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カードローンを一括返済して利息を抑えるメリットと意外なデメリット

 2020/08/31 カードローン   275 Views

カードローンに支払う利息を抑えたいときには、借入の一括返済をしましょう。
借入を一括返済することで、支払う利息の総額を大幅に抑えることができます。

カードローンの返済では通常は毎月定められた金額を支払う約定返済が一般的ですが、それだけでは完済までに長い期間がかかります。

返済期間が長いほど利息は増えるので、利息を抑えたいのであれば返済期間を少しでも短くすることをおすすめします。

一括返済はこんなにお得

発生する予定の利息をカット

カードローンへの借入を一括返済すると、約定返済を続けた場合よりも大幅に利息総額を抑えることが可能です。

約定返済では、毎月必ず利息を支払うことになります。一括返済しておくと、発生する予定だった利息を支払わずに済みます。

たとえば、大手消費者金融業者のアコムからお金を借りた場合を比較すると以下のようになります。

・アコムから10万円を金利18%で融資を受けた場合の利息

 返済方法 1ヶ月目 2ヶ月目 3ヶ月目 最終回
(24ヶ月目)
利息総額
一括返済 1500 なし なし なし 1500
約定返済 1500 1447 1394 70 19772

アコムから10万円を借りると、約定返済を続ける場合には24ヶ月で1万9772円もの利息を支払うことになります。

しかし、借入から1ヶ月後に一括返済をすると、2ヶ月目以降に発生する予定だった利息を支払わなくて済むため、利息の総額を1万8000円以上もカットできます。

無利息期間中なら利息がゼロに

消費者金融業者のなかには「無利息期間」というサービスを提供しているところがあります。

もし、無利息期間中に借入を一括返済できたら、利息はまったくなしでお金を借りることができます。

消費者金融業者の無利息期間の多くは30日間無利息ですが、レイクALSAは「5万円までなら180日間無利息」というサービスも展開しています。

・大手の消費者金融業者が用意している無利息期間

業者名 無利息期間
アコム 初回契約日の翌日から30日間
プロミス 初回借入日の翌日から30日間
アイフル 初回契約日の翌日から30日間
レイクALSA 初回契約日の翌日から30日間(5万円までなら180日間)

 消費者金融の無利息期間を利用すると、無利息期間内に借入を一括返済できなかった場合でも、利息を抑えることができます。

たとえばアコムで初回契約日の翌日から31日目で一括返済した場合には、利息はたった1日分だけで済みます。10万円を金利18%で借入したときの1日分の利息は49円です。

カードローン会社に一括返済する手順と注意すべき点

一括返済する日を決める

カードローンの借入を一括返済したいときには、返済日を事前に決めておく必要があります。
というのも、カードローンに支払う利息は、お金を借りてから1日ごとに増える「日割り」だからです。

たとえば、金利18%で10万円借りると、以下のように日割り計算で利息が増えます。

10万円×18%÷365日=49.31…円

・10万円を金利で18%で借りたときに1日ごとに発生する利息と一括返済額の事例

 – 1日後 2日後 3日後 10日後
発生する利息 49 98 147 493
一括返済額 10049 10098 10147 10493

 カードローンを一括返済するときには、返済日を事前に決めておかないと返済に必要な金額が決まりません。
そのため、一括返済では返済する予定日を事前に決めて確認を取りましょう。

【借入残高の確認方法】

・大手消費者金融業者の事例

業者名 借入残高の確認方法
アコム 会員ページ、電話、自社ATM、提携ATM、店頭窓口
プロミス インターネット会員サービス、プロミスコール
アイフル 会員ページ、電話
SMBCモビット 会員専用サービス「My ビ」、電話
レイクALSA 会員ページ、電話

 おすすめなのは電話です。電話なら確実に借入残高を確認でき、また一括返済するのに適した方法をおすすめしてくれます。返済日を決めた後に、電話を入れて確認しておきましょう。

返済額を電話で確認してから返済する

一括返済では、予定日を決めてから電話で完済したいという意思を伝えましょう。
返済額は会員ページやATMでも確認できますが、電話が最も確実で間違いが少なく、また余計な手数料をかけることなく返済できる方法も教えてもらえます。
返済額を1桁単位で確定させてから返済するようにしましょう。

