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アコムの借金を10年放置すると時効が成立する?

 2021/02/12 アコム   93 Views

アコムを始めとする消費者金融からの借金は、時効が成立すると返済する義務がなくなります。

ただ、時効を成立させるには条件や注意点などがあります。

実際に消滅時効が成立して延滞金を含めて500万円以上の借入の返済義務がなくなったという事例もありますが、非常にレアケースです。

時効の成立を狙ってやろうとしても、かなり困難でしょう。

アコムの時効が成立する条件とは

時効成立の3つの条件

アコムやアイフルなどの消費者金融は、一定の条件が揃うと借り主に返済の請求ができなくなります。
これを一般に時効と言い、法律的に借り主の返済義務が消滅します。

時効を成立させるには、以下の3つの条件を満たす必要があります。

最後の返済から5年以上が経過している

借入の時効が成立するためには、アコムなどの消費者金融へ最後の返済をした日の翌日から5年以上が経過していなければなりません。

注意すべきなのは、返済金・支払額の一部、たとえ1円でも返済しているとカウントがリセットされて、またゼロからのカウントが始まることです。

また、過去に裁判を提起されて判決が出ているときには、時効の期間は10年になることにも注意しましょう。

時効の更新となる出来事が発生していない

最後の支払いから5年以内に「時効の更新」になる出来事が起こっていないことも必要です。

時効の更新には、大きく「本人による借金返済の承認」または「裁判所を通じた返済の要求」の2つがあります。

【本人による借金返済の承認】

・一部弁済:たとえ1円といった少額であっても返済すること

・支払猶予願い:借入があることを前提に、支払日の延長をアコムに申し出ること

【アコムが裁判所を通じて返済を請求する】

・訴状:裁判に訴えられた時に送付される書面

・支払督促:少額の支払い請求をする際に届く書面

時効の援用の手続きを取る

時効が成立する期間を経過しても、「援用の手続き」をしなければ借金の返済義務は残ります。

時効の援用とは、時効が成立していることをアコムに主張することです。
決まった方法はありませんが、内容証明郵便などで証拠を残すというのが一般的です。

時効は3つの条件を満たせば成立し、返済義務がなくなります。

本当に時効は成立するか

アコムは簡単に時効成立させない

アコムはお金の貸出だけでなく、回収するのも業務のひとつです。

借金が放置されている状態で、そのまま何もせずに時効を成立させるわけはありません。

時効の更新を狙った対策はしてきますので、時効成立は極めて困難でしょう。

たとえば、アコムから「少額でも良いので、お支払いいただけないでしょうか」と頼まれることもあります。

そのとき「その程度の金額なら払ってもいいか」と返済すると、時効が更新されます。

遅延損害金は発生している

時効が更新されると、時効までの期間のカウントはいったんリセットされますが、遅延損害金は時効とは無関係に発生します。

遅延損害金は支払いを滞納した翌日から毎日ずっと発生し続け、請求金額に上乗せされていきます。

連絡すると時効は更新される

時効が本当に成立するかどうかは、法律の専門家でないと判断が難しいところです。

個人の勝手な思い込みで決まるものではありません。

最後に返済したのが5年以上前だとしても、自分が覚えていないところで借金返済を承認している可能性もあります。

安易に相手方に連絡すると、それを時効の更新として取り扱われることもあります。

時効によるデメリット

事故情報の登録が長期化

一般に、借金の時効を狙うときには「長期延滞」の情報が個人信用情報機関に記録されている状態です。

この「延滞」という情報は一定期間経過すると抹消されますが、「延滞が解消してから5年」などとされています。
借金の時効を待っているとき、延滞はまったく解消していません。

もし時効の援用を適用できても、事故情報も一緒に抹消されるとは限らず、情報開示する必要があります。

消滅時効が成立した後に事故情報が残っているときには、信用情報機関に削除または訂正の申し立てをすることができます。

精神的な負担

アコムからの借入を放置して時効を狙うとしても、いつ時効の更新をされるか分かりません。

そういった危険な状態を5年間維持するというのは、精神的な負担は大きいでしょう。

時効を狙っている間、遅延損害金の発生で返すべきお金が膨らんでいることも不安の材料になります。

時効が援用される5年を間近にしたところで裁判に訴えられる可能性もあります。
裁判に訴えられたら、時効成立までにさらに10年が必要です。

アコムへの返済の放置だけで時効が成立するか

返済義務は消滅しない

アコムなどの消費者金融から借入したお金の返済をストップさせて、そのまま放置しても完全に踏み倒すことは非常に困難です。

というのも、借金を放置しているだけでは、返済義務がなくなることはないからです。

とはいえ、借金の返済は刑事責任ではなく民事責任なので、返済しなかったことで逮捕されるようなことはありません。

ただし、最初から返済しないつもりで借金して、そのことが裁判所で立証されたら懲役10年以下の詐欺罪に問われる可能性があります。

アコムからの借入に関して「10年放置したらもう返さなくていい」と単純に考えがちで、そのようなネット情報もありますが、正確には放置だけでは返済義務は消滅しません。

法的にも返済する必要がなくなるのは、「消滅時効」が成立することが条件です。

【消滅時効】

債権の消滅時効期間は、原則として主観的起算点(債権者が権利を行使することができることを知った時)から5年または客観的起算点(権利を行使することができる時)から10年のいずれか速い方とする。(民法166条

