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カードローンのデメリットを回避して賢くお金を借りるコツ

 2020/08/28 カードローン   560 Views

カードローンのCMや広告などを目にする機会が増え、ひと昔前に比べて身近なサービスになりました。

しかし、カードローンのメリットやデメリットをご存知ない方が多いのも事実です。
便利に借り入れができる一方で、知っておくべき注意点もあります。

そこで今回は、カードローンのデメリットについて解説します。

カードローンとは

カードローンとは、文字通り「カードローン会社が発行する専用のカード」を使って無担保・無保証人で融資を受けられるサービスのことです。

住宅ローンやマイカーローンなどの目的別ローンと異なり、借りたお金を自由に使えるのが大きな特徴になります。

さまざまな借入方法が用意されているのもメリットで、銀行口座への振り込み依頼のほかにコンビニATMを利用してお金を引き出すことも可能です。

いつでも気軽に仮つことができるため、ローン用のカードさえ作っておけば急な出費にも対応することができます。

カードローンのデメリット

カードローンは簡単にお金を借りられるのが大きなメリットですが、一方でデメリットもあります。

メリットだけに目を奪われることがないように、カードローンを利用する前に注意点も知っておきましょう。

カードローンのデメリットについて解説します。

金利が高い

カードローンの金利は、設定される利用可能額によって変わってくるのが特徴です。

たとえば消費者金融の場合、100万円未満の少額融資では年利18.0%の利息が発生しますが、100万円以上融資の場合は利息制限法の上限である15.0%に金利が下がります。

銀行の場合はもう少し低い金利になるますが、いずれにしても他のローン商品と比較して割高になることは知っておく必要があります。

金利が高いということは、それだけ返済する利息の金額が大きくなるということです。借りたお金の利用方法によっては、目的別ローンを利用したほうが総返済額を少なくなります。

目的別ローンやフリーローンとの比較

同じ銀行が提供するローンであっても、カードローンより圧倒的に目的別ローンの方が金利が低いのが一般的です。

楽天銀行が提供する住宅ローンと、カードローンの金利を比較してみました。

楽天銀行 住宅ローン
(変動金利)
カードローン
金利(実質年率) 年0.527% 年1.9%~14.5%

(※金利は2020年8月28日現在)

カードローンの最大金利14.5%と比較すると、住宅ローンは0.527%と非常に低くなっているのがお分かり頂けるでしょう。

カードローンと目的別柄ローンは利用目的が大きく異なるため、金利の高さだけで一概には比較はできません。

利便性や返済の自由度など、性質が異なるということは理解しておく必要があります。しかし、目的別ローンよりも金利が高いのは事実です。

住宅ローンに限らず「子供の教育」や「結婚」など、目的が明確であれば目的別ローンを借入れしたほうが返済金額は安くなります。

いずれの銀行でも複数の目的別ローンを用意しているため、商品選定にも困りません。

カードローンより金利が低い選択肢がいくらでもあることは知っておきましょう。

銀行カードローンと消費者金融カードローンの比較

カードローンの借入先として代表的な金融機関には「銀行」と「消費者金融」があります。

できるだけ安くお金を借りるならどちらがいいのでしょうか?

同じ「SMBCグループ」に属する三井住友銀行と、消費者金融のプロミスの金利を比較すると以下のとおりになりました。

三井住友銀行 プロミス
金利
(実質年率)
年4.0%~14.5% 年4.5%~17.8%

もっとも安い金利は4.0%対4.5%と、そこまで大きな違いはありません。

一方で最大金利は14.5%と17.8%で大きく異なっています。

それでは、同じ条件で両者からお金を借りた場合、利息はどれくらい変わってくるのでしょうか。

10万円を借りて60日後に返済する場合の利息の違いは以下のとおりです。

  • 銀行=10万円×14.5%÷365日×60日=2,383円
  • 消費者金融=10万円×17.8%÷365日×60日=2,926円
10万を60日に渡って借りた場合、543円の違いになりました。借り入れる金額が長くなるほど、返済期間が長期化するほど差は大きく広がっていきます。

