アコムの限度額はこう決まる!いくらまで借りられる?

アコムに申し込む前に気になるのは、やはり限度額ですよね。いくら借りられるのかは、限度額でわかります。
「申し込みをして、希望通りの額まで借りられるのかな」という不安は誰もが持つものでしょう。また、実際に申し込みをした後に「思っていた額に全然到達しなかった、どうしよう」という結果になることもあります。限度額はどうやって決められているのでしょうか。
カードローンは利用しているうちに、限度額増額ができるものも多いですね。アコムでは増額できるのか、また増額にあたっての条件なども知っておきたいところです。
アコムの限度額について、詳しく解説していきます。
このページの概要
アコムの限度額は1~800万円
アコムのカードローンのスペックを見ると、限度額は1万円~800万円、金利3.0%~18.0%となっています。「800万円まで借りられるの?」と思った方も多いでしょう。800万円もの限度額を設定できれば、様々な用途に対応できそうです。
しかし、希望通りの額をそのまま借りられるようにはなりません。カードローンに申し込んだ方を総合的に判断して、限度額が決まります。
アコムの限度額は審査で決まる!
アコムを含め、各ローンは審査で限度額を決定しています。審査では
・申込者の属性
・総量規制額
・収入証明書類
以上が、限度額決定の重要な要素となります。
それでは、審査での注意点と共にできるだけ希望に近い額を限度額に設定するためのポイントをチェックしていきましょう。
申込者の属性
属性とは、申し込みをした方の年齢、年収、勤務先(とその規模)、勤続年数など、審査時に必要となるものです。属性で何を判断しているかというと、申込者がお金を貸してもきちんと返済できるかどうかという点でしょう。
属性を元に判断する与信、つまり信用度が高くないと高い限度額を設定することはできません。一般的な信用度が高まる要素、正社員、勤続年数が長い、勤務先の規模が大きい、持ち家といった点はローンなどでの審査にも有利に働きます。
ここで、限度額を高くするために「ちょっと勤続年数を長く書いてもいいかも」「年収を多めにしておこう」というテクニックを使いたくなりますが、これは絶対にしてはいけません。
信用度は、申込者が正直に申告しているかどうかという点も重視しています。年収を多めに書いて、収入証明書を提出することになったら、一挙に信用を失ってしまうでしょう。

総量規制額
総量規制は貸金業法改正以降、限度額が決まる最重要事項となりました。総量規制額は、年収の3分の1まで年収の3分の1まで借りられるという法律です。50万円借りたいなら150万円の年収、100万円借りたいなら300万円の年収が必要となるのです。
ただし、あくまでも総量規制額は「借入可能な最大値」と考えるべきでしょう。つまり、150万円年収があれば、絶対に50万円借りられるというわけではありません。属性を元に総合的に判断して、限度額が決められるのです。
申込当初は返済履歴などがありませんから、信用度が低くなります。そのため、初めての申込で総量規制額ギリギリまで借りられることは、かなり難しいと覚悟しておいたほうがよさそうです。
実際に設定された限度額の口コミでは、総量規制額の半分~3分の2程度の額が多くなっています。年収に基づいて、限度額の予測は低めにしておいたほうが、審査結果が出てから焦らなくてすむでしょう。

収入証明書類
収入証明書類は、実は限度額50万円以下(他社借入がある場合は合計して100万円以下)なら提出不要となっています。しかし、年収や他の利用ローンで気になる点があると、希望限度額に関わりなく提出を求められる可能性があるのです。
収入証明書を提出できると、信用度アップにつながるので、希望する限度額に関わりなく提出予定にしておくほうがよいですね。
アコムで収入証明書類と認められているのは、源泉徴収票、給与証明書、市民税・県民税額決定通知書、所得証明書、確定申告書となります。もちろんこのうちのどれか1点を提出すればよいので、準備しておきましょう。
みんなアコムでどれくらい借りているの?
実際にアコムの限度額はどれくらいに設定されていることが多いのでしょうか。初回貸付単価の推移を見てみましょう。
年度 | 初回貸付単価 |
---|---|
2019/3 | 169,000円 |
2019/6 | 162,000円 |
2019/9 | 163,000円 |
2019/12 | 163,000円 |
平均値なのであくまでも参考ですが、初めての借入では50万円を超えるようなあまり大きな限度額設定は難しいと考えておいたほうがよさそうですね。
限度額決定でも在籍確認は重要!
アコムの限度額を決める審査の流れでも、在籍確認は大変重要です。在籍確認は、申込時に申告した勤務先で本当に働いているのかどうかを電話連絡で確かめます。アコムの借入条件である安定した収入を裏付けるものとして、在籍確認は必ず行われると考えておきましょう。
在籍確認ができれば信用度が高くなる一方、断ったり連絡が一定期限内に取れなかったりした場合には審査落ちの可能性が高くなってしまいます。希望する限度額にできるだけ近づけるためには、やはり在籍確認を受けるほうがよいですね。

