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ビジネスローンは無担保で借り入れが可能?オススメの借入先と注意点を解説

 2021/01/09 ビジネスローン   38 Views

ビジネスを円滑に進めていくために、必要不可欠になるのが「事業資金」です。
しかし、融資の種類によっては不動産などの担保がないと借入ができないことがあります。

そこで検討したいのが、銀行や消費者金融が提供している無担保の「ビジネスローン」です。

今回はビジネスローンの特徴と、代表的なビジネスローンについて紹介します。

無担保とは

「無担保」とは文字通り、借入の際に担保が必要ないことです。

銀行から事業融資を受ける場合は一般的に担保が必要になります。
債務者が返済不能に陥った場合は担保(又は保証人)が設定されていないと債権者の損失になるためです。

担保が設定されていると、万が一返済不能になった場合は担保を処分することで債権者の損失に充てることが可能です。

ビジネスローンとは

ビジネスローンは文字通り「ビジネス」向けに利用できるローンのことです。

一般的なカードローンなどが事業目的のお金に使えないのに対し、こちらは法人・個人事業主が事業で使うために提供されています。

多くのビジネスローンでは担保を必要としませんが、その代わり担保を求められる融資と比較して「借入限度額が制限される」「金利が高めに設定される」といったデメリットも存在します。

万が一返済が滞った場合は金融機関側の損失となるため、債務の一括返済を求められてしまうタイミングも有担保の融資よりもシビアです。

事前に無理なく確実に返済できる返済計画を立てることが必要になるでしょう。

資金の用途が自由

中小企業や個人事業主が対象のビジネスローンでは、融資を受けたあとの使用用途に詳細な制限はありません。
運転資金だけでなく、従業員の給与など事業に関しるあらゆる支出に利用することができます。

審査が柔軟に行われる

事業資金を借り入れるための方法としては、いくつかの手段があります。

  • 日本政策金融公庫
  • 民間金融機関の融資・ビジネスローン
  • ノンバンクのビジネスローン
日本政策金融公庫や銀行の融資は低金利で利用できる反面、審査が厳しく行われます。
金利を高くすることで万が一「貸し倒れ」が起きた時の補てんをする意味合いがあるためです。

低金利の金融機関では「貸し倒れしない=信用がある企業」にしか融資できません。

一方のノンバンクは、金利は日本政策金融公庫や銀行よりも高めである反面、融資のための審査を柔軟に行ってくれる傾向にあります。

審査時間も短く、最短即日で融資を受けることが可能です。

目的や融資までの期間によって申込先を柔軟に決めることができます。

総量規制の範囲外

ノンバンクの金融機関(消費者金融・信販会社など)のカードローンは通常、総量規制の対象です。

総量規制とは「貸金業法」に盛り込まれたルールで「年収の3分の1を超える融資を受けることができない」という決まりのことを指します。

第十三条の二 貸金業者は、貸付けの契約を締結しようとする場合において、前条第一項の規定による調査により、当該貸付けの契約が個人過剰貸付契約その他顧客等の返済能力を超える貸付けの契約と認められるときは、当該貸付けの契約を締結してはならない。

引用元:e-GOV|貸金業法第十三条の二

当該貸付けの契約が個人過剰貸付契約その他顧客等の返済能力を超える貸付けの契約と認められるとき」というのが、「個人の年収の3分の1」にあたります。

ただし、個人事業主や法人への融資であるビジネスローンは総量規制の対象外です。
そのため審査次第では、年収の3分の1を大きく上回る融資を受けることができます。

無担保で借りられるビジネスローンはある?

ビジネスローンは、原則として無担保で借り入れることが可能です。

ただし一部の金融機関・貸金業者のビジネスローンでは不動産を担保にする商品も存在します。

一例として、例えばMRFの不動産担保ローンを紹介します。

MRF「不動産担保ローン」
利用できる人 法人の方
融資限度額 3億円まで
金利 プランにより異なる(最高15.00%)
返済期間 35年以内の長期返済可能(オーダーメイドプラン等)

不動産を担保にする必要があるため、担保を差し出せない企業・事業主は利用できません。
代わりに、不動産を担保にすることで最大3億円という高額融資を受けることが可能です。