しかし、必ずしも消費者金融が高くつくとは限りません。

消費者金融をはじめて無担保ローンを利用する人に限って、契約日の翌日(または初回利用日の翌日)から30日間は利息が0円になるサービスがあるためです。

サービス期間中に完済すれば、何回借り入れても利息は発生しません。

短期かつ初回の借入れであれば消費者金融のほうが安くなります。

30日を超える借入れでも 30日間は無利息で計算できるため、一概に銀行の方が有利とはいえないわけです。

どちらがお得になるかは、銀行や消費者金融のホームページの返済シミュレーションで確かめてみてください。

返済期間が長期化しやすい

カードローンは、契約時に設定した元金と利息を毎月返済していきますが、支払元金の設定額は消費者金融ごとに異なります。

月々の返済額を少なくすると毎月の返済負担は小さくなりますが、それだけ完済までの期間がかかるということでもあります。

借入元金と金利が同じでも、借入れ期間が長くなると利息が大きくなってしまうのです。

結果的に支払総額が増えることで、大きく損をする可能性があります。

無理のない返済金額を考えることも大切ですが、できる限り早く完済できるように毎月の返済額を大きくすることも考える必要があるでしょう。

他の審査に影響を与える場合がある

カードローンの利用の仕方によっては、他のローンの審査に影響を与えることがあります。
大きく影響するのは「支払いを延滞した時」です。

返済するまで61日以上の時間がかかった返済遅れの情報は「延滞」と呼ばれ、信用情報機関に事故情報として記録されてしまいます。

事故情報が記録された状態は俗に「ブラック」と呼ばれる状態です。

事故情報は他の金融機関でも確認することができるため、住宅ローンの審査に申し込もうとしても、ブラックの状態では審査に通過することができなくなるのです。

所持しているだけでは影響は小さい

一方で、返済期限を守って節度のある利用の仕方をする分には大きな影響はありません。

カードローンの借入限度額「与信枠」として総量規制の対象になりますが、住宅ローンは総量規制の対象外です。それもあって、カードローンを持っている事実が直接不利になることはありません。

しかし、個人信用情報機関にマイナスの情報が記録されないように、日々の使い方には気をつけていく必要があります。

気を付けるべきは「返済延滞」と「借りすぎ」

紹介した通り、気を付けるべきは返済の延滞です。
61日以上もしくは3ヶ月以上の延滞の情報は事故情報として扱われてしまいます。

そのほか、カードローンを何社分も所有していたり、何度も借り入れしたりしている場合は、お金の返済が困難な「多重債務者」ではないのかと疑われる可能性があります。

絶対に影響があると断言はできませんが、どうしても必要な場合以外は使わない方が良いでしょう。

審査を受けると信用情報に残る

カードローンの審査を受けた事実は、審査に通過できない場合でも信用情報機関に記録されます。

審査に落ちた記録は他社から見ても「ネガティブ」な情報であり、同じカードローンに申し込んでも再び審査落ちする可能性が高くなります。

他の金融機関に申し込んだとしても、一度審査に落ちている事実は筒抜けになります。

「何か問題があったから落ちたのだろう」と判断されると、他社の審査に通過するのも難しくなるでしょう。

申し込んだ履歴は半年間は記録されるため、次に申し込むのは半年後に記録が抹消されてからの方が賢明です。

銀行カードローンのデメリット

カードローンには大きく分けて「銀行系」と「消費者金融系」に分けられており、それぞれデメリットも異なります。

銀行カードローンのデメリットとして考えられるのは、主に以下の2つです。

  • 即日融資ができない
  • 銀行口座が必要な場合がある

即日融資ができない

銀行系カードローンの場合、即日融資ができません。

カードローンの申し込みを受けた銀行は、申込者の情報を警察庁のデータベースで照会する義務があります。

暴力団などの反社会勢力に資金が流出しないための措置ですが、この確認作業は最短でも1営業日以上の時間がかかります。

このため銀行では、即日融資ができないのです。

銀行口座が必要な場合がある

一部の銀行では、利用のために銀行の口座を持っていることが条件になります。

口座がない場合はカードローンと一緒に申し込みが必要になりますが、口座の開設には1週間以上の時間がかかるのが一般的です。

急ぎの借り入れには対応できない場合があることは理解しておきましょう。

消費者金融カードローンのデメリット

一方の、消費者金融側のデメリットは以下のとおりです。

  • 総量規制の対象
  • 専業主婦は申し込めない

総量規制の対象

銀行のカードローンと違い、貸金業法で定められた総量規制の影響を受けます。
利用者の年収の3分の1を超える借入れをすることができないため、年収次第では借り入れできる金額に大きな制限がかかる可能性があります。

