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銀行カードローンに借り換えるメリット・デメリットと注意点

 2020/08/21 カードローン   1,793 Views

「カードローンの利息の負担が重い・・・」

このように考えている人は、カードローンの借り換えが有効になる場合があります。

有利な条件のカードローンに乗り換えることで、毎月の返済金額や総返済額を減らすことが可能です。

今回は、カードローンの借り換えについて解説します。

カードローンの借り換えとは

カードローンの借り換えとは、現在契約しているカードローンから別の会社のカードローンに借り換えることです。

今のカードローンよりもメリットが大きい商品を、自分自身で選ぶことが必要です。

新しいカードローン会社から借りたお金で、従来のカードローンの借入金を完済します。

似たようなサービスに「おまとめローン」がありますが、元の借り入れ件数が1件か複数かで違いがあります。

カードローンの借り換えは、1社からの借り入れを新しい1社からの借り入れで支払う方法です。

一方の「おまとめローン」は、複数社の借り入れを新しい1社からの借り入れで支払います。似た名称ですが、まったく別のサービスです。

借り換えのメリット・デメリット

カードローンの借り換えは利用状況によってメリットが大きい方法ですが、注意するべきデメリットもあります。

借り換えのメリット・デメリットを解説します。

メリット

借り換えによる主なメリットは以下の2つです。

  • 利息を小さくできる
  • 月々の返済額を減らせる

利息を小さくできる

借り換えを行う場合、今よりも金利が低いカードローンを選ぶことになります。金利が低くなれば、その分だけ支払う利息が減ることになります。

10万円を60日借り入れた場合で、金利が年15.0%だったときと18.0%だったときの違いを解説します。

  • 10万円×18.0%÷365日×60日=2,958円
  • 10万円×15.0%÷365日×60日=2,465円

上記の計算では、金利が3.0%低くなることで利息が500円安くなっています。

借入金額が大きいほど、借入れ期間が長いほど利息の差は大きくなるのです。

月々の返済額を減らせる

借り換えを行うことによって、毎月の返済額を減らすことができるようになります。

カードローン会社によって毎月の返済額の設定が異なるため、金利が全く同じであっても毎月の返済金額を抑えることが可能です。

例えば「元金均等返済」から「元利均等返済」に切り替えるのが有効な場合があります。

元金定額方式は元金が一定で、そこに利息が加わる方式です。返済を始めたばかりの頃は返済額が高いデメリットがあります。

一方の元利定額方式は、元金と利息を合わせて一定の金額を返済する方式です。毎月の返済金額を比較した時に、元金定額よりも安くなることがあります。

デメリット

借り換えをすることによるデメリットは、以下のとおりです。

  • 再度審査を受けなければいけない
  • 借り換え先のカードローン選定が面倒

再度審査を受けなければいけない

借り換えは別のカードローン会社で新しくお金を借りることになります。そのためには、改めて審査を受ける必要があります。

審査の基準は銀行や消費者金融によって異なるため、必ずしも審査に通過できるとは限りません。

借り換え先のカードローン選定が面倒

おまとめローンはカードローン各社で専用商品が用意されているため、自然と専用商品を選ぶことになります。

一方の借り換えは、専用商品が設定されないのが一般的です。

一般的なカードローンの中から条件が良い商品を、自分自身で選ぶことになります。

借り換え先選びを間違えてしまうと、もとのカードローンより利便性が低くなります。金利や総返済額がかえって高くなることがある点に注意が必要です。

借り換えと「おまとめ」の違い

「借り換え」と「おまとめ」は、もともと借入れしているカードローンの数が異なります。それ以外にも、根本的にさまざまな点で違いがあります。

具体的な違いで代表的なものは、以下のとおりです。

  • 総量規制の対象になるか
  • おまとめの審査は厳しい傾向にある
  • 追加の借り入れができるか