希望限度額に到達しない場合はどうすればいい?
限度額を希望に近づける方法を取ったとしても、到達しないケースも想定できます。必要額に足りないと途方に暮れてしまうかもしれませんね。アコムで希望限度額に到達しない場合にはどうすればよいのでしょうか。
別の貸金業者でカバーする
総量規制の範囲内であれば、アコムと別の貸金業者を併用することも可能です。アコムでは初めての申込なら、総量規制額いっぱいまで借りられないこともあります。そこで足りない額は、別の貸金業者でカバーする方法を取ってもよいでしょう。
ただし、複数社での借入は多重債務に陥りやすいことから、貸金業者は警戒して審査に通りにくい可能性があります。さらにあまりに多い貸金業者に一挙に申し込んでしまうと、「相当お金に困っている申込者つまり返済不能になりやすい」と判断されても仕方ありません。
カードローンは厳選すること、また短期間での申し込みはアコムともう1社までに抑えてしまいましょう。貸金業者の審査申し込みは、クレジットカードや他のローンの審査に影響が出てしまいます。申込先は慎重に決めることをおすすめします。
銀行カードローンも選択肢に入れる
アコムのような消費者金融では、即日審査や即日融資も可能です。お急ぎなら貸金業者を申し込み先として選ぶのは良い選択でしょう。しかし時間に余裕があるなら、銀行カードローンも選択肢の一つとする方法もあります。
銀行カードローンは、即日審査は不可となりましたし、総量規制と同じように年収の3分の1までの年収規制があります。(銀行側が年収の3分の1を超える貸出を自粛する規制)ただ、貸金業者のように総量規制額を越えて貸付を行うと罰せられるという規制ではないため、少しでも大きな限度額にしたい方はトライしてもよいでしょう。銀行カードローンのメリットとしては金利が低い点が挙げられます。
アコムで増額はできるの?限度額変更のポイント
アコムでは増額は可能です。限度額増額、限度額増枠は必ず審査が伴います。一定期間利用していると、アコムから限度額増額を勧められることもあります。増額を勧められた場合でも、審査は行われるので注意しましょう。
限度額増額は、会員ページ、カードローンデスク、店舗窓口、自動契約機(むじんくん)などでも申込は可能です。
アコム会員ページにログインすると「契約極度額の増額」案内が表示されている方もいるのではないでしょうか。この案内が表示されているなら増額を申し込めます。案内をクリックすれば増額の申込画面となるので、そのまま手続きがスタートできます。

限度額増額の審査後に起こるかもしれないこと
限度額増額の審査に申し込み、無事可決になれば限度額アップとなります。可決ならば問題ありませんが、否決になってしまう場合を予測して気をつけないといけない点もあります。
増額審査が否決になったら、そのまま元の限度額で利用を継続できるなら一安心です。ところが、審査を行うことでこれまでの返済履歴に問題がある、収入が初回申込時より減っている、他社借入が増えているといったことが判明することもありますね。
審査によって、限度額に余裕があっても追加借入できなくなる、あるいは限度額が減額してしまう可能性が発生するのです。増額をアコム側から勧められても同じく、審査結果で限度額が変更になってしまうこともあるのでご注意ください。
アコムの限度額を下げたいけれどできる?
総量規制額に余裕を持たせたい、他のローンやクレジットカードを申し込む際に有利にしたいという場合などに限度額減額、限度額の引き下げは効果的です。借りすぎも限度額を減額しておけば、自動的に防げますね。
ただし、一旦減額してしまうとまた限度額アップしたいときには増額審査を申し込むことになりますので、きちんと検討してから依頼しましょう。
まとめ
アコムの限度額は審査で決まります。審査は総合的な判断なので、年収が多ければ限度額も多くなるというわけではありません。トータルで信用度をアコムが判断し、限度額が決定します。
また、限度額の設定可能範囲は1万円~800万円ですが、初めて申し込む方は50万円以下の設定となることが多いと考えておきましょう。アコムでは増額も可能なので、長期的な利用を想定して限度額を設定するとよいですね。