消滅時効成立は5年から10年

消滅時効が成立するまでの期間

借金の消滅時効が完成するまでの期間は、借金をした時期によって異なります。

・2020年3月31日以前の借入

「権利を行使することができるときから10年間行使しないとき」が原則。

消費者金融からの借入の場合、消滅時効期間の起算点は返済期限の翌日からで、返済期日が決まっていないときには契約日となります。

時効期間は借入先によって異なっており、消費者金融などの貸金業者や銀行からの借金は5年、親族や友人からの借金は10年となります。

・2020年4月1日以降の借入

1.権利を行使できると知ったときから5年間行使しないとき

2.権利を行使できることができるときから10年間行使しないとき

消費者金融からの借入では、基本的に返済期限から5年です。

時効の援用手続き

消滅時効を成立させるには、債権者(お金を貸したほう)に対して消滅時効の制度を利用することを伝える「時効の援用」をする必要があります。

時効の援用は、時効の期間が経過した後に、返済義務がなくなったことを債権者に主張することです。そのためには債権者に内容証明郵便で「援用通知」を送る方法が一般的です。

夜逃げすれば踏み倒せるか?

消滅時効を成立させるのは困難です。というのも、債権者によっては時効期間をリセットすることができるからです。いったんリセットされたら、また時効期間はゼロから再度カウントされます。

これを時効の更新と呼び、以下のような方法があります。

・債権者が裁判上の請求を行ったとき

・差し押さえ、仮差し押さえ、仮処分があったとき

・債務者が借金を返済する意思を示したとき

債務者がこっそり引っ越ししても、債権者が住民票を取得すれば転居先を知られる可能性があります。

通常は本人以外が住民票を請求するには委任状が必要ですが、正当な理由や使用目的がある場合には委任状なしでも住民票を取得できます。

さらに、住民票を移動させずに「夜逃げ」してしまえば借金を踏み倒せると言えそうですが、これも困難です。

というのも、債権者は「公示送達」という手続きによって、債務者の居場所が分からなくても裁判を起こすことができるからです。

【公示送達】

訴訟が行われていることを裁判所内に掲示し、被告の債務者に訴状を送ったとみなす手続き。

公示送達によって裁判が起こされると、債務者には借入の残債と利息、遅延金の一括支払い命令が下され、時効期間も10年延長されます。

アコムへの消滅時効の援用をするには

アコムの借入の時効の援用

アコムからの借入を時効にするのは困難なようですが、実際には成功事例は数多くあります。

借金問題を専門とする法律事務所では、消滅時効の援用する手続きも代行しているケースが多く、法的に正式な方法で借金の時効を成立させることが可能です。

アコムからの借入は、基本的に5年以上支払いを滞納すれば時効になるというのが原則です。

ただし、アコムのほうから裁判所に支払督促や訴訟をされたことがあると、裁判から10年経過しないと時効になりません。

借金は時効になれば「時効の援用」をすることによって支払い義務はなくなりますが、単に放置しているだけでは何年経っても時効になりませんし、時効の援用をするまでアコムからのハガキや督促状は止まりません。

ハガキや督促状を止めるには、消滅時効の援用をする必要があります。

アコムの借金を10年放置していたり、アコムの請求を10年以上放置している場合は取り立てが行われる前に消滅時効の援用を通知しましょう。

・アコムの時効

アコムとの取引 消滅時効の年数
アコムからの借入 ・原則5年

・裁判された場合は10年

アコムのクレジットカードによる買い物 ・原則5年

・裁判された場合は10年

時効の援用の費用

アコムに時効の援用を申し立てるには、内容証明郵便の送付が必要になります。

内容証明郵便で時効の援用をすると、この通知をしたことが郵便局によって証明されるメリットがあります。

時効の援用を主張する内容証明郵便は個人で書くことも可能ですが、実際には法律の専門家に依頼したほうが良いでしょう。

【時効の援用を取り扱える法律家】

・行政書士:時効の援用の内容証明書の代書のみ

・司法書士:時効援用の代理人になれるので、内容証明書の作成や送付だけでなく、アコムへの連絡や交渉も可能

・弁護士:あらゆる法律上の代理人となれる

司法書士と弁護士のどちらに依頼するのかという判断は、「アコムの借金の元金が140万円以下なら司法書士、それ以上なら弁護士」と考えればいいでしょう。

【内容証明書の費用の相場】

・行政書士:1万円~2万5000円

・司法書士:3万5000円~5万円

・弁護士:事務所ごとに異なる

時効援用通知書の書き方

時効援用通知書には以下の4点を必ず書く必要があります。

1.債権の内容特定

対処となる借金を特定する記述が必要です。

・借入日

・借入金額

・契約番号(会員番号)

