アイフルの無利息サービス「30日間利息0円」はどのくらいお得なの?
大手の消費者金融業者が導入している無利息サービスは、アイフルでも提供されています。
アイフルの利用では、無利息期間中は金利が適用されないので、利息の支払い負担を軽くすることができます。
一部の商品には適用されないため、利用条件や適用されるローン商品を確認しておきましょう。
このページの概要
アイフルの無利息サービスの基本知識
無利息サービスとは
アイフルで提供されている無利息サービスとは、その名の通り「利息ゼロでお金を借りられる」というサービスです。
通常、お金を借りるときには「金利」によって利息が発生します。
金利は利息を計算するための利率のことで、これを元に以下のようにして利息を算出します。
・利用額×金利(年率)÷365(1年の日数)×利用日数=利息
アイフルで契約した当初適用される金利は多くの場合で「年率18%」です。
10万円借りると30日後の利息は「10万円×18%(0.18)÷365×30」計算して約1479円となります。
無利息期間中は、この利息がまったくかからないことを意味します。
つまり、10万円借りた30日後にかかるはずの「1479円」を支払わなくて済むということです。
もし、この期間中に返済すると、そのお金はすべて元金の返済に充てられます。
30日後に1万円返済すると、利息がかかるときは8521円が元金に充当されますが、無利息期間中なら1万円がそのまま元金に充当されて利用残高は9万円となります。
適用の条件とは
30日間無利息サービスは「アイフルと過去一度も契約をしたことがない、初回利用者」にのみ適用されます。
アイフルの利用が初めてであれば良く、他の消費者金融業者や銀行のカードローンを利用している人でも無利息サービスを受けることができます。
過去に利用経験がある人や、いったんアイフルの会員で解約後に再びカードローン契約を結ぶ人には適用されません。
「以前アイフルの目的別ローンを利用したが、今回はキャッシングローンを利用したい」など、契約するローン商品が違っても、このサービスは適用されません。
また、この無利息サービスは、申込者の借入金額や利用限度額などに関係なく適用されます。
アイフルとの契約額が10万円であっても、100万円であっても適用されます。
借入額による制限もなく、いくら借入しても無利息期間中はずっと利息が付きません。
少額だからサービスを受けられないとか、高額借りたから無利息期間が延長するといったことはありません。アイフルとの関係がなかった人が、初めて利用する際に適用されるサービスです。
適用されるのは無担保ローンのみ
アイフルで無利息サービスが適用されるのは、「無担保ローン」だけです。
すべてのローン商品に適用されるわけではないため、アイフルを利用する際には間違えないようにしましょう。
【無利息サービスが適用されるローン商品】
【無利息サービスが適用されないローン商品】
・かりかえMAX
・おまとめMAX
・事業サポートプラン
注意したいのは、アイフルのお得なローン商品である「おまとめローン」には無利息サービスがないという点です。
アイフルの「かりかえMAX」や「おまとめMAX」はクレジットカードなどの借入もまとめることができる便利な商品ですが、無利息期間はありません。
契約翌日から適用
1.初回借入日ではない
アイフルで無利息サービスが適用されるのは、初回借入日からではなく、契約翌日からという点には充分に注意が必要です。
「とりあえず契約だけしておいて、借入は後からにしよう」と考えて契約した場合でも、無利息期間のカウントは開始されてしまいます。アイフルで契約してから10日後に借りると、残りの無利息期間は20日になってしまいます。
2.何度借入しても利息がかからない
アイフルの無利息期間が継続している間は利息がかかりません。
追加融資を何度行っても利息はかかりません。
無利息なのは契約した初回の30日間で、この期間はいくら借りても利息がかからないので、完済が翌月以降になったとしても、支払う利息を抑えることができます。
金利による利息を抑えるためには、早めに借りておくほうが最終的に返済する金額は減ります。
3.無利息期間中での返済は必要
無利息期間中に返済日がやってきた場合でも、借入金額に応じた返済をする必要があります。
「利息がかからないのだから返済もしなくて良いだろう」と考える人もいますが、必ず返済期日までにお金を入れましょう。
返済35日サイクル制での注意
アイフルの返済期日の決め方には「約定日制」と「35日サイクル制」の2つがあります。
