・運転免許証またはパスポートを本人確認書類として提出できる。
・源泉徴収票、税額通知書、所得証明書、直近2ヶ月分の給与明細などの収入証明書を提出できる。
・直近1ヶ月分の給与明細を提出できる。

要するに、会社の正社員か公務員であって、指定の3銀行の口座を持っている人ということになります。
また、収入証明書を提出できることが条件となっており、書類の数も多くなりますが、確実に職場への電話連絡をなしにできます。

新生銀行スマートカードローンプラス

銀行のカードローンのほとんどは、審査の途上で電話連絡による在籍確認が必要になります。
おおよそは銀行名を名乗って職場に連絡してきます。

銀行ですので、職場の人に知られても「クレジットカードを申し込んだ」「投資の相談をしている」など誤魔化しようがありますが、それでもできれば避けたいところでしょう。

特にネットバンクのカードローンは利便性は高いですが、都市銀行や地方銀行などに比較しても在籍確認に融通が利きにくい傾向があります。
どの銀行も「在籍確認必須で、書類提出による回避は不可能」と考えていいでしょう。

例外的なのが新生銀行スマートカードローンプラスです。
このカードローンは「事前に電話相談しておく」「勤務先を確認できる書類が提出できる」ことを条件に勤務先への電話連絡を回避できる可能性があります。
100%可能とは言えないものの、高い可能性で職場へ連絡することを回避できます。

新生銀行スマートカードローンプラスには他にもメリットがあります。

・口座開設が不要。
・他行口座を使った引き落とし返済に対応している。
・他行口座への振込に24時間対応している。

使い勝手も良いため、在籍確認を抜きにしても有力な申し込み候補と言っていいでしょう。

セブン銀行カードローン

高額の限度額の設定はできませんが、セブン銀行のカードローンには在籍確認という工程そのものがありません。
より好条件で借りられるカードローンはいくらでもありますが、借りるのが少額で良く、セブンイレブンの利用が多い人には向いているでしょう。
公式サイトのQ&Aにも以下のような記載があります

Q:「ローンカードの審査にあたって登録の電話や勤務先に電話連絡がありますか」
A:「原則としてご連絡することはありません。場合によってはご連絡することがあります」

「場合によっては」となっていますが、ネットユーザーからの報告によると虚偽申告が疑われるような状況でもない限り、実施されることはないと言われています。

・セブン銀行カードローンの基本スペック

金利 15.0%
限度額 10万円・30万円・50万円

(審査によって決定)

審査時間 最短2営業日
借入まで 最短2営業日(口座があるとき)
申込条件 ・セブン銀行の口座を持っていること

・契約時年齢満20歳以上満70歳未満

・一定の審査基準を満たしていること

・保証会社(アコム)の保証が受けられること

・専業主婦でも利用可能

限度額の範囲の狭さが気になるところです。都市銀行や地方銀行のカードローンに比較しても、明らかに小口融資です。
生活費のサポートとしては利用価値はあるかもしれません。

まとめ

在籍確認は、返済能力の確認として、おおよそどこのカードローンで実施されます。

主に職場への電話連絡によって行われますが、第三者に借入の事実が発覚する可能性は非常に低いため、それほど恐れる必要はありません。

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ライター紹介

森本 陽子

森本 陽子

2級ファイナンシャル・プランニング技能士(個人資産相談業務)AFP認定者。自身の経験や知識を活かし、複雑なお金の仕組みや知識をわかりやすく解説しておりツイッターでの有益な呟きにも注目。FP森本陽子の詳細プロフィール

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