それぞれの詳細について解説します。

総量規制の対象になるか

おまとめローンは1社からの借り入れで、複数のカードローンの借入金を完済する方法のことです。

返済先を1つに絞ることにうよって金利を下げ、返済の効率化を図ります。

このように「借り手側が一方的に有利なカードローン」は総量規制の例外になると決められています。

例え貸金業者かの「おまとめローン」であっても、総量規制の対象外です。年収の3分の1を超える借入れをすることも可能です。

一方の借り換えは総量規制の対象になります。すでに総量規制に抵触する金額を借り入れている場合、借り換え用のローンを組むことができません。

おまとめの審査は厳しい傾向がある

カードローンの審査内容は公表されませんが、一般的に「おまとめローン」の審査は厳しいと言われています。

商品の特性上「すでに複数社から借り入れを行っている」「返済が大変で困っている」という人が申し込むためです。

おまとめローンで受け入れる金融機関としても貸し倒れのリスクがあるため、「返済能力があるのか」「信頼に足る人物か」は慎重に審査されることになります。

追加の借り入れができるか

おまとめローンは専用商品として扱われるため、利用すると追加でカードローンを利用することができなくなる場合があります。

一方の借り換えの場合は通常のカードローン同士で条件面を比較し、より有利な条件のカードローンを探すことになります。

追加で借入れできなくなるデメリットはありません。

借り換えのポイント・注意点

借り換えを行う前に、知っておきたいポイントや注意点がいくつかあります。具体的には、以下の5つについては申し込み前に把握しておきましょう。

延滞の履歴があると通過は厳しい

借り換えのローンでも「おまとめ」ローンでも同じことですが、金融機関は審査の際に信用情報機関にアクセスします。

申込者の過去のカードローン等の利用実績を確認するためです。

もし2ヶ月以上の返済遅れ・滞納の情報が記録されていた場合はいわゆるブラックの状態であり、審査に通過できなくなります。

カードローンでお金を借りたら、絶対に返済遅れは発生させないようにしましょう。

審査は比較的厳しい

借り換えではあらためて審査が必要ですが、審査内容の詳細はカードローン会社によって変わります。

一概には言えませんが、はじめてカードローンを受ける時に比べて審査は厳しくなるのが一般的です。

審査は借り入れ残高も加味されるため、すでに別の会社でカードローンを利用していることが審査を難しくさせてしまう可能性があるのです。

総量規制に近い借り入れをすでにしてしまっている場合は「一旦完済する」「限度額を下げる」といった対策が必要になります。

総量規制で借りられない可能性がある

借り換えで課題になる点の1つが「総量規制」です。

総量規制とは、貸金業者に適用されるルールのことを指します。
「貸金業者は利用者の年収の3分の1を超える貸付けをしてはならない」と貸金業法で定められており、借り換えも総量規制の対象です。

すでに総量規制いっぱいの金額を借り入れている場合は、新規契約ができない可能性があります。

総返済額が高くなる場合も

借り換えで金利が低くなったとしても、必ずしも返済額が低くなるわけではありません。

カードローンを借り換えることで、借入総額は変わらない一方で毎月の返済額が減額することが可能です。ということは、返済期間が伸びてしまうということです。

カードローンの利息は日割り計算され、完済までの期間が長くなるほど利息も上昇します。

最終的な総支払額が借り換え以前よりも増えてしまう可能性があるのです。

毎月の返済額や金利の差ばかりに目を向けていると、肝心の総返済額が増えて最終的に損する危険性があります。

借り換えの条件をキチンと確認しましょう。

余剰金を臨時返済で総返済額を減らせる

借り換えを行うことで毎月の返済額を安く抑えた場合、今までの支払額との差額が余剰金になります。

余剰金は生活費や貯金に回すのも良いでしょう。

ただし、生活が苦しいという訳でなければ臨時返済に回すことをおすすめです。

臨時返済とは、毎月1回の約定返済とは別に「利用者が任意のタイミングで返済をする」ことです。インターネットでの申し込みのほか、銀行やコンビニのATMを利用しての臨時返済ができます。