専業主婦は申し込めない

銀行カードローンの場合、配偶者の収入がしっかりしていれば専業主婦でも申し込みができる場合があります。

一方の消費者金融では、自分に収入がない専業主婦は申し込むことができません。

デメリットを回避する方法

カードローンのデメリットは、はじめて利用する人にとっては怖いと感じるものもあります。返済期間が長期化して完済できなくなる可能性は、その最たるものでしょう。

しかし、デメリットは工夫次第で回避することも可能です。

カードローンのデメリットを回避するための方法として、以下の3つを解説します。

  • 臨時返済を利用する
  • 無利息期間を上手に活用する
  • 必要なとき以外は持ち歩かない

臨時返済を利用する

カードローンはATMなどを利用して便利に借り入れができるうえ、完済しなくても追加で借り入れできるという大変便利な機能があります。

しかし同時に、いつまで経っても完済できずに利息が大きくなる危険性があることは注意が必要です。計画的な返済計画をたて、いかに短期間で完済できるかがポイントになります。

返済期間を短くして完済を目指す場合、利用するべき制度が「臨時返済」です。

臨時返済は、毎月1回の約定返済に加えて自分のタイミングで返済することです。
臨時返済は元金の返済に充当されるため、返済期間を短縮する効果があります。

サイフに余裕がある時は、積極的に臨時返済することをおすすめします。

無利息期間を上手に活用する

多くの消費者金融や一部の銀行では、30日間の無利息サービスを利用できます。

利用の条件は金融機関によっても異なりますが、主に以下のとおりです。

  • その金融機関のカードローンを初めて利用すること
  • 借り入れるローンが無担保ローンであること

注意点としては、30日のカウントがいつ始まるかが金融機関によって異なる点です。

「契約の翌日から30日」の場合、すぐに借入れしないとせっかくの無利息期間が少なくなってしまいます。

すぐに借り入れる予定がない人は「初回利用日の翌日」からカウントする金融機関がおすすめです。こちらを採用している代表的な金融移管は、消費者金融のプロミスです。

銀行ではジャパンネット銀行が「初回利用日」からの無利息サービスを展開しています。

これらの金融機関からの初めての借入れであれば、しばらく借りずにいても、初めて借り入れた時から30日間はフルに無利息期間を利用できます。

必要なとき以外は持ち歩かない

ATMからお金を簡単に引き出せるため、借金をしている自覚が生まれにくいのがカードローンのデメリットです。

単純な話、いつでも気軽に使えるカードローンを持っているから借りすぎてしまうわけです。借入れの誘惑に勝てない人は、ローンカードを持ち歩かないことが対策になります。

どうしてもお金が必要な時に備える切り札として所有しておき、普段は使わないことで自然と返済総額を減らすことができます。

カードローンのデメリット まとめ

今回は、カードローンでお金を借りる時のデメリットについて解説しました。

気を付けるべきことは、便利に借り入れられるために完済できるまでの期間が長引いてしまうことです。返済総額が大きくなるだけでなく、返済は遅れることでブラック認定されてしまうリスクも増大します。

余裕がある時は「臨時返済」などを活用し、できるだけ早急に元金を早く減らすことを心がけましょう。

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ライター紹介

森本 陽子

森本 陽子

2級ファイナンシャル・プランニング技能士(個人資産相談業務)AFP認定者。自身の経験や知識を活かし、複雑なお金の仕組みや知識をわかりやすく解説しておりツイッターでの有益な呟きにも注目。FP森本陽子の詳細プロフィール

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