ただし、担保の不動産の価値を確認する必要がある点に注意が必要です。
無担保の審査よりも融資までに時間がかかることが予想されます。

ビジネスローン以外の無担保での調達方法

「無担保で融資を受けること」を優先したい場合、ビジネスローン以外にも選択肢はあります。

例えば「ファクタリング」です。

ファクタリングとは、売掛債権を売却して現金に換える方法のことを指します。

債権は「資産」に分類されるため、すでに持っている債権があることが前提にはなりますが、厳しい審査は不要です。
申し込んだその日に手続きが終わることもあります。

最短即日で融資を受けられる代わりに、デメリットとしては「手数料」を取られることが挙げられます。
最大で10~20%の手数料を差し引いた残りが手元に入ることになるため、債権の全額を現金にはできません。

代表的な無担保ビジネスローン

ジャパンネット銀行「ビジネスローン」

ネット銀行の1つ「ジャパンネット銀行」が手がけるビジネスローンです。
個人事業主向けのほか、法人向け専用のプランも提供しています。

融資限度額の範囲内で何度でも繰り返しの融資が可能で、契約するために来店・担保・保証人がそれぞれ必要ありません。

借入金額によって返済額は異なりますが、借入金額が300~400万円未満なら毎月8.5万円、400万円以上500万円以下なら10万円程度です。それぞれ元本と利息の合計額であるため、返済計画が立てやすくなっています。

ジャパンネット銀行「ビジネスローン(個人事業主向け)」
利用できる人 下記の条件を満たしている個人事業主(営業性個人)

日本国籍を有している、または外国籍で日本での永住権を有している。
申込時、年齢が満20歳以上満69歳以下である。

融資限度額 最大500万円
金利 2.8~13.8%
返済期間 借入額によって異なる(400~500万円以下の借り入れなら毎月10万円返済 等)

静岡銀行「しずぎんビジネスクイックローン」

地方銀行の1つである「静岡銀行」で提供されているビジネスローンです。

個人事業主向けプランには以下のようなメリットがあります。

  • 融資限度額300万円までは「収入証明書」の提出は不要
  • 最短即日の「仮審査回答」
  • 担保・保証人不要
  • 副業でも借り入れ可能
ただし、地方銀行特有のデメリットとして「静岡銀行の営業区域内で事業を営む人」でないと融資を受けることができません。

静岡銀行の営業範囲に関しては、下記のリンクから確認が可能です。

>>静岡銀行|店舗・ATMのご案内

静岡銀行「しずぎんビジネスクイックローン」(個人事業主)
利用できる人 次の条件を満たし、保証会社の保証が受けられる人

  • お申し込み時の年齢が満20歳以上かつ完済時満76歳未満の方
  • 静岡銀行に普通預金、または当座預金をお持ちの方(同時申し込みも可)
  • 静岡銀行の営業区域内で事業を営んでいる方に限る
融資限度額 50万円以上500万円以内(1万円単位)
金利 ご融資利率は3段階あり、審査結果によって変動
●年5.0% ●年8.0% ●年14.9%
返済期間 10年以内(返済回数6回以上120回以内)

オリックス「VIPローンカードBUSINESS」

法人の経営者・個人事業主のどちらでも利用できるビジネスローンです。

最短即日のスピード融資ができるのが特徴で、審査時間は最短60分とスピーディに融資を受けられます。

最短即日で融資が可能で、全国17万台以上の銀行・コンビニのATMで利用可能です。思い立った時にすぐ融資を受けられます。

さらに会員専用の特典として「カウンセリングデスク」の利用が可能です。

お金のこと、収支バランスなどについて相談ができるため、事業に行き詰った個人事業主や法人代表者にとって便利です。レンタカーやリゾートホテルが優待価格で利用できるサービスもあります。

オリックス「VIPローンカードBUSINESS」
利用できる人 20歳~69歳までの方で、以下のいずれかに該当する方。
・ 業歴1年以上の個人事業主の方。
・ 法人格を有する事業の代表者の方(例:○○株式会社、△△有限会社を経営する方)。
融資限度額 最高500万円
金利 年6.0~17.8%
返済期間
  • リボルビング払い=利用内容によって異なる
  • 1回払い=28~61日

