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カードローンの返済期間の考え方と延滞しないためのポイント

 2020/08/11 カードローン   7,658 Views

カードローンを利用してお金を借り入れた場合、毎月一定額を返済する「リボルビング払い」が一般的です。

返済の基本や注意点を知っておかないと、思わぬ利息を支払うことになるかもしれません。

今回はカードローンの返済期間の考え方と注意点について解説します。

カードローンの返済期間とは

カードローンは借入限度額までなら、いつでもお金を借入れすることができるサービスです。
金欠の時の助けになる便利なサービスですが、返済期間については理解が難しい部分もあります。

住宅ローンやフリーローンとは違う、カードローンの返済期間の考え方を解説します。

返済期間=完済までの期間

返済期間とは、お金を借りた日から借入残高がゼロになるまでの期間のことです。

金融機関の公式webサイトで用意されている「返済シミュレーション」を利用すると返済期間が表示されますが、これは「この金額で毎月の返済を行った場合、完済まではこのくらいの期間が必要です」という意味です。

なお、返済期間について「返済回数」と表示される場合もあります。
毎月1回の支払いが原則のため、返済期間=返済回数と読み替えることもできるためです。

契約期間を過ぎたらカードは自動更新される

カードローンを利用する時に使えるローンカードには、有効期限が定められています。

借入している時にカード利用期限が迫ってくるとき「一括で返済しなければいけないのか・・・?」と心配する人もいるのではないでしょうか。

結論からいうと、カードローンの利用期限が来てしまっても、一括返済を求められることは原則としてありません。

更新の際の利用状況に問題がなければ、カードの利用期限は自動更新されます。

再度審査を行って契約が見直される

カードの利用期限がきた場合、更新の際に審査が行われる場合があります。

しかし、延滞を繰り返すなどの問題行動がない限りは、期限が自動更新されるのが一般的です。
逆に延滞の履歴がある場合は、何かしらの契約の見直しが行われる可能性も考えられます。

新しく借り入れると返済期間は延長

借入限度額が残っていれば、返済期間中に新しく借り入れることも可能です。
新しく借り入れれば、返済期間は更新されます。カードローンに分割払いがないのも、これが理由です。

「完済しないと次の借り入れができない」という借り方ではないため、追加で借りれば返済期間も総借入額も増えてしまいます。

金額を決めた分割払いが選択できないのです。

返済「期限」は存在しない

返済期間と似たような言葉に「返済期限」があります。

返済期限とは、「この日付までに完済してください」という返済の〆切のことです。

カードローンの仕組みには「返済期限」はという考え方はありません。
毎月決まった金額を返済し続ける「リボルビング払い」が設定されているためです。

すでに紹介したように、返済期間中に新しく借り入れれば返済期間が更新されるため、明確な期限を設けることができない仕組みになっています。

カードローンの返済期間は自分次第

カードローン借入限度額の範囲内であれば、いつでも何度でも借り入れができます。

「返済期間=返済回数」になるのが基本ですが、毎月の返済以外にも自分のタイミング次第で「臨時返済」も可能です。
臨時返済で元金を返済することで、翌月以降の利息が減少します。

自分の生活状況に合わせて返済期間はコントロールできるため、無理のない範囲でできるだけ早く完済できる返済計画を立てましょう。

返済期間を変えられるかは金融機関の方針次第

「設定された返済期間より早く完済したい」と考える人もいるでしょう。
その場合は、毎月の返済額を増やすのが1つの方法です。

毎月の返済額を利用者が選べるかどうかは、金融機関ごとに異なります。
利用者の判断で返済額が変えられるなら、電話やインターネットの手続きで簡単に変更が可能です。

しかし、金融機関によっては所定の金額から変更できないことも考えられます。
また、自分の支払金額が最低支払金額に設定されている場合は、それ以上は下げることはできません。

返済日の変更は要相談

給与支払い日より後の日付けに、約定返済日が設定されるのが理想です。

しかし、転職等で給与の支給日が変わると、約定返済の日付が給料日の直前になってしまうことも考えられます。
そんな時は、返済日の変更ができるか問い合わせてみましょう。