もし、返済期日を「35日サイクル制」にした場合、35日ごとの返済となるので、初回の返済日には無利息期間のサービスはすでに終了しています。
繰り上げ返済や一括返済をすることは可能なので、もし利息の支払いを発生させたくない場合には無利息期間サービスの期間内に忘れずに完済してしまいましょう。
また、銀行振込の返済では、「平日の午後3時以降または土日祝日の場合には振込の反映が銀行の翌営業日」になることにも注意しましょう。
日にちの計算を間違えてしまうと、完済したつもりが実際には端数が微妙に余ってしまう可能性があります。
無利息期間でも返済には余裕をもたせることも大切です。提携ATMを利用した際の返済はすぐに反映するので、無利息期間内の返済なら利息は0円になります。
アイフルの無利息サービスがおすすめの人
1.無利息期間内に完済できる人
アイフルで無利息サービスをお得に利用できるのは、その期間内にお金を借りてすべて返済できる人です。
借りても30日以内に返済できる見込みのある人は、一切利息を支払わずにお金を借りることができます。借りたお金と同額を用意するだけですので、無駄なお金を使わずに済みます。
2.短期間で返済できる人
また、無利息期間内で返済することはできなくても、短期間に返済が可能な人も、無利息サービスでお得になります。
たとえば2ヶ月以内にお金が入る見込みがあるとき、アイフルの無利息サービスを利用して借りると、最初の1ヶ月の利息は0円となります。
2ヶ月目で完済すれば支払うのは1ヶ月分の利息だけで済みます。
銀行のカードローンから低金利で借りるよりも支払う利息額が少なくなる可能性があります。
3.アイフルを初めて利用する人
初めてアイフルを利用する人なら、無利息サービスを使わない手はありません。
無利息期間は初回契約日の翌日から30日間なので、「契約してもすぐに借りないかもしれない」という場合には損をしてしまうので注意しましょう。
アイフルの無利息サービスはどのくらいお得なのか
年率14%のカードローンとの比較
無利息サービスがあるのはお得というのは、当然のことに思えます。
1ヶ月間まったく利息がかかることなくお金を借りられるのは無条件で良いサービスでしょう。
ただ、無利息期間を過ぎるとどうなるのか、また、金利が低いことで選ばれやすい銀行のカードローンと比較して、どの程度利息がお得なのか具体的に理解してサービスを考えることはあまりないでしょう。
30日間だけでなく、借入期間がいつまでなら銀行のカードローンよりも利息を抑えることができるのか理解できれば、アイフルの無利息サービスの潜在的な実力がわかります。
比較対象として、年率14.0%であるみずほ銀行のカードローンを事例に取り上げてみましょう。
アイフルで金利18%、無利息期間30日で利息を計算すると以下のようになります。
・アイフル無利息サービス付きとみずほ銀行のカードローンの比較
借入額 | 金利 | 利息総額 | |||
---|---|---|---|---|---|
30日 | 3ヶ月 | 6ヶ月 | 12ヶ月 | ||
5万円 | 18.0% | 0円 | 731円 | 1770円 | 3834円 |
14.0% | 575円 | 1170円 | 2058円 | 3865円 | |
10万円 | 18.0% | 0円 | 1463円 | 3542円 | 7779円 |
14.0% | 1150円 | 2341円 | 4119円 | 7739円 | |
20万円 | 18.0% | 0円 | 2927円 | 7315円 | 1万5562円 |
14.0% | 2301円 | 4683円 | 8242円 | 1万5485円 | |
30万円 | 18.0% | 0円 | 4347円 | 1万2366円 | 2万3228円 |
14.0% | 3452円 | 7026円 | 1万2366円 | 2万3228円 | |
50万円 | 18.0% | 0円 | 7376円 | 1万8402円 | 4万452円 |
14.0% | 5753円 | 1万1711円 | 2万611円 | 3万8718円 |
アイフルは消費者金融業者なので金利が高く、利息は銀行のカードローンよりも大きくなりがちだろうと思っている人にとっては新しい発見でしょう。
無利息期間の30日を超えても、1年前後の利用なら銀行のカードローンと利息額はほぼ同じです。
無利息期間中が利息0円となるだけでなく、その節約の効果は1年間持続すると考えていいでしょう。
メガバンクのカードローンと比較
みずほ銀行だけでなく、他の大手銀行のカードローンと比較しても、アイフルの無利息サービスを利用したほうがお得になります。