このとき、その人に合わせた最も確実な方法を教えてもらうこともできます。

注意したいのはATMや銀行振込などで必要になる手数料です。
手数料は1000円未満の少額ですが、ほんの数百円でも残っていれば「完済」にはなりません。

多くの消費者金融業者では1,000円未満の残高には利息もかかりませんし、返済しなくても催促されることはありませんが、それでも完済していないことには変わりません。

以後に大きなローンの契約を予定している人は、カードローンの契約が残っているだけで審査に影響する可能性もあります。

借り入れが0円になるまできっちり返済しておきましょう。
そのためには、いったんカードローンの担当者に知らせておくことは無駄にはなりません。

一括返済の方法を確認して返済する

カードローンの残高を一括返済する方法は、毎月の約定返済とは違って工夫が必要です。

やり方はカードローンごとに異なりますが、多くの場合で金融機関が指定する口座へ銀行振込で行うことになります。

まずは電話で一括返済したい意思を伝えて、会員専用ページから一括返済の手続きをして、指定口座の番号を確認しましょう。

・主要カードローンの一括返済手続き

カードローン名 一括返済の方法
アコム ・会員ページで振込先銀行口座と残高を確認して振り込む

・アコム総合カードローンデスクに電話する

プロミス プロミスコールへ電話
アイフル 会員様専用ダイヤルへ電話
SMBCモビット フリーダイヤルへ電話
レイクALSA ・会員ページで手続き

・フリーダイヤルへ電話

三菱UFJ銀行 利用残高を確認のうえ、全額振り込む
三井住友銀行 ・コールセンターで残高を確認して振り込む

・会員ページで残高を確認して振り込む

オリックス銀行 ・メンバーナビで指定口座と一括返済の金額を確認して振り込む

・カードデスクに電話する

楽天銀行 メンバーズデスクの一括返済画面で金額を確認して振り込む
イオン銀行 イオン銀行コールセンターに電話する

 多くの金融機関で電話による確認という過程がありますが、これは正確な利息を計算したうえで返済してもらうためです。

銀行のカードローンでは、会員ページで借入残高を確認して一括で振り込むことで完済となりますが、ATMの利用だと完済できないこともあります。
できれば金融機関のフリーダイヤルに連絡して、支払い方法まで合わせて相談したほうが良いでしょう。

また、ATMの利用では消費者金融業者なら「自社ATM」、銀行のカードローンでは「自行ATM」を利用しましょう。
というのも、コンビニのATMでは硬貨の取り扱いがなく、1000円未満の返済ができません。

また、提携ATMだと手数料が発生してしまう可能性があります。
わずか100円、200円程度ですが、手数料分の端数が残高として残ってしまうことがあります。

一方で、銀行振込やネットバンキングによる一括返済では、1000円未満でも確実に返済できます。

そのため、1000円未満の端数まで含めて一括返済するときには、ネットバンキングか自社ATM、銀行振込など硬貨の取扱もある返済方法を選択しましょう。

解約したいときは解約手続きを申し込む

通常、カードローンは一括返済したからといって自動的に解約になるとは限りません。
こちらから申し出ないと解約にならないので注意しましょう。まったく使いようがないカードをいつまでも保有しても意味がないばかりか、大型ローンの契約を結ぶ障害にもなります。

カードローンを一括返済して、そのまま放置するのも問題だと思ったら、返済後に解約の手続きを申し出ます。
通常は、電話連絡をしておけば担当者が手続きしてくれます。契約書やローンカードの処分方法についても相談しましょう。

ただし、いったん解約したカードを再び使うためには、改めて審査を受けなければなりません。
1回はユーザーだったからという理由で審査が省かれることはありません。再び同じカードから借入する可能性があるなら、解約せずにおきましょう。

もし、そのカードローンを今後使う予定がないなら、一括返済後に解約手続きを申し込みましょう。そのまま放置していると住宅ローンやマイカーローンといった大型のローンの審査に悪影響が出る恐れがあります。

一括返済できなくても繰り上げ返済で利息を節約しよう

利息総額を大幅に減らすことができる一括返済ですが、借入を完済できるだけの資金を用意できないというケースもあるでしょう。

そういった場合は、毎月の返済額以上に支払いをする「繰り上げ返済」を行って利息を抑える努力をしましょう。

たとえば、大手消費者金融業者のアコムから金利18%で10万円を借りたときに、毎月の返済額を増やした場合に支払う利息の総額は以下のようになります。

・10万円借りたときの利息総額

返済方法 毎月の返済額 返済期間 利息総額
約定返済のみ 5000 24ヶ月 19772
プラス2000 7000 17ヶ月 13384
プラス5000 1万円 11ヶ月 9158
プラス1万円 15000 8ヶ月 6153

毎月の返済額を5000円増やすだけで、1万円以上の利息総額を抑えることができます。

「利息はなるべく払いたくないけど、一括返済は難しい」という人は、無理のない範囲でカードローンの繰り上げ返済を行いましょう。

一括返済の意外なデメリット

タイミングに注意

一括返済にもデメリットがあり、それは手持ちの現金が一時的に少なくなることです。

前の月に10万円を借入して、翌月の給料日に借入額に利息を加えた額を一括返済して、カードローンを解約した場合、さらに翌月の給料日まで、いつもよりも10万円少ない金額で過ごす必要があります。