公式webサイトから変更手続きが行えない場合、電話問い合わせで変更できる可能性もあります。

ただし、あくまで金融機関の裁量で返済日は決められるため、必ずしも変更できるとは限りません。

カードローンの返済の考え方

カードローンの返済は住宅ローンや自動車ローンと同じ点と、異なる点があります。
初めてカードローンを利用する前に、返済についての疑問点を解消することが大切です。

カードローンにおける返済の基本的な考え方を解説します。

毎月返済が基本

カードローンは、毎月1回の決まった日に決まった額を返済するのが基本です。
これを「約定返済」と呼びます。

多くのカードローンでは、登録済みの銀行口座から引き落としによる返済が行われます。
銀行のATMでの返済、スマホアプリを利用した返済など、利用する消費者金融や銀行によって返済方法はさまざまです。

毎月1回の約定返済のほかに、自分のタイミングで追加返済できる「臨時返済」もできます。

余裕がある時は臨時返済も可能

臨時返済とは、毎月の約定返済に加えて、自分のタイミングで返済できる仕組みのことです。

ボーナスが支給されたあと等に臨時返済で一気に返済すれば、借入残高を減らすことができます。

ただし、臨時返済の時にATMを利用すると手数料がかかることがあります。できるだけ効率よく返済するためには、1回の返済額を多くして返済回数を減らす事がポイントです。

資金に余裕がある時に利用するのが基本ですが、自分で毎月1回の約定返済を決められない場合にも活用できます。

約定返済の金額を最低返済金額にしておき、自分が返しやすい日付(給料日の直後など)に臨時返済で、できるだけ多く返済します。これなら自分で決めた日に好きな金額での返済が可能です。

返済期間によって支払う利息が異なる

カードローンで元金と一緒に支払う利息は、金利の利率や借入金額のほか、返済期間によっても大きく異なります。

10万円を借り入れたケースで30日で返済する時と90日で返済する時で、利息の違いを見てみましょう。

10万円を30日で返済する場合

10万円を30日間借りた場合の利息の計算式は以下のとおりです。

10万円×18.0%÷365日×30日=1,479円

なお、うるう年の場合は365日ではなく366日で計算します。

10万円を90日で返済する場合

10万円を30日間借りて返済した場合の利息の計算式は以下のとおりです。

10万円×18.0%÷365日×90日=4,438円

返済期間が3倍になるため、単純に利息も3倍になります。

返済期間が長引くほど、借り入れた金額と金利が同じでも支払う利息は大きくなっていくのです。

リボ払いの利息計算は「返済シミュレーション」が便利

上記の利息は、あくまで「1回で完済した場合の比較」のため、リボ払いで返済する場合は計算結果が異なってきます。

リボ払いの返済期間は、借り入れた金額で変わります。毎回の支払利息も、借入残高に応じて少なくなっていくのです。

アイフルの「返済シミュレーション」を使って、10万円を金利18.0%で借り入れた場合の返済シミュレーションをしてみました。

>>アイフル|ご返済シミュレーション

毎月の返済金額は4,000円返済回数は32回と表示されました。32ヶ月をかけて10万円を返済する設定になっています。

利息の合計は26,242円です。1回払いの計算式と比べ、返済期間が伸びる分だけ利息が大きくなってしまいます。
最低金額の4,000円では返済期間が長引き、利息も大きくなるのです。

できるだけ利息を小さくするには、返済期間をできるだけ短くする(毎月の返済金額を増やす)ことが必要です。
アイフルでも、返済金額の変更について以下のように紹介されています。

契約で定められた支払額以上であれば、お客様のご都合に合わせてご返済金額を変更していただくことが可能です。

引用元:アイフルご返済シミュレーション

 

自分の生活に無理がない範囲で毎月の返済額を引き上げれば、総返済金額は小さくなります。

もしも返済を延滞したらどうなる?