・借入人氏名

・借入人住所

・生年月日

2.時効の完成

この通知では「時効が完成している」ことを書く必要があります。

具体的には最終返済日の翌日から必要な期間が経過していることを記載します。

「最終返済日である○年○月○日の翌日からすでに○年が経過している」と具体的に書きます。

最終返済日が分からなくても、「最終返済日の翌日からすでに○年が経過している」と記載しても構いません。

3.時効を援用すると書く

この通知では「時効を援用すること」を明確に記載する必要があります。

これを書かないと時効援用通知書にはなりません。
単に「この書面をもって時効を援用いたします」とはっきり書きましょう。

4.差出人・連絡先・日付

時効援用通知書には必ず自分の氏名と住所を書いて、差出人を明らかにします。

また、時効援用は「いつ行ったのか」が後日争われることがあるので、必ず通知書を送った日付を記入しておく必要があります。

消滅時効の成功事例

実際に、アコムからの借入に消滅時効手続きをした成功事例は数多く寄せられています。

【成功事例】

・債務の内容:アコムから約140万円を借入し、13年間延滞していた。アコムから「ご返済のお願い」という督促状が届き、延滞金を含めて500万円以上の請求となっていたので、法律事務所に相談した。

・消滅時効のポイント:本人の記憶や残っている資料、届いている督促状の文面から以下の3点を満たしていることが分かった。

1.5年以上、アコムに支払いをしていない。

2.5年以上、アコムと返済の話をしていない。

3.10年以上、アコムから裁判されていない。

・解決方法:アコムに消滅時効援用通知書を送付。本人宛てにアコムから内容証明郵便を受け取ったと連絡があった。本人が電話すると「消滅時効が成立し、500万円の借金がすべてなくなった」という回答を得た。

関わったのは行政書士で、費用として2万5000円がかかったとのことです。

アコムの借金を踏み倒さずに整理するには

任意整理

アコムからの借入を放置して時効を狙うのは、「できないわけではないが、やらないほうが無難」です。

返済できない借金があった場合、つい投げやりになってしまうこともありますが、しっかりと法律の専門家や消費生活センターなどに相談することで、ほとんどのケースで解決できます。

アコムの借金を踏み倒さずに整理にするには、まずは任意整理という方法があります。

これはアコムと交渉して借金を無理なく返済できるように交渉して合意する手続きです。

【任意整理の特徴】

・将来の利息をカットする。

・返済期間を3年から5年にして完済できるようにする。

・毎月の返済額を調整して見直す。

・借金を正しい金利で計算して過払い金が発生していたら減額する。

裁判所を通すことがないため、費用やデメリットも少ないですし生活への影響も少なく済みます。

【任意整理のメリット】

・利息がカットされて元金のみの返済にできる。

・催促、督促、取り立てがなくなる。

・毎月の返済額が減る。

・完済のゴールが見えてくるため、不安が軽減される。

【任意整理のデメリット】

・ブラックリストに載るため、クレジットカードやローンの利用ができなくなる。

個人再生

個人再生は、民事再生法にのっとって裁判所を通じて借金を大幅に減額する債務整理の方法です。

自己破産のように借金が免除されるわけではありませんが、自分の財産を残すことができます。

おおよそ、目指すのは残った借金を原則3年で返済していく手続きです。

自己破産と違って、自分の財産を売却する必要がないという点が大きな特徴です。

「家や車を手放したくない」「借金が400万円以上ある」「借金の理由がギャンブルなどで自己破産ができない」「本人に一定の収入がある」といった点が他の債務整理の方法とは違います。

【個人再生のメリット】

・借金の元本を大幅に減額できる。

・マイホームや車、生命保険などの財産を残せる。

・借金の理由が問われない。

・職業や資格の制限がない。

・強制執行・差し押さえを停止できる。

【個人再生のデメリット】

・手続きが複雑で費用も時間もかかる。

・官報に掲載される。

・ブラックリストに載る。

自己破産

自己破産は、名前だけは良く知られているものの、正しく理解されているとは言い難い状況です。

「普通の生活が送れなくなる」「年金や戸籍に悪影響がある」「解雇される」「選挙権を失う」といったデマ情報は今でも世間に広がっています。

自己破産は生活を再建するための制度で、人権を損なうようなことはありません。

法律で定められた正式な救済措置です。自己破産をしたからといって、何かしらの制限を受けることはありません。

【自己破産のメリット】

・借金すべてが帳消しになる。

・無職や生活保護受給者でも利用可能。

・督促や取り立てから解放される。

・ある程度の財産は残せるし、自己破産後に得た財産は没収されない。

【自己破産のデメリット】

・20万円以上の資産と99万円を超える現金を失う。

・保証人や連帯保証人がいた場合には、その人が借金の返済に迫られる。

・ブラックリストに載る。

・官報に掲載される。

アコムの借金を10年放置すると時効が成立する?まとめ

アコムからの借金は10年放置すれば返済義務がなくなるといったことはありません。

消滅時効の援用という手続きを経て、初めて返済義務から免れます。

とはいっても、なかなか成功することはなく、なるべく債務整理などで解決するように努めましょう。

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