お正月やゴールデンウィークなどお金を使う予定があるときや、友人・兄弟の結婚式といった出費の予定があるときに金欠だと、逆に困ってしまいます。

かえって生活が苦しくなることがある

利息を支払いたくないからという理由だけで無理やり完済することで、かえって生活が苦しくなるケースは珍しくありません。

一括返済後に貯金残高が圧迫されることもあります。高額な借入ほど一括返済のハードルは上がります。

貯金のほとんどを切り崩してようやく一括返済できるという場合には、食費や光熱費といった生活費への出費に対応できなくなる恐れがあります。

アコムで一括返済してみると

一括返済できる返済方法とは

実際に良く知られた消費者金融業者であるアコムで一括返済することを考えてみましょう。
アコムは数多くの返済方法を提供している業者ですが、一括返済となると方法が限られてきます。

一括返済に向いている返済方法は「インターネット」「店頭窓口」「銀行振込」の3つです。

というのも、この3つの方法だと1000円未満の借入額が残らないからです。
1000円未満の残高のことを「無利息残高」と呼びます。
これは多くの業者で導入されている制度で、1000円未満の残高には利息をかけることがなく、返済しなくても催促したりブラックリストに載せたりしないものです。

無利息残高の状態で残しておきたいのであれば、放置して構いませんが、アコムを解約しない限り、「アコムからいつでも融資を受けられる」という状況は変わりません。

他社のローンの審査を受けるときに不利になります。余計なトラブルの発生源にもなりかねないので、無利息残高を含めて一括返済しましょう。

・アコムの返済方法と無利息残高の清算

返済方法 手数料 無利息残高の清算
インターネット なし 可能
店頭窓口 なし 可能
アコムATM なし 清算できない可能性がある
提携ATM あり 清算できない可能性がある
銀行振込 金融機関による 可能

 実際に一括返済してみると

インターネット

インターネット返済は自宅に居ながらにして一括返済ができ最も手軽で、手数料も必要ありません。

ただし、三菱UFJ銀行や三井住友銀行など、アコムへの送金が可能なインターネットバンキングでなければ不可能ですので注意しましょう。

アコムの会員ページにログインして「インターネットによるご返済のお手続き開始」を選択して、画面の指示に従って返済すれば一括返済できます。

店頭窓口

アコムの店頭に現金を持参して返済する方法です。
店舗のスタッフに「一括返済したいのですが」と言えば後はスタッフの指示通りにすれば一括返済できます。

店舗が混んでいなければ最短10分程度で手続きが完了します。手数料も必要ありませんし、ローンカードと現金さえあれば可能です。

アコムATM

アコムの自社ATMは、自動契約機に併設されていることが多く利用しやすいATMです。

一括返済するには、無利息残高を清算する必要がありますが、多少の手間がかかります。

端数を1000円単位で切り上げてATMで返済します。そのときに「お釣り」が発生しますが、これをアコムから返還してもらいます。

アコムに電話で連絡して、銀行振込か店頭窓口でお釣りが返還してもらうよう要請します。
無駄な手数がかかるので、できればネット返済か店頭窓口で返済したほうが良いでしょう。

提携ATM

アコムATMと同様、端数を1000円単位で切り上げて返済し、お釣りをアコムから返還してもらう方法で一括返済できます。

ただし、セブン銀行以外だと1万円単位でしか返済できません。
もし利用残高が1万1500円だった場合には2万円を支払うしかありません。さらに、提携ATMでは手数料も発生するのがデメリットです。

銀行振込

銀行の口座から振込する方法なら、無利息残高を含めて一括返済することが可能です。

ただし、わざわざ銀行のATMまで行って支払いをする必要があります。銀行口座があるなら、ネット返済を利用するほうが手間も時間もかかりません。

ATM返済での注意点

端数残高が残る

硬貨の入金に対応していないATMを利用すると、どうしても無利息残高が残ってしまいます。

借入残高が1500円のとき、1000円しか振込できないので500円残ってしまうことになります。2000円を返済して後からアコムから返還してもらう必要があります。

端数は無利息残高

もし、1000円未満の残高が残ったとしても、それには利息はかかりませんし、返済義務もありません。

次回に利用したときに持ち越しになります。無利息残高が500円だったとき、次に10万円借入したら借入残高が10万500円となるというだけです。

無利息残高があると解約できない

無利息残高は、その名の通り利息もかかりませんし催促もされません。

そのため、そのまま放置しても問題が起こることはありませんが、無利息残高がある限り、アコムから「いつでも借りられる状態」が継続します。

住宅ローンの審査に通りにくくなったり、審査が厳しいクレジットカードの審査に通らなかったりというデメリットが発生します。

カードローンを一括返済 まとめ

カードローンの一括返済は意外に手間がかかるので、返済方法には注意しましょう。

利息は日割り計算ですので、返済日に合わせてぴったりの金額を返済しないと完済になりません。ま

た、ほとんどのケースで1000円未満の端数の清算が必要になります。

業者ごとに一括返済の方法は異なるので、コールセンターに連絡して確認しておきましょう。

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ライター紹介

森本 陽子

森本 陽子

2級ファイナンシャル・プランニング技能士(個人資産相談業務)AFP認定者。自身の経験や知識を活かし、複雑なお金の仕組みや知識をわかりやすく解説しておりツイッターでの有益な呟きにも注目。FP森本陽子の詳細プロフィール

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