毎月1回の支払いである「約定返済」が遅れてしまうと、次の返済までにの日数に応じて遅延損害金が発生します。

遅延損害金の額は「利息制限法」という法律で年20.0%に設定されており、カードローン本来の利息とは別に支払いが必要です。

また、延滞期間中は新たに借り入れることができなくなるなど、カードローンの機能の一部が停止となります。
あらためて借入れするためには、延滞分の返済が必須条件です。

延滞した場合は、できるだけ速やかに返済して遅延の状態を解消することが重要です。

延滞が61日または3ヶ月以上続く場合は金融事故となり「事故情報」として個人信用情報期間に記録されてしまいます。

今後のローンの申し込みができなくなる(審査に通過できなくなる)ため、返済の遅れには常に気を付けておく必要があります。

効率的に完済するためのポイント

返済期間を短くすることで、総返済金額を少なくできるのは紹介した通りです。

ここでは、できるだけ効率よく完済できるようにするためのポイントを紹介します。

無利息サービスがある消費者金融を利用する

消費者金融系カードローンは銀行系に比べて金利が高いのが一般的です。
しかし、初回に限っては銀行系より安く利用できます。

初回の利用時限定で「30日間は無利息で利用できるサービス」を提供しているためです。
30日の間に完済すれば、借入限度額に達するまで何度借りても金利が発生しません。

ただし、30日のカウント方法は消費者金融ごとに異なります。
例えばアイフルとアコムでは「契約の翌日から30日」ですが、プロミスの場合は「初回利用の翌日から30日」です。

プロミスのほうが、30日間の無利息期間をフルで使える可能性が高いといえます。

借りすぎない

カードローンのリボ払いは、毎月定額の支払いで済んでしまいます。
借入限度額に達しない限りは、完済できなくても借り入れができる点も魅力的です。

しかし、便利ゆえに借りすぎてしまう点は気を付けなければいけません。

気が付いたら総借入額が膨らんでしまい、いつまで経っても完済できない事態に陥ってしまう人もいるのです。

借り入れは生活に必要な最小限の金額にとどめるのがポイントです。

金利の低いカードローンを選ぶ

カードローンは、商品によってさまざまな金利が設定されています。
金利が低いほど利息も少なくなるため、同じ返済期間でも金利はグッと安くなります。

金利が18.0%の時と12.0%の時で、30万円を同じ期間借りた時の利息で見てみましょう。

  • 30万円×18.0%÷365日×30日=4,438円
  • 30万円×12.0%×365日×30日=2,958円
この例では、金利が6%違うと1,480円も支払う利息に差が出ます。

返済金額が大きくなるほど、返済期間が長くなるほど、この差は大きくなるのです。

余裕があれば繰り上げ返済をする

リボ払いの元金を早く減らすためには、繰り上げ返済を活用するのがおすすめです。

繰り上げ返済は元金の返済に全て充てられるため、元金が減った分だけ翌月以降に支払う利息が安くなります。

一括返済でなくても、少額であっても効果はあります。

生活に余裕がある月は、積極的に繰り上げ返済を行いましょう。

おまとめローンも検討する

複数のカードローンの利用している場合、おまとめローンの利用も1つの方法です。おまとめローンを利用すれば「借入元が一ヶ所になる」「返済日が月に1回になる」「返済のためのお金のやりくりがしやすい」などの多くのメリットを享受できます。

1つのカードローンに絞って利用限度額を大きくすることで金利が低くなり、その分だけ総返済額が安くなる効果も期待できます。

カードローンの返済期間の考え方 まとめ

今回は、カードローンにおける「返済期間」の考え方を解説しました。
リボルビング払いで返済していく関係から、どうしても返済期間が長くなってしまいがちです。

毎月の返済額を設定できるなら、できるだけ高く設定して返済期間を短くした方が返済額は安くなります。

可能であれば、臨時返済も視野に入れましょう。

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ライター紹介

森本 陽子

森本 陽子

2級ファイナンシャル・プランニング技能士(個人資産相談業務)AFP認定者。自身の経験や知識を活かし、複雑なお金の仕組みや知識をわかりやすく解説しておりツイッターでの有益な呟きにも注目。FP森本陽子の詳細プロフィール

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