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ビジネスローンの金利相場はどれくらい?低金利の金融機関3選

 2021/01/29 ビジネスローン   225 Views

「資金繰りが不足している。早く何とかしたい」

個人事業主でも法人経営者でも、一時的に資金繰りが悪化することはあります。
しかし、資金を用意できないと困ってしまいますね。

そんな時に利用できる方法が「ビジネスローン」です。

提供する金融機関にもよりますが、最短数日以内に融資を受けることもできます。
しかし、金利によって計算される利息が、後々の返済に重くのしかかることは考えておく必要があります。

今回はビジネスローン(事業ローン)の金利の相場と、オススメのビジネスローンを解説します。

ビジネスローン(事業ローン)とは

ビジネスローンは法人・個人事業主などを対象にしたローンのことです。
利用目的は自由で、投資・ギャンブルなどの目的でなければ何にでも使うことができます。

一般的なキャッシングローンは個人を対象にした金融商品で誰でも利用することができますが、ビジネスローンは事業者に限定されている点が異なります。

カードローンのように、限度額まで何度も借入ができる機能が搭載されているのも特徴です。

法人向け・個人事業主向けがある

担保・保証人が必要かはビジネスローンの種類によっても異なります。

  • 担保や保証人が不要の無担保ローン
  • 担保や保証人が必要な有担保ローン
無担保のローンは不動産を所有していない個人事業主や法人でも申し込むことができ、申込者本人の返済能力を証明できれば融資を受けられます。

一方の有担保ローンは、不動産などを担保に設定することで申し込めるローンのことです。

金融機関からみれば万が一返済できない場合でも担保を処分することで債権を回収できるため、比較的業歴が浅い事業者でも融資を受けられる可能性があります。

無担保と比べて「借入限度額が大きい」「返済期間を長く設定できる」といった点もメリットです。

ただし、審査時間が長くかかる傾向がある点には注意が必要です。
それは担保についても審査する必要があるためです。また、抵当権設定登記にも時間が必要になります。

急ぎの際に申し込むのには向いていないため、どれだけ急いでいるかで無担保ローンと使い分けが必要です。

金融機関ごとの金利相場

銀行提供のビジネスローン

銀行では、通常の「事業融資」とは別にビジネスローンを用意しています。

ひとくちに銀行と言っても大きく分けて「メガバンク」「地方銀行」に分かれており、それぞれで設定される金利が異なる場合があります。

一般的な相場の違いは以下のとおりです。

  • メガバンクの金利相場=年1.0~14.0%程度
  • 地方銀行の金利相場=年2.0~15.0%程度
一方、通常の事業融資であれば金利は年1~3.0%程度であることが一般的です。
事業融資と比較すれば、銀行といえども金利はどうしても高くなります。