とはいえ、効果が持続する期間はあまり長くなく、6ヶ月程度と考えていいでしょう。
銀行のカードローンには無利息期間サービスがないので、アイフルと比較したときに利用期間が短ければ短いほど、利息に差が出ます。
・借入額が10万円のときの返済期間と利息額、合計返済額
カードローン | 金利(年率) | 返済期間 | 利息額 | 合計返済額 |
---|---|---|---|---|
アイフル (無利息サービス適用) |
18.0% | 1ヶ月 | 0円 | 10万円 |
3ヶ月 | 2958円 | 10万2958円 | ||
6ヶ月 | 7397円 | 10万7397円 | ||
三菱UFJ銀行カードローン | 14.6% | 1ヶ月 | 1200円 | 10万1200円 |
3ヶ月 | 3600円 | 10万3600円 | ||
6ヶ月 | 7200円 | 10万7200円 | ||
三井住友銀行カードローン | 14.5% | 1ヶ月 | 1191円 | 10万1191円 |
3ヶ月 | 3575円 | 10万3575円 | ||
6ヶ月 | 7150円 | 10万7150円 | ||
みずほ銀行カードローン | 14.0% | 1ヶ月 | 1150円 | 10万1150円 |
3ヶ月 | 3452円 | 10万3452円 | ||
6ヶ月 | 6904円 | 10万6804円 |
アイフルの無利息サービスを適用すると、短期間利用して完済するときにはメガバンクのカードローンよりもお得に借りられることが分かります。
他社の無利息サービスと比較
アイフル以外の消費者金融業者にも、アコムやプロミスなど無利息サービスを提供している業者がありますし、銀行でも無利息期間を設けているところもあります。それぞれ比較すると以下のようになります。
・無利息サービスのある無担保ローン商品を提供する消費者金融業者と銀行
業者・銀行 | 特徴 |
---|---|
アイフル | ・契約日の翌日から30日間無利息
・銀行振込の時間に制限あるなど、ユーザーサービスでは若干劣る面がある |
アコム | ・契約日の翌日から30日間無利息
・24時間振込対応の銀行が少ない |
レイクALSA | ・契約日の翌日から「60日間無利息」または「180日間5万円以下無利息」
・24時間振込対応 |
プロミス | ・初回借入日の翌日から30日間無利息
・24時間振込対応 |
ジャパンネット銀行 | ・契約日の翌日から30日間無利息
・上限金利18.0%と銀行にしては高め |
愛媛銀行 | ・契約日の翌日から30日間無利息
・上限金利14.6% |
無利息サービス重視で選ぶならレイクALSAでしょう。
60日間無利息というのは、他にはない長期の無利息サービスです。アイフルは可もなく不可もないといったところでしょう。
審査に自信があるなら「アイフルファーストプレミアムカードローン」がおすすめ
アイフルには、通常のカードローンの他に「ファーストプレミアムカードローン」というローン商品があります。
通常のものと同様に、無担保・無保証人の個人消費者向けのカードローンです。
無利息サービスも提供しており、契約日の翌日から30日間無利息となっています。ただし、申し込みには条件が付きます。
・アイフルファーストプレミアムカードローンの概要
金利 | 3.0%~9.5% |
---|---|
限度額 | 100万円~800万円 |
審査時間 | 最短で30分 |
申込から借入まで | 最短1時間程度 |
申込条件 | ・年齢23歳~59歳
・仕事をしていること ・年収300万円以上であること |
その他の特徴 | ・郵送物の回避が容易
・契約日の翌日から30日間無利息 |
特筆すべきなのは、金利の低さです。
消費者金融業者のなかではもちろん、銀行のカードローンと比較しても非常な低金利になっています。
ただし、限度額は「最低でも100万円」で、「年収の3分の1以上を貸付してはならない」という総量規制のことを考えると、年収は少なくとも300万円以上が必要です。
その分、審査は厳しめとも考えられます。
審査の難易度が高いという点さえクリアできるのなら、ファーストプレミアムカードローンの優先度はかなり高いと言っていいでしょう。
アイフルの無利息サービス「30日間利息0円」はどのくらいお得なの?まとめ
アイフルの無利息サービスは、初回契約者にのみ適用されるものです。
契約日の翌日から30日間しか適用されないなどの点に注意しましょう。
利用期間が6ヶ月以内なら、低金利とされる銀行のカードローンよりもお得に借りられます。