臨時返済した分は全て元金の支払いに充当されるため、元金を返済したことで利息が再計算されます。

返済期間を短縮させ、総支払額を抑えることが可能です。

借り換えに向いている人

カードローンを利用している人の全員が借り換えをするべきということはありません。

借り換えを検討するのがおすすめ人の特徴を紹介します。

毎月の返済額を見直したい人

借り換えは、各カードローン会社が提供している一般的なカードローンの借り入れ条件を比較して借り換え先を決めます。

毎月の返済額を減らしたい場合、各金融機関のホームページで毎月の返済額を確認してください。

「ご返済シミュレーション」を利用すれば、毎月の借入金額をチェックすることが可能です。

例えばアイフルでは、100万円を金利15.0%で借り入れた場合の返済回数を試算すると「53回」毎月の返済額は26,000円と表示されます。

この返済金額が今のカードローンよりも安くなるのであれば、借り換える価値があるでしょう。

ATM手数料を毎回取られている人

カードローンによって、ATM手数料がかかるかどうかは異なります。

例えばアイフルやアコムなどの消費者金融では、基本的にATMを利用する時には手数料がかかります。手数料は返済金額が10,000円以下なら110円、10,000円を超える場合は220円です。

1回の手数料は大したことないと思いがちですが、何回も積み重ねていくと大きな金額になります。

一方、銀行カードローンの場合はコンビニでもATM手数料が無料になることが多いです。

例えばイオン銀行では、以下のATMは手数料無料になります。

  • イオン銀行ATM
  • ローソン銀行ATM
  • E.net
  • ろうきん
そのほか、以下のATMでは一部の時間帯で無料で利用できます。
  • みずほ銀行(平日8:45~18:00は無料)
  • ゆうちょ銀行(平日8:45~18:00、祝日を除く土曜日9:00~14:00)は手数料無料
  • 三菱UFJ銀行(平日8:45~18:00は無料)
このように、銀行やコンビニのPATMでガンガン臨時返済をしていきたい人の場合、銀行カードローンの方が有利になる場合があります。

カードローンの金利が15%を超えている人

カードローンの利息は借入れ額が多いほど、金利が大きいほど高くなります。

同じ金額を同じ日数だけ借り入れた場合、金利の違いによって利息が変わるのはすでに説明した通りです。

消費者金融は最大で18.0%程度の金利になり、長く借り入れるほど利息は膨らみやすくなります。

一方の銀行のカードローンでは銀行ごとに金利はバラバラですが、探せば最大金利でも15.0%を下回るカードローンはいくらでも見つかります。

借り換えを行うことで、金利が小さくなる分だけ総返済額を少なくすることが可能です。

短期の借り入れなら消費者金融が有利

金利が銀行カードローンよりも高いのが特徴の消費者金融ですが、必ず銀行より総返済額が高くなるわけではありません。

消費者金融独自のサービス「30日間は利息0円」になるサービスがあるためです。

その消費者金融を利用するのが初めてで、無担保ローンを利用する場合等に適用されます。

30日以内に完済すれば、何度借り入れても利息はかかりません。

30日を超えた場合でも、30日分は利息なしで計算が可能です。短期で完済する分には、銀行よりも総返済額が安くなる可能性があるのです。

どちらが安くなるかはしっかりシミュレーションしてみないと分かりません。

各金融機関のホームページに設置されたツールで確認することをおすすめします。

銀行カードローンに借り換えるメリット・デメリット まとめ

今回はカードローンの借り換えについて解説しました。

金利や毎月の返済額が安いカードローンに乗り換えることで、返済の負担を減らすことができます。

一方で、借り換え先のカードローンの選択を間違えるとメリットを享受できず、かえって損をしてしまう可能性もあります。

カードローンの特徴をよく理解し、もっとも有利になる借り換え先を探しましょう。

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ライター紹介

森本 陽子

森本 陽子

2級ファイナンシャル・プランニング技能士(個人資産相談業務)AFP認定者。自身の経験や知識を活かし、複雑なお金の仕組みや知識をわかりやすく解説しておりツイッターでの有益な呟きにも注目。FP森本陽子の詳細プロフィール

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