また、返済に関しては銀行口座からの引き落としが基本になることも特徴です。

計画的に返済したい人に向いている反面、いつでも資金に余裕がある時に返済したい人には向いていないことがあります。

ノンバンクが提供するビジネスローン

銀行以外の「ノンバンク(消費者金融など)」が提供するビジネスローンもあります。

金利の相場は5.0~18.0%程度と高金利で、個人向けのカードローンとほとんど変わりません。

一方で返済方法は多彩に用意されており、中にはATMで自由に返済できるローンもあります。

自分の決めたタイミングで返済できるほか、繰り上げ返済もしやすい点がメリットです。

デメリットとしては金利が高いほか、銀行よりも利用限度額が小さめである点も知っておきましょう。

ビジネスローン選びに金利は重要

ビジネスローンでは金利が事業融資などと比較して高い特徴があります。

融資を急いでいる人の利用が多いことが要因の1つです。

融資を急ぐということは何かしら資金繰りの面で問題があることが多く、金融機関から見れば貸付けに関するリスクが相対的に高くなります。

もし健全な経営をしている企業や事業主であれば、日本政策金融公庫で銀行の事業融資が明らかに金利・利息面で有利です。

「お金を借りられるなら来月以降でも余裕」という企業であれば、事業融資や日本政策金融機構に申し込むでしょう。

ただ、金利が低い分だけ申込条件が厳しく審査は慎重に行われるため、融資までに数ヶ月の時間がかかることもあります。

「今すぐ必要」という時は、お金を用意できないと経営に影響が出る「緊急事態」です。

損失を穴埋めするためにすぐに事業資金が必要な人は事業融資を利用できないため、審査時間が比較的短いビジネスローンが選択肢になります。

資金繰りに問題がある企業・事業者に融資するリスクをカバーするために、金利設定が高めに設定されているのです。

ビジネスローンの使い道

開業資金

ビジネスローンは、基本的にすでに開業した人向けのローンです。
開業前の事業主や経営者では使えない可能性があります。

ただし、一部には開業資金に使えるビジネスローンも存在します。

もし開業前に「すぐに資金が必要」という状態であれば、有担保型のビジネスローンが有力です。

担保の審査や抵当権設定に時間がかかるなどのデメリットがあるものの、金融機関からすれば返済できない場合は担保を処分すれば良くなります。

開業前で実績がない状態でも融資を受けられる可能性があります。

つなぎ資金

つなぎ資金とは、商品を仕入れて売り上げるまでの期間に必要になる資金のことです。

個人事業主でも法人でも、急な支払いによって資金繰りが悪化することは珍しくありません。

事業資金が揃っている状態であっても「売掛金の回収遅れ」「仕入れ量の増加」「得意先への急な支払い事案が発生」といったケースで一気に資金繰りが悪化することがあります。

必要な分だけを繰り返し利用できるカードローン(極度額)タイプのビジネスローンであれば、月の支払額の違いにも対応可能です。

つなぎのために短期間の借入なら金利負担も短くて済むため、ビジネスローンの利用が向いています。

納税資金

法人でも個人事業主でも、税金の支払いは必須です。

所得税・法人税・固定資産税などの税金の支払いが遅れた場合は延滞税がかかり、ますます事業に悪影響を及ぼします。

ビジネスローンでお金を借りて税金を払ってしまい、計画的に返済するほうが結果的に事業へのダメージも少なくなります。

ビジネスローンの審査内容

基本的にはスコアリング審査

ビジネスローンの審査内容は、基本はカードローンと似たような「スコアリング審査」です。

事業融資は銀行に要求される膨大な資料を集める必要がありますが、ビジネスローンではそのような細かい審査は行っていません。申込情報が統計的なデータに基づいて点数化されます。