アイフルビジネスファイナンス

消費者金融「アイフル」の子会社が提供するビジネスローンです。

借り入れたあとは返済のみに利用する「証書型」のローン

資金の使途は制限がなく、事業資金の範囲内で自由に利用ができます。申し込み~審査まで来店不要で、来店に時間を割けない多忙な人であっても融資を利用可能です。

アイフルビジネスファイナンス
利用できる人 申込み時年齢が満20~満69歳までの法人または個人事業主
融資限度額 50~1,000万円※新規取引時は上限500万円
金利 年3.1~18.0%
返済期間 元利均等返済:最長5年(60回以内)
元金一括返済:最長1年(12回以内)

ビジネスローンのメリット・デメリット

多くのビジネスローンは無担保で利用できることがお分かり頂けたでしょうか。

担保を持たない法人・個人事業主の強い味方になるビジネスローンですが、メリットばかりではありません。

担保の有無にかかわらず、ビジネスローンにはメリットとデメリットの両面が存在します。ここではビジネスローンのメリット・デメリットを紹介します。

メリット

ビジネスローンの主なメリットは以下のとおりです。

  • 事業用途を含めて融資の自由度が高い
  • 事業資金を素早く確保できる

事業用途を含めて融資の自由度が高い

ビジネスローンは、事業資金であれば幅広く使うことが可能です。

一般的なローンである「カードローン」「フリーローン」では利用使途は自由とは言っても事業資金への利用は認められていません。

ビジネスローンであれば、事業も含めて自由な用途に使うことができます。通常のカードローン以上に自由に使える柔軟性の高さがメリットです。

事業資金を素早く確保できる

日本政策金融公庫や銀行の融資は低金利で借りられる反面、万が一にも貸し倒れが起きないように審査は慎重に行われます。
融資を受けられたとしても、申し込みから融資まで1ヶ月以上かかることが一般的です。

「今すぐにお金を使いたい」という際には利用できません。

その点ビジネスローンであれば、審査は比較的柔軟でスピーディです。特に消費者金融系のノンバンクであれば最短即日で融資を受けられます。

デメリット

スピーディに融資を受けられるメリットがある反面、公的融資などと比較して以下のデメリットが存在します。

  • 金利が高め
  • 今後の借り入れに影響する場合がある

金利は高め

ビジネスローンは公的融資や銀行の事業融資などと比較して金利が高い傾向にあります。
日本政策金融公庫の基準金利が1.1%~1.3%(2021年1月現在)であるのに対し、ビジネスローンの金利は最大で18.0%程度です。

借入金額が高額になればなるほど、返済期間が長くなればなるほど、金利によって計算される利息は大きくなります。

逆に短期間で完済できるのであれば、そこまで大きなデメリットにはなりません。

今後の借り入れに影響する場合がある

一概に「絶対に影響がある」とは言えませんが、今後の借り入れに影響があることが考えられます。

もし日本政策金融公庫から借り入れをしている実績があった場合、厳しい審査を潜り抜けた「信用がある会社・個人事業主」というお墨付きをもらえるということになります。審査で好影響になる可能性があるのです。

逆に「ノンバンク」では審査が柔軟に行われる反面、金利は高く設定されます。つまり「貸し倒れリスクがあるかもしれない」という判断になる可能性があります。

過去にノンバンクを利用した実績がある場合、銀行や日本政策金融公庫での審査に臨んだ時に影響する可能性は捨てきれません。

ビジネスローンは無担保で借り入れが可能?オススメの借入先と注意点を解説 まとめ

銀行の事業性融資と違って無担保であることが多く、スピーディに融資を受けられるのがビジネスローンのメリットです。

事業資金を含めて何にでも使える自由度の高さも魅力ですが、一方で公的な融資や銀行の事業融資と比較すると金利が高いデメリットがあります。

メリット・デメリットを理解した上で、ご自身の希望に合う商品を選んでいきましょう。

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ライター紹介

森本 陽子

森本 陽子

2級ファイナンシャル・プランニング技能士(個人資産相談業務)AFP認定者。自身の経験や知識を活かし、複雑なお金の仕組みや知識をわかりやすく解説しておりツイッターでの有益な呟きにも注目。FP森本陽子の詳細プロフィール

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