スコアにすることで融資の可否を判断するシステムにより、一定の点数を超えていれば審査を通過することが可能です。

審査通過のポイント

審査の詳細は公開されていないものの、一般的には以下のようなポイントがあります。

業歴

審査で主に重視される項目の1つが「事業者の業歴」です。
基本的に長ければ長いほど、安定した企業・事業者だと判断されやすくなります。

中朝企業庁が発表している「中小企業白書」によると、新しく設立された中小企業が10年後に生き残っている確率は約70%です。

出典:中小企業白書2011|経済成長を実現する中小企業

開業してすぐの場合、長く生き残れる企業であるかの判断が難しくなります。

そのため多くの銀行では開業してから2年以上の業歴が求められることが一般的です。
消費者金融などの貸金業者でローンを組む場合も1年以上の業歴が必要になります。

決算書と確定申告書の内容

審査は法人であれば「決算書」が確認されます。
中でも「貸借対照表」「損益計算書」が重要です。

企業の資産・負債のバランスと黒字・赤字を確認されます。
個人事業主は決算書ではなく確定申告書が審査の対象です。

ビジネスローンに頼るということはその時点で経営に何らかの支障があるため、赤字だからという理由だけで審査に落ちることはありません。

問題は赤字の中身です。

例えば「売上総利益の赤字」では原価割れで販売していることを表しており、事業内容に致命的な欠陥があると判断される可能性が高いでしょう。

一方「税引き前利益」が赤字でも大きな影響はありません。
ここは経営とは関係ない特別利益と経常利益を足したものに「特別損失」が差し引かれた数字です。

特別損失は火災・災害・盗難による損失といったものが含まれており、経営とは関係ない損失です。
このような理由による赤字であれば、審査で悪影響は少ないでしょう。

納税の未納がないか

一般的なカードローンでは、過去に一定期間以上のクレジットカードや携帯電話料金、カードローンの返済遅れがあると原則として審査を通過できません。

いわゆる「ブラック」と呼ばれる状態ですね。

同じように、ビジネスローンで過去に「税金の滞納・未納」があった場合には、原則として審査落ちになります。

ビジネスローンを受けている会社が、税金の滞納を繰り返して資産を差し押さえられる事態に陥った場合、資産は税金の支払いに優先して回されます。

ビジネスローンの回収が後回しになることで回収できず、貸し倒れになる可能性は否定できません。

そのため、税金の未納になると原則として審査落ちになるわけです。

低金利なおすすめビジネスローン3選

アイフルビジネスファイナンス

アイフルビジネスファイナンスは、大手消費者金融「アイフル」の完全子会社です。

無担保・保証人、年会費、保証料まで必要ないローンのため、事業用のローンとして気軽に申し込めます。

資金の使途は自由で、事業資金の範囲内であれば自由に利用できます。

ローンの名称 アイフルビジネスファイナンス
「ビジネスローン」
申込条件

法人または個人事業主

(申込時年齢 満20~満69歳まで)

限度額 50~1,000万円
金利(実質年率) 3.1~18.0%
担保・保証人 不要
返済期間・回数 元利均等返済:最長5年(60回以内)

元金一括返済:最長1年(12回以内)

関西みらい銀行|事業者向けフリーローン

金利の低さがメリットなのが関西みらい銀行の「事業者向けフリーローン」です。年4.0~13.5%と、ノンバンクのビジネスローンと比較して低金利で事業資金を借りられます。

ただし融資限度額は300万円と少ないのが欠点です。
とはいえ、無担保・無保証人で借りられるため、急いで資金を手に入れたい時に申し込みやすくなっています。

生計費にも使えるため、個人事業主にも法人経営者にも嬉しいローンです。

ローンの名称 関西みらい銀行
「事業者向けフリーローン」
申込条件

次の条件をすべて満たす個人

  • 申込時年齢満20歳以上完済時満76歳未満の方
  • 継続して安定した収入がある方
  • 保証会社の保証が受けられる方
  • 取扱店の営業区域内に居住または営業されている方
限度額 10万円以上300万円以内(1万円単位)
金利(実質年率) 4.0~13.5%
担保・保証人 不要
返済期間・回数 6ヵ月以上7年以内

セゾンファンデックス|法人向け不動産担保ローン

個人事業主・法人の両方で利用できるビジネスローンです。

不動産を担保にすることが必要ですが、その分「最高3億円まで」「金利は最大金利で9.9%と低い」などのメリットを享受できます。

不動産担保ローンは審査に時間がかかるのが一般的ですが、セゾンなら最短3日で融資を受けることが可能です。

個人事業主向けの「VIPローンカード ビジネス」もあるため、個人事業主はどちらを借りるか良く考えたうえで選択しましょう。

ローンの名称 セゾンファンデックス
「法人向け不動産担保ローン」
申込条件 法人・個人事業主
個人事業主は原則満20歳以上70歳以下、完済時85歳未満の方。
日本国籍または永住許可を有する方。
限度額 100万円~3億円
金利(実質年率) 2.6~9.9%
担保・保証人 担保:法人、代表者または代表者の親族が所有する不動産
(担保権の順位は問わない)保証人:原則不要
返済期間・回数 5年~25年(60~300回)

ビジネスローンの金利相場はどれくらい?まとめ

今回は、ビジネスローンの金利相場について解説しました。

事業融資や日本政策金融公庫と比較してスピーディで柔軟な融資が期待できる反面、金利の高さは一般的なカードローン並みという欠点もあります。

「いつまでに事業資金を集めるのが必須なのか」を考え、最適なビジネスローンを模索していきましょう。

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ライター紹介

森本 陽子

森本 陽子

2級ファイナンシャル・プランニング技能士(個人資産相談業務)AFP認定者。自身の経験や知識を活かし、複雑なお金の仕組みや知識をわかりやすく解説しておりツイッターでの有益な呟きにも注目。FP森本陽子の詳